司法書士の予備校の通信講座はどれを選んだらいいのだろうか。
司法書士を受けようと思っている方はまずこうした疑問をもたれているかと思います。
司法書士の予備校の通信講座は大手から格安のものまでさまざまで悩ましいところです。
そこで、本内容では、2021年の最新版の司法書士試験におすすめの通信講座を3つ厳選しています。
本内容を読めば、あなたに合った通信講座が見つかるでしょう。

この記事を書いている人
- 弁理士資格合格
- 行政書士登録可能(弁理士試験合格のため)。ただし未登録。
- 士業で独立開業。
- 経験に基づいた試験勉強法を発信。資格スクエアのYoutubeチャンネルにて勉強法を発信。
予備校の司法書士講座は通信講座にすべき理由
通信講座を紹介する前にこうした疑問をもつ方もいると思います。
「通学講座だとダメなのかな?」
通信講座よりも通学講座を選ぶ方も多いと思いますがおすすめしません。
これは司法書士だけでなく全ての士業の資格に当てはまります。
理由は以下のとおりです。
①通学時間が無駄
②受け身になりがちな聴講
③テキストを丁寧に進めるため全て終わるのにかかる時間が長い
順番に解説します。
①通学時間が無駄
通学講座の場合には電車に乗ったりして予備校に通学しないといけません。通学時間は無駄です。
一方、通信講座は、通学時間が0です。
②聴講は受け身になりがち
聴講は受け身になりがちです。
勉強は自分で主体的にとりくんで頭にたたきこむのが効率的であり、受け身の姿勢では頭に入りにくいです。
一方、通信講座は、理解できないところがあったら元に戻して理解できるまで聞くことができ主体的にとりくめます。
③テキストを丁寧に進めるため全て終わるのにかかる時間が長い
通学講座の場合、用いる1つのテキストを全てやり終えるのに長い時間をかけます。
そうすると、最初に覚えたことはもう忘れてしまいます。
一方、通信講座の場合には、まず試験範囲の全体を短時間で目を通し(俯瞰し)、わからないところをしらみつぶしに繰り返し行うことできます。
以上の理由より通信講座を利用することをおすすめします。
司法書士試験の予備校・通信講座を厳選比較
司法書士試験の人気の通信講座は以下のとおりです。
①大手予備校の通信講座(伊藤塾)
②オンラインに特化した通信講座(アガルート)
③格安の通信講座(スタディング)
大手予備校には「LEC」「TAC」がありますが、ここでは合格実績の高い「伊藤塾」を取り上げます。
以下順番に説明します。
①伊藤塾
伊藤塾(「2022年合格目標 司法書士入門講座 本科生 春夏コース」)のメリットとデメリットは以下のとおりです。
ポイント ■メリット ■デメリット
伊藤塾はあらゆる予備校の中で最も合格者数を輩出しています。
2019年度司法書士試験の最終合格者の52%が伊藤塾の有料講座受講生ということです。
(参考:https://www.itojuku.co.jp/shiken/shihoshoshi/voice/index.html)
伊藤塾は法律系資格の専門の予備校であり、合格者数を多数輩出しているのは厳選された質の高い講師陣が揃っているからといえます。
特にTwitterなどのネット界隈では山村拓也先生がおすすめのようです。
このため伊藤塾だと安心して勉強できるというメリットがあります。
しかし、伊藤塾の価格は高いのがネックです。
もし予算に問題がなければ伊藤塾をおすすめします。
一方、もう少し安い通信講座をお探しならアガルートがおすすめです。
②アガルート
引用:https://www.thg.co.jp/
ポイント ■メリット ■デメリット
「2021年合格目標 入門総合講義」の特徴は、価格が「¥110,600」と安すぎるということです。
伊藤塾の通信講座の価格の25%ほどです。安すぎです。
ではこれで合格できるのかと言うと、残念ながら2018年度から開講と言うこともあり、合格実績はありません。
ただし、アガルートの他の士業の資格講座では高い合格実績を輩出しており、信用度は高いといえるでしょう。
そのため、もしできるだけ費用を安く抑え、しかも合格したら返金制度も利用したいのであればアガルートをおすすめします。
③スタディング
引用:https://studying.jp/shoshi/
スタディングの司法書士講座のメリットとデメリットは以下のとおりです。
ポイント ■メリット ■デメリット
スタディングの特徴は、価格が圧倒的に安いことです。
そうすると質は大丈夫かと思われますが、実際に合格者も多数います。
働きながら1年で合格しました。80%の得点なら合格する可能性の高い試験なので、択一は午前午後7問ずつ間違えることを意識して戦略を組み立てました。この戦略と、要点を絞ったスタディングの講座は相性抜群です。
また基礎講座がそのまま記述対策となっているものとお見受けしました。模試や答練も必要ありません。
寝っ転がってダラダラ勉強できるのも魅力です。短期合格を目指すのであればこれ以上ない講座だと思います。
https://studying.jp/shoshi/monitor.html
合格者の声を見ると複数回受験した方もいらっしゃいますが、上記のとおり1年で合格された方もいるみたいです。
スマホで学習することに抵抗がなく、コストを少しでも抑えたい方はスタディングがおすすめです。
司法書士試験の予備校の通信講座の比較
「伊藤塾」「アガルート」「スタディング」の司法書士講座を比較してみます。
合格実績の高さだけを目指すなら、「伊藤塾」がおすすめです。
コストをなるべく抑えて勉強したいのであれば、「アガルート」「スタディング」がベストです。
ただし、「スタディング」の場合は合格返金制度はなく完全にスマホ学習の形態です。
テキストつきで勉強したいのであれば「アガルート」を選ぶのも十分にありです。
司法書士の予備校の通信講座は安すぎる
ぶっちゃけ今の通信講座の価格は安くなっています。
伊藤塾は相変わらず高めですが、「アガルート」「スタディング」などを選べば、費用を安く抑えることができます。
司法書士の場合、開業して成功すれば、年収1000万円以上を稼ぐことができますし、通信講座の費用は余裕で回収できるでしょう。
司法書士への近道は、教材をすぐに準備して早いうちに勉強にとりかかることです。
司法書士の最大の難関は資格に合格するのではなく、実務を身につけることと集客にあると思ってください。
実務を身につけるにあたり、資格合格は早めにすませておく必要があります。
勉強は継続が重要ですが、行動も重要です。
早いうちに教材を準備してすぐにとりかかることをおすすめします。(すでに受験を始めている同期もいることを忘れずに。)