
屋号のロゴを作りたい。
簡単に作れる方法を知りたい。
こうした疑問に答えます。
筆者は、特許事務所を開業しており、屋号のロゴをすでに作っており、商標登録出願済みです。
商願2021-018307(商標申請中)
筆者の場合、ロゴは自作です。
ロゴはBrandAgentのそれぞれの頭文字の「B」「A」をとった単純なものであり、さらに高級感・紳士感を与えるために色を紺色に統一しています。
一見ロゴは業者に頼まないと難しいなあと思われるかもしれませんが、それほど難しくはないです。コツがあります。
そこで、今回は会社・屋号のロゴの作り方と商標登録までのやり方を解説していきたいと思います。
本内容の構成
1.会社・屋号用のロゴ制作のコツ
2.会社・屋号用のロゴは商標登録すべき?やり方まで解説
3.会社・屋号用のロゴのまとめ
Contents
1.会社・屋号用のロゴの役割は?
まず大前提として、ロゴの役割を解説します。
ロゴの役割は、同業他社との差別化です。
会社(個人事業)のブランドは以下のような流れでできあがります。
事業を開始➤信用と信頼が蓄積されていく➤口コミや評判で拡散されていく
このようにしてブランドが出来上がると、同業他社に対して優位性が出て、商品・サービスを選択されやすくなります。
例えば、コーラを飲みたいと思ったときに、「CocaCola」と、聞いたことのないコーラがあったときに、たいていの人はたとえ「CocaCola」の方が価格が高くても、「CocaCola」を選ぶと思います。
ブランドは開業当初は効果があらわれませんが、5年後、10年後と年数を経つにつれて驚くほどの効果があらわれてきます。
このため価格競争に巻き込まれることなく、安定なビジネスをすることができます。
ただし、ブランドは、ユーザに識別力、すなわち同業他社との区別がないといけません。
単なる会社名(屋号)や商品名(サービス名)だけでは不十分であり、より同業他社と区別力のあるロゴを作っておくことが重要です。
2.会社・屋号用のロゴ制作のコツ
ロゴの役割をふまえて、会社・屋号用のロゴ制作のコツは以下の3つだけです。
- ①ロゴのデザインは簡単にすること(凝らないこと)
- ②簡単だが、有名ロゴとデザインが似ていないこと(商標登録できない場合がある。)
- ③デザインの色はビジネスに合ったものを選ぶこと
ロゴのデザインは凝らないようにしましょう。
理由はデザインを複雑にすると、需要者(ユーザ)に定着してもらえないからです。
マクドナルドの「M」や楽天の「R」やナイキの「✓」など、たいていの有名会社のロゴは単純です。単純にすると、需要者に定着されやすいです。
実際に筆者のBrandAgentもまたロゴデザインはシンプルです。
商願2021-018307(商標申請中)
色も複数を使い分けずに一つに統一してもよいでしょう。
この場合、作り方も単純になるので制作業者に依頼する必要もないです。
ただし、あまりに単純化しすぎると、同業・他業問わず有名会社のロゴと被り易くなるので少々のアレンジは必要となります。
ロゴは会社名(屋号)の頭文字(1文字でも2文字でも)をアレンジしたものでいいと思います。
変に関係のないマークを自分でつけるとショボくなります。
フォントや色の選び方は下記の記事が参考になります。(外部リンク)
フォント。「ロゴ作成に何のフォントを選べばいい?書体選びのヒントと使い分け」
色の選び方。「ロゴデザインの基礎知識」
3.会社・屋号用のロゴ制作のためのツールは?
ロゴ制作のためのツールとしておすすめなのは以下のとおりです。
- ⓵ロゴ制作メーカー「無料」
- ②「Illustlator」(初期バージョンは無料で使えたはず。ただし操作性が難しい)
- ③「FireAlpaca」(無料のペイントツール。優秀。筆者もこれで制作。)
おすすめはロゴ制作メーカーなどで試しに使ってみてそこでペイントツールでアレンジすることです。
FireAlpacaは無料ながら優秀なペイントツールでおすすめです。
解説サイトも豊富なので使いやすいです。
もし面倒なら「Coconala」で依頼してもいいかもです。5,000円~10,000円くらいで対応してもらえると思います。
4.会社用・屋号用のロゴは商標登録すべき?やり方まで解説

う~ん・・・ロゴは商標登録すべきなのかなあ・・・
知財に費用をかけたくないなあ・・・
こうした悩みを持っている方は多いと思います。
もちろんロゴを商標登録すべき法的拘束はありません。
ただし、有名会社のほとんどはロゴを商標登録しています。
商標登録のメリットは他人が似たようなロゴを使用することを排除することです。
同業他社が似たようなロゴで商品やサービスを提供すると、識別力が出ずにブランドが作り上げることができません。
また、不正の目的で同業他社が似たようなロゴをまねても、法的に対応することは難しいです。
そこで、筆者はブランドを作るためには、ロゴは商標登録すべきと思います。
商標登録の費用は、出願から登録までの印紙代(特許庁へ払う費用)40,800円(1区分)です。
自分でもできますし、弁理士を雇う場合、筆者が代行すると成功報酬30,000円頂きます(出願手数料無料)。
もし必要であれば見積もりを作成しますのでご連絡を頂ければと思います。
弊所事務所のHPはこちら。yamatenisan@gmail.comからも可能。
5.会社・屋号用のロゴのまとめ
ロゴの役割をふまえて、会社・屋号用のロゴ制作のコツは以下の3つだけです。
- ①ロゴのデザインは簡単にすること(凝らないこと)
- ②簡単だが、有名ロゴとデザインが似ていないこと(商標登録できない場合がある。)
- ③デザインの色はビジネスに合ったものを選ぶこと
本ブログは独立起業のノウハウについても記事を発信しています。(主に士業向け。)
士業向けの集客方法はこちらの記事をご参考に!
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