
SHARESを使うとお客さんをとれるのだろうか。
使った人の感想を知りたい。
こうした疑問に答えます。
SHARESとは、中小企業向けのクラウド士業相談サービスであり、WEB上で士業と企業(お客さん)がマッチングすることで、士業はわざわざ営業を行わなくてもお客さんをとれることができるシステムです。
士業と企業のマッチングまでの流れは以下のとおりです。
①まずサービスに登録する
②メールでサービスの見積依頼が通知される
③見積もりを登録
④あとは企業からの連絡を待つだけ。連絡が来たらマッチング。
知人の弁理士が「SHARESおすすめ!」と言っていたので使うことにしました。。
1月ほど使いましたのでその感想を士業側から述べたいと思います。
感想は本内容で詳しく述べますが結論から言うと、コツコツ見積もりを登録したけれど「1通も連絡が来ませんでした。」
最悪とまでは言わないですが、個人的にイマイチでした。(筆者の営業力が乏しいからかもしれませんが・・・)
就活でエントリーシートを送っても無視されてきたあの悪夢を思い出しましたw
筆者のやり方に問題があったのかもしれませんし、やり方次第ではお客さんを十分にとれるかもしれません。
しかしながら、時間と労力の割にはそれほどお客さんを獲得できないと思いますし、これだけでは十分に稼げないと思います。
このため、筆者は1月ほど使ってやめました。
ただし、相性もあるかと思いますし、また筆者の使い方が間違っていたかもしれないので、本内容でSHARESを使ってよかった点と悪かった点についてくわしく解説していきたいと思います。
Contents
1.SHARESを使って良かった点は?
良かった点は以下の2つです。
- ①サービス価格が比較的安いこと
- ②見積もりを出すだけ
プラットフォームの使用料として毎月5,000円かかります。
1年で60,000円かかります。
筆者は弁理士であり、商標出願のサービス価格を30,000円に設定しているので、2件マッチングすれば十分に元がとれる価格です。
筆者はひと月でやめたのですが、おそらく1年頑張れば、元はとれるでしょう。(たぶん)
ただし、元はとれるだろうし、数万円は稼げそうですが、あまり十分には稼げないように思います。
お小遣い稼ぎならいいと思いますが、本格的に稼ぎたいと思ったら他の集客方法を見つけた方がよいかなと思います。(筆者はそれでやめました。)
2.SHARESを使って悪かった点は?
悪かった点とその他は以下のとおりです。
- ①見積もりやSHARES専用のサイト作りが面倒
- ②競合が多すぎて仕事がとれない
- ③見積もりを登録した後、仕事がとれなかったのか連絡が来ない
①見積もりやSHARES専用のサイト作りが面倒
商標出願については、見積もり依頼はかなり来ます。(1日1件くらい)
このため、毎日見積もりとコメントを書く必要があるのですが、見積もりについてはテンプレを使えずに毎回入力せざるを得ず面倒です。
コメントはテンプレを使えますが、お客さんによって一部内容を変更しないといけませんのでこれも面倒です。
また、Sharesには、管理画面でShares内のHPのようなものを作ることができます。
これはHPを作っていない方・作る予算がない(自作でも数万はかかる)方にはいいかもですが、すでにHPを作っている場合はまた作るのか・・・と言う気持ちになってしまい面倒です。
②競合が多すぎて仕事がとれない
また、競合が多すぎです。
どんだけ登録しているんだよと思うくらいいます。
まあお手軽ですし、営業もしなくていいので楽っちゃあ楽ですが・・・
このため、競合が多すぎて見積もりを出してもなかなかとれないです。
競合が少ないと言われる弁理士でさえ多すぎなので他の士業ならなおさらでしょう。
③見積もりを登録した後、仕事がとれなかったのか連絡が来ない
見積もりを登録した後に仕事が他の人にとられたのか、企業が検討中なのか、依頼そのものを断念したのかわかりません。
そのまま放置です。
このため、仕事をとるにはどうすべきかといった対策のしようがないというのも悪い点です。
あと補足ですが、これはよくわからないのですが、一部の士業は第3者から報酬をもらって仕事をもらうのは禁止されていたと思います。(弁理士の場合は控えるべきとあります。)
このため、SHARESのシステムってこの「第3者」に相当するようにも思えますし、法的にこれはありなのかよくわかりませんでした・・・(といいつつ筆者も登録したのですが・・・)
これについてはよくわからないですが念のため補足しておきます。
3.SHARESのまとめ
以上、筆者は正直あわなかったのでおすすめしませんが、楽して仕事をとりたいという方にはやってもいいかなと思います。
月額5,000円ですし、まあ言うほど損をすることはないでしょう。
ただし、集客方法は見直した方がよいかなとは思います。
本ブログでは集客方法をいくつか紹介しているのでよかったらご参考に。
-
-
士業の集客方法は大きく3つのタイプがある話【おすすめを1つ紹介】
続きを見る
-
-
行政書士の集客方法はどうすべき?やり方を解説
続きを見る