
行政書士の合格率って10%前後なんだなあ。
低いよなあ。なんで低いのだろう。
こうした疑問に答えます。

この記事を書いている人
- ①行政書士登録可能(弁理士試験合格のため)。ただし未登録。
- ②弁理士一本で独立開業。
- ③経験に基づいた試験勉強法を発信。資格スクエアのYoutubeチャンネルにて勉強法を発信。
2020年度の行政書士の合格率は10.7%です。
※ 一般財団法人 行政書士試験研究センター「令和2年度行政書士試験実施結果の概要」より
つまり受験者数の上位10%しか合格しません。
そうすると、上位10%しか合格できない試験であり、難関試験のように思われるかもしれません。
しかし、行政書士がこれほど合格率が低いのは、難しいからと言う理由ではありません。
本内容では、行政書士がこれほど合格率が低い理由について筆者の考えを述べたいと思います。
本内容の構成
1.行政書士の合格率の推移
2.行政書士の合格率が低い理由はたった1つだけ
3.行政書士の合格率は気にしなくてよい理由
4.行政書士の合格率のまとめ
1.行政書士の合格率の推移
行政書士の合格率の推移は以下のとおりです。
平成27年度 | 13.1% |
平成28年度 | 10.0% |
平成29年度 | 15.7% |
平成30年度 | 12.7% |
令和元年度 | 11.5% |
令和2年度 | 10.7% |
合格率は今後も10~15%ぐらいと思ったほうがよいです。
もしかすると、今後受験者数が増加すると予想され、合格率は上がることはないと思うので10%前後と考えた方がよいです。
つまり、受験者数の上位10%ほどしか合格できない試験です。
これに対し、行政書士の試験は60%以上の得点をとれば合格できますし、ほぼ択一式問題であるので易しいように思えます。
60%以上の得点であればもっと合格率は高くてもいいはずです。
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なぜ合格率は低いのか・・・
2.行政書士の合格率が低い理由はたった1つだけ
筆者の考えでは、行政書士の合格率が低い理由はたった1つだけあります。
それは、行政書士の受験者のほとんどが正しい勉強法を行っていないということです。
受験者の年齢の割合は30代~40代と言われています。
そうすると以下の問題点が発生します。
- ①勉強にブランクがある。ほとんどの人は社会人になって勉強していない。
- ②勉強のやり方がわからない。とりあえず学生の頃の受験勉強と同じやり方で勉強する。➤これが受からない原因
たいていの方は勉強のやり方がわからず、学生の頃の受験勉強と同じやり方で勉強しようとして失敗すると思います。
そして、試験前日まで試験科目を全範囲勉強できずに落ちていますのではないでしょうか。
資格勉強について勉強のやり方に王道というものがあります。
筆者は弁理士試験(短答・論文必須・口述)に一発合格しましたが、その勉強のやり方は王道に近いものでした。
たいていの資格試験の勉強法はだいたい似通っています。
勉強法は詳しくは過去記事で解説していますのでここでは簡単に解説します。
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資格試験の勉強法|1発で合格するために難関資格1発合格のプロが図解で解説
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簡単に解説すると、以下のとおりです。
①基本書を購入し、まずは試験科目の全範囲を読み通す。
②①に代えて、通信講座を購入し、基礎動画を全部見通すことでもよい。
③次に一単元ごとに過去問を解いていく。わからなければ基本書(基礎動画)と過去問の解説を読んで確認。
④③を一通り終えたら解けなかったところだけ繰り返していく。わからないところをしらみつぶす。試験直前まで。
①~④を行うことで試験前日まで試験科目を全範囲勉強できないという問題も解決できますし、試験科目の全範囲を満遍なく記憶させることができます。
予備校の通学講座のように、一単元ごとに丁寧に終えていくステップでは、最後まで試験科目の範囲をカバーできないという問題もでてきますし、最初に勉強してきたところは忘れてしまい非効率です。
行政書士はほぼ択一式試験ですし、試験科目の数も言うほど多くはなく、深く知識を身につけるものでもないと思うので、正しい勉強法で勉強すればだれでも合格できる試験と思います。
にもかかわらず10%くらいしか合格できていないということはほとんどの受験生の勉強法が間違っているのではと思います。
もし、勉強法について詳しく知りたい場合にはこちらの記事もあわせてご覧頂くと効果的です。
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行政書士の勉強時間を500時間で最短合格するための独学勉強法
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3.行政書士の合格率は気にしなくてよい理由とまとめ
行政書士の合格率は10%程度と低いですが、気にしなくてよいと思います。
というのは残りの80%以上は正しい勉強法を知らない・行っていないと考えられるためです。
まずはどういう勉強法をすれば受かるのかを知り、勉強を継続すれば合格することは可能です。
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