行政書士 資格

行政書士に登録しない理由と登録しないとどうなるのか解説

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行政書士に合格すると行政書士会に登録する必要があります。

登録をしないとせっかく合格しても「行政書士」を名乗れないばかりか、「行政書士」の独占業務を担当することができません。

「行政書士」は独占業務資格であるとともに名称独占業務資格です。

しかし、その一方で行政書士の合格者の半分以上は登録をしていないと言われています。

実際に、筆者も弁理士合格者であり行政書士を登録できる権利をもっているのですが、行政書士を登録していません。

では、筆者を含めてなぜ行政書士の登録しない人は多いのか。

本内容では、行政書士になぜ登録しないのか理由を解説するとともに、「登録しないとどうなるのか!?」についてもあわせて解説します。

弁理士やま

この記事を書いている人

  • ①行政書士登録可能(弁理士試験合格のため)。ただし未登録。
  • ②弁理士一本で独立開業。
  • ③経験に基づいた試験勉強法を発信。資格スクエアのYoutubeチャンネルにて勉強法を発信。

本内容の構成

1.行政書士に登録しない人が多い理由

2.行政書士に登録しないとどうなるのか

3.行政書士と登録しないのまとめ

1.行政書士に登録しない人が多い理由

行政書士に登録しない人が多い理由として以下のものが挙げられます。

  • ①「行政書士を本業としないから」
  • ②「行政書士の登録費用が高いから。おおよそ数十万円かかる」
  • ③「行政書士の場合、きちんとしたオフィスが必要になるから。自宅兼業可能。バーチャルオフィス不可。」

 ①「行政書士を本業としないから。本業に必要ないから」

第1の理由として、本業としない、本業に必要ないというのが挙げられます。

行政書士に登録できる人のタイプは大きく以下の3つに分かれます。

  • 行政書士試験合格者(合格者は40~50代が多い。)
  • 他士業(弁理士・税理士・公認会計士など)の資格保有者
  • 公務員を一定期間勤めた方 

まず、合格者の多くは会社員です。行政書士は過去記事で書いた通り、独立に特化した資格であり、会社員であることに行政書士の資格は不要です。

行政書士が就職できない本当の理由【就職先はほぼ独立開業だけ】

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行政書士の資格を会社が推奨するというものもなく、資格手当もつかないと思うので、会社員が登録するメリットがありません。

また、他士業・公務員についても行政書士の業務と関係がなく、登録するメリットがないためたいていの人は登録していません。

筆者も弁理士ですが、行政書士の登録はしていません。

ここで、行政書士の資格をもっていれば、行政書士の独占業務もできておいしいから行政書士の資格もとれるんじゃないの?と思われるかもしれません。

しかし、弁理士の業務で十分食べていけるので業務の幅を広げる必要もなく、登録しません。(弁理士の方が、圧倒的に集客しやすく、稼ぎやすいです。)

②「行政書士の登録費用が高いから。数十万円かかる」

また、行政書士はお手軽に登録できるわけではなりません。

登録費用が高いです。

  • 「登録料」25,000円
  • 「登録免許税」30,000円
  • 「入会金」100,000~250,000円(登録する都道府県で異なる。)
  • 毎月の会費「6,000円」

少なくとも200,000円ほどかかりますし、最高で300,000円ほどかかります。

他の士業の場合、事務所勤務から登録をすることが多く、事務所が登録費用を負担してくれることがあります。

しかし、行政書士の場合、勤務行政書士はほぼなく、即独立が多いため自己負担となります。

このため、金銭的な面で登録をしないという人も多いです。

③行政書士の場合、きちんとしたオフィスが必要になるから

さらにネックとなるのがきちんとしたオフィスが必要となる点です。

というのも登録前に、行政書士会のメンバーが事務所を訪問し、行政書士として適切な事務所であるか確認するからです。

このため、バーチャルオフィスの使用は許されず、オフィスをレンタルするか、自宅兼業する必要があります。

オフィスをレンタルする場合には、場所にもよりますが月額75,000円ほどかかりますので、結構な出費です。

自宅兼業はOKですが、住所をさらけ出す必要もありますし、マンション住まいなら管理会社に許可をもらう必要はあります。

ちなみにマンション住まいなら、事務所兼業とするなら消費税が取られる場合があります。

このため、オフィスを立ち上げることのハードルの高さも行政書士に登録しない人が増えている理由です。

2.行政書士に登録しないとどうなるのか

では、せっかく行政書士に合格しても登録しないとどうなるのか。

何年も登録しないからと言って、合格が無効になるわけではありません。

しかし、「行政書士」を名乗れない、「行政書士の独占業務」を行うことができないという問題があります。

行政書士の独占業務についてはこちらの記事をご参考に。

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 ①「行政書士」を名乗れない

行政書士は名称独占業務資格でもあり、登録をしていない場合、行政書士を名乗ることはできません。

このため、例えば、Twitterや名刺や履歴書などで「行政書士」を名乗ることもできません。

この場合、例えば、「行政書士試験合格者」と名乗ることが適切です。

登録していないのにうっかりと行政書士を名乗ると法的に問題が出てしまうので気を付けましょう。

②行政書士の独占業務を行うことができない

また、行政書士の独占業務を行うことができません。(厳密には有償で。)

このため、登録していないのに、例えば、許認可申請などを有償で行うことができません。

うっかりやってしまうと法的に問題が出てしまいます。

3.行政書士と登録しないのまとめ

以上のとおり、行政書士に登録しない人は多いですが、行政書士はまだまだ稼げると思うので、本業でやるなら登録することをおすすめします。

一方で副業感覚でやるくらいならやめたほうがよいかもです。

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