弁理士

マコなり社長の「UNCOMMON」は商標登録をとれる?弁理士が解説

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士業男子やま

マコなり社長の「UNCOMMON」が商標出願しているから登録できるのか気になるなあ。

悩んでいる人

誰も気にならねえよ

こうした疑問に答えます。

士業男子やま

この記事を書いている人

  • ①弁理士試験(短答・論文必須・口述)1発合格
  • ②中小規模の特許事務所に入所
  • ③中小規模の特許事務所に入所
  • ④大手法律事務所に入所
  • ⑤現在特許事務所を独立開業
  • ⑥2021年公開商標公報事務所ランキング第11位(京都第1位。関西第2位)←NEW(2021/2/5)(https://jp-ip.com/ranking/35733/2)
  • ※資格勉強法を発信。資格スクエアのYoutubeチャンネルにて勉強法を発信。
  • 弁理士の勉強法は「弁理士試験の勉強時間を1,500時間で合格するための勉強法」の記事で解説。

商標出願の情報は特許庁のサイトから誰でも閲覧することができます。

特許庁のサイトによる情報によれば、株式会社divは、2020年7月20日に「UNCOMMON」について商標登録されているようです。(公開日8月4日。)

指定商品は以下のとおりです。

引用:「商願2020-89833の公開情報https://www.j-platpat.inpit.go.jp/t0201」

指定商品は以下のとおりです。

 第41類

ビジネスに関する教育,人材の育成及び能力の開発のための教育,スピーチ・プレゼンテーションに関する知識の教授,論理的思考方法講座に於ける知識の教授,セミナー・研修会の企画・運営又は開催,オンラインによる画像・映像・音楽・音声・文字情報の提供,電子出版物の提供,書籍の制作

第42類

電子計算機用プログラムの提供,電子計算機用プログラムの設計・作成又は保守,オンラインによるアプリケーションソフトウェアの提供,電子計算機用プログラム・インターネットの使用及び操作方法に関する紹介及び説明

商願2020-89833の公開情報https://www.j-platpat.inpit.go.jp/t0201

ここで、筆者が「UNCOMMON」でサーチしたところ、すでに別の会社が「UNCOMMON」で商標登録されているようです。

引用:「特許庁のサイト(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/t0100)赤枠は筆者の追記。」

そうすると、「似たような商標がすでに登録されているから「UNCOMMON」は商標登録されないのじゃないの?」と思われるかもしれません。

しかし、筆者の見解では、これらの商標に対して言えば、非類似と言えるので登録可能性は高いといえます。

「UNCOMMON」はすでに登録されているのになぜマコなり社長の「UNCOMMON」は登録できるといえるのか?

本内容で詳しく解説していきます。

士業男子やま

なお、わたくし弁理士やまはあくまで弁理士の身分でして、ビジネス教育についてはド素人の身でございます。

「UNCOMMON」のビジネスについて肯定・批判など一切言うつもりはございませんし、言う権利もございません。

誹謗中傷なんてもってのほかです!

本内容の構成

1.UNCOMMONが商標登録をとれるといえる理由

UNCOMMONは以下の前提を条件として、商標登録をとる可能性は高いといえます。

前提条件:類似していると思われる先願商標は以下の2つである。

⓵「UNCOMMON」(登録5547310号)

②「UNCOMMON」(登録5762772号)

理由は指定商品・役務が互いに被っていないからです。

(言い換えると指定商品・役務が被っているとアウトです。)

では、指定商品・役務が互いに被っていない、ということはどこからわかるのか。

それは以下の5つのコード(類似群コード)からわかります。

引用:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/t0201(特許庁のサイトから簡単に閲覧できます)

これは類似群コードと呼ばれるものでして、この類似群コードと被っていない指定商品・役務を指定していれば、原則商標が類似していても商標登録できます。

では、「UNCOMMON」と先願商標の2つのそれぞれの類似群コードを比較してみます。

「UNCOMMON」 ⓵先願商標
(登録5547310号)
②先願商標
(登録5762772号)
類似群コード 41A01 41A03 41C02 41D01 41E02 41E03(指定第41類)
42P02 42P03 42X11(指定第42類)
17A01 17A02 17A03 17A04 17A07 21A01 22A01 22A02 22A03 24A03 24C01 24C02 24C04 11A01 11B01 11C01 11C02

見事に被っていません。

マコなり社長の「UNCOMMON」は弁理士を代理人として商標登録をしていますので、あらかじめこのような調査はすでに行っているものと思います。

このように、先願商標との類似を判断する上で役に立つのは「類似群コード」です。

先願商標と区分が異なっていても「類似群コード」が被ることはあります。もし商標登録をする場合、類似群コードを参考にしておくことをおすすめします。

指定商品・役務の類似群コードの調べ方は特許庁のサイトからできます。

参考:「類似商品・役務審査基準

ちなみに、もし指定商品・役務が被っていた場合、ロゴで比較すると非類似を主張できるでしょうか。

 

引用:「特許庁のサイト(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/t0100)」

結論を言うと非類似の主張は難しいと思います。「N」の斜線が左右反転していることとフォントが微妙に違うだけでは、外観が全く似ていないと言えず、類似であると判断される可能性はとても高いです。

 

2.UNCOMMONの商標登録の情報から分かること

以上のとおり、UNCOMMONは商標登録できる可能性は高いといえます。

ここからは余談でして、商標登録は出願から1月くらいで商標出願情報が公開されます。

そして、公開された情報により、会社が今後どのようなビジネスを始めるのかなど有益な情報をつかむこともできます。

 

UNCOMMONの正式な発表が一般向けに行われたのは、2021年1月4日付Youtube動画(「活動休止】新しい挑戦を始めます」)のようです。

一方で、UNCOMMONの商標が一般に公開されたのは8月であり、公開直後にこの商標情報を見れば、株式会社divはUNCOMMONで新しいビジネス(指定役務41類と42類)を始めるのではないかということがある程度推測できるわけです。

第41類

ビジネスに関する教育,人材の育成及び能力の開発のための教育,スピーチ・プレゼンテーションに関する知識の教授,論理的思考方法講座に於ける知識の教授,セミナー・研修会の企画・運営又は開催,オンラインによる画像・映像・音楽・音声・文字情報の提供,電子出版物の提供,書籍の制作

第42類

電子計算機用プログラムの提供,電子計算機用プログラムの設計・作成又は保守,オンラインによるアプリケーションソフトウェアの提供,電子計算機用プログラム・インターネットの使用及び操作方法に関する紹介及び説明

商願2020-89833の公開情報https://www.j-platpat.inpit.go.jp/t0201

このため、一部のyoutuberの中には貸借対照法をもとに株式会社divの会社状況を分析している方もいらっしゃるみたいですが、これはあくまで過去の分析に対し、公開された商標情報は未来の分析をすることが可能となります。

このように、商標などの知的財産の情報から、会社のビジネスの方針をある程度予測することもできます。これは例えば、競合他社のビジネスの方針を予測することに役立つことができます。こういった知財情報を自社の経営戦略に取り入れるやり方をIPランドスケープといいます。

3.商標登録「マコなり社長」の考察

最後にマコなり社長も商標出願されているようです。

引用:「商願2020-103594 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/t0201」

筆者としては、ロゴマークは不要じゃないかなあと思います。

おそらく「マコなり社長」だけでも登録できますし、今後パロってくるyoutuberも出てくると思うので(参考「マコなり社長youtube動画投稿休止と新規事業uncommonについて」、そういうyoutuberに簡単に権利行使するなら「マコなり社長」のみでよかったんじゃあないかと。(ロゴマークありだとセットで類似しているか判断されるので類似性の主張が認められにくくなる。)

そこでご提案ですが、もし「マコなり社長2.0」の商標登録をお考えの場合、ぜひ筆者にご相談いただければと思います。

筆者は商標出願件数100件以上の実績を誇り、しかも「先行調査無料!」「商標出願時の弁理士手数料は0」でして、登録したときのみ弁理士手数料として成功報酬を頂いていおります。

詳しくはこちら。マコなり社長もしご覧頂いていればぜひご検討いただきますようお願いします!

悩んでいる人
結局宣伝かい!

以上

-弁理士

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