
受験や資格試験に落ちる人の特徴ってどんな人?
反面教師としたい。
こうした疑問に答えます。

この記事を書いている人
- ①弁理士。現在独立開業。
- ②大学受験失敗。浪人するも志望校に合格できず。
- ③弁理士試験(短答・論文必須・口述)一発合格。
- ⓸筆者の弁理士の一発逆転談はこちら。
筆者は、大学受験で志望校に合格できず、さらに浪人するも合格できずに失敗しました。
一方で、弁理士試験については短答・論文必須・口述に一発合格して1年ほどの勉強量で合格できています。
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弁理士試験の勉強時間を1500時間で合格する勉強法を合格者が解説する
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筆者は自頭がよいというわけではないです。大学受験の勉強法のやり方が間違っていただけです。
ぶっちゃけ今ではどの資格試験でも合格できる自信はあります。(たとえ司法試験でも。)理由は自分で正しい勉強法を確立しており、その勉強法に沿って継続できる自信があるからです。
筆者の資格勉強法はこちら。
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資格試験の勉強法|1発で合格するために難関資格1発合格のプロが図解で解説
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今回は受験や資格試験に落ちる人の特徴を筆者の経験(筆者が大学受験生だったころの経験)にもとづいて解説していきます。
Contents
1.受験や資格試験に落ちる人の特徴
受験や資格試験に落ちる人の特徴は以下の5つあります。
- ①予備校の通学と受け身だけの聴講。➤(予習➤通学➤聴講➤復習)は時間がかかり非効率。
- ②参考書を無駄に買いまくる。➤結局何も手をつけない。
- ③上級者向けのコースに入りたがる。➤受験生に上級者も初級者も関係なし。受かるか落ちるかの2択だけです。
- ④徹夜で勉強。または夜遅くまで勉強。➤悪習。どうせ夜に勉強すればいいやと勉強しなくなる。
- ⑤目的をコロコロ変わる➤浪人したからもっと難易度の高い大学受けよう➤結局落ちる。
筆者は大学受験生だったころ全て当てはまっていました。笑
筆者の体験談は以下のような感じです。
①予備校(今はなき関西〇理〇院というところ)で片道1時間くらいかけて通学。授業は受け身。特に昼1時ごろから眠い。やる気なし。復習はするがあまり頭に入らない。
②浪人した時に予備校のテキスト以外におすすめの参考書を購入(というか予備校講師が市販の別の予備校が出版する参考書を勧めていた…なんちゅう予備校や…)
③クラス分けで京大進学コースに入り優越感に浸る。マニアックな問題ばかりやり基礎を疎かにしてセンターで壊滅。京大の受験すらさせてもらえず…
④どんどん勉強が夜型にシフトしていき、朝に勉強しなくなる。体調も不便で浪人生の頃は起きるのが遅くなりがち。結局本番でも力が入らず…
⑤最初は大阪市立大学を受験。しかし、せっかく浪人したからと志望校(
神戸大学)を高めに変更。結局受からず…今更ながら浪人するなら志望校は変えるべきでなかった…


大学受験の失敗により、10代最後の貴重な時間と予備校に払った費用(たぶん100万円いくかいかないか)を無駄にしました。
もしこれらのいずれかにあてはまる場合、反面教師として改善していくことをおすすめします。
以下、上記①~⑤の特徴について、更に補足して解説するとともに改善点を解説します。
①予備校の通学と受け身だけの聴講。
これはマジで時間の無駄です。
高等教育では「予習」「通学」「聴講」「復習」のスタイルを取るので引きずられがちですがおすすめしません。
理由は時間がかかることと、聴講はどうしても受け身にならざるを得ずどうしても頭の中に入ってこないからです。
また、こうした学習の形式では全ての範囲を長い時間(1年弱?)をかけて行いますが、それでは復習に間に合いません。非効率です。
これに対し、筆者は予備校の通学ではなく、弁理士試験は通信講座を利用しました。
当時はDVDによる学習です。これにより、通学は不要ですし、自分の好きなタイミング(時間)で視聴できとても効率的です。
また、一気に全部(全範囲)視聴して全体を把握してから、1単元ずつじっくり勉強することで記憶の定着もよくなります。
資格勉強法の参考記事はこちら。
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資格試験の勉強法|1発で合格するために難関資格1発合格のプロが図解で解説
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もう10代~20代のスマホ学習が普及している若い世代にとって、この点は言われなくてもわかると思われるかもしれません。
しかし、問題は大学受験の時にDVDやスマホのような動画学習が普及していなかった30代以降の世代は要注意です。
これから資格を勉強しようと、しばらく勉強しておらず大学受験の頃と同じ勉強のやり方をするとえらい目にあうと思います。
②参考書を無駄に買いまくる。
これも意味ないです。
無駄に買いまくって一通りそろえるとそれだけで満足感がでます。しかし結局手を付けずに落ちます。
参考書をいくつも買いまくるのではなく、1つにしぼってボロボロにするまで何度もやりこなした方が伸びます。
1つにしぼると、記憶を視覚的に定着させることができます。頭の中であのページにこういうことが書いてあった…こういうイラストがあった…というように「絵」が浮かび上がり、この絵が記憶のフックのような役割を果たしてくれます。
また問題集は予想問題集ではなく、過去問のみでOKです。
特に資格試験の場合、アウトプットは過去問だけでOKです。筆者も弁理士試験は問題集は過去問のみ(10年分くらい)でした。
資格の場合、予想問題集というのがそもそもあるのか不明ですがこれは手を出さずに何度も過去問を繰り返し解いてればOKです。
過去問はしらみつぶしに全部とけるようになるまで繰り返しましょう。
③上級者向けのコースに入りたがる。
大学受験も資格勉強も「基本」が重要です。
「基本」ができているかどうか(「基本」の精度)で他の受験生が差別化されます。
逆に「マニアック」な問題が答えられるかどうかで差はつきません。
筆者の体験談を一つ紹介します。
受験生の頃、筆者は難関大の整数問題とかマニアックな問題ばかり解いていました。
大学受験は難しい問題が解ければ自ずと合格できると錯覚していたためです。
そして、実際に神戸大学の数学の入試試験を受けたところ、なんと第4問目に「微分の定義を述べよ。」とたった1行だけの問題が出ました。
筆者は問題の意味がわからずなんだこりゃと混乱してしまいました。結局白紙にしてしまったのですが、後ろから回収された答案を見るとみな「f'(a)=lim(h→0) f(a+h)-f(a)/h」と回答していました。
高校の数学の教科書に載ってる式です。
もちろん結果は不合格でした…
受験でマニアックに走ると基本を疎かになります。そして受験のベテランになっていけばなるほどその傾向は強いです。
受験も資格勉強も基本だけで合格できます。変な方向に走らないようにしましょう。
④徹夜で勉強。または夜遅くまで勉強。
これはやめたほうがよいです。
どうせ夜に勉強すればいいやと勉強しなくなります。
勉強は脳が一番活性化する朝が重要でして、例えば、出社の1時間前に勉強とか朝活することがおすすめです。
⑤目的がコロコロ変わる
最後に目的は変えないようにしましょう。
例えば〇〇の資格がダメだったので別の資格を試すとか目的をコロコロと変えると結局受かりません。
2.受験や資格試験に落ちる人のまとめ
- ①予備校の通学と受け身だけの聴講。➤予備校の通信講座を受ける。独学ならテキストを揃えて主体的に勉強する。
- ②参考書を無駄に買いまくる。➤極力1つにしぼって徹底的にひたすらやる。問題集は過去問だけでOK。
- ③上級者向けのコースに入りたがる。➤基本を疎かにしない。合否の鍵は応用問題が答えられるかではなく基本的な問題を落とさないか。
- ④徹夜で勉強。または夜遅くまで勉強。➤頭がリフレッシュする朝型に勉強。夜は復習。
- ⑤目的をコロコロ変わる➤目的は1つにしぼる。不合格でも目的は変えないこと。
筆者の勉強法はこちらの記事をご参考に。
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