弁理士

弁理士の専門分野で稼げるものはどれか?弁理士が解説

更新日:

悩み太郎

弁理士って専門分野が違うと稼ぎ方も異なるのか。

どの専門分野が稼げるのか知りたい。

こうした疑問に答えます。

弁理士やま

この記事を書いている人

  • ①中小規模の特許事務所に就職。専門分野は「化学」だが「バイオ」「構造物」「IT」も担当。
  • ②中小規模の別の特許事務所に就職。専門分野は「化学」だが「構造物」も担当。
  • ③大手法律事務所に勤務(というか業務委託。個人事業主なので。)専門分野は「化学」だが「構造物」も担当。
  • ④現在特許事務所を開設。メインはなぜか「商標」…。
  • 試験勉強法を発信。資格スクエアのYoutubeチャンネルにて勉強法を発信。
  • 弁理士の勉強法は「弁理士試験の勉強時間を1,500時間で合格するための勉強法」の記事で解説。

前回の記事で稼げる業務ランキングを紹介しました。

>>「弁理士の仕事ランキング【稼げる仕事はどれだ!?】」

記事のなかで、勤務弁理士なら特許がおすすめであることをお話ししましたが、特許と言えど専門分野によって稼ぎやすい分野と稼ぎにくい分野に分かれます。

そこで、本内容では、筆者の経験と知人から聞いた話をもとに、弁理士の専門分野で稼ぎやすいものはどれか解説していきます。

本内容の構成

1.弁理士の専門分野の一覧

2.弁理士の専門分野で稼げるものはどれか?

3.弁理士の専門分野のまとめ

1.弁理士の専門分野の一覧

弁理士の専門分野は基本的に「機械分野」「材料(化学)分野」「電気分野」の3つに分かれます。

ただし、ここではさらに細分化して6つ紹介していきます。

なお筆者の専門は「化学」でして、「バイオ」「機械(の一部)」については経験がありますが、他の分野は聞いた話などがメインです。

  • ①化学分野「花形。おすすめ」
  • ②バイオ・製薬分野「ポスドクバイオの最大救済措置。超おすすめ」
  • ③機械分野「文系でも活躍している方多い。」
  • ④電気分野「大手は単価が安くおすすめしない」
  • ⑤遊技機分野「大穴。」
  • ⑥IT分野「文系でも活躍している方多い。」

順番に解説していきます。

①化学分野

  • 専門なら明細書を書きやすい。クレームは楽。
  • 単価も標準的でよし。25~30万円/1件。
  • 日本で出願した案件が外国でも出願されやすく稼ぎやすい。
  • 化学の明細書が書ければ食いっぱぐれはなし。
  • ただし、化学一本で独立開業は難しい。
  • 仕事のやり易さ「A」
  • 仕事の稼ぎ易さ「A」
  • 独立のしやすさ「C」

専門分野が化学なら弁理士はおすすめです。

特に、依頼の分野は高分子系が多く、高分子出身なら仕事は困らないでしょうし、転職も引く手あまたと思います。

専門分野の優位は、高分子>無機>有機の順かなと思います。

特許出願の1件あたりの単価も標準的でよく(価格競争がおこりにくい)、外国出願も多いので稼ぎ易い専門分野です。

ただし、勤務弁理士の場合なら花形ですが、独立開業を始める場合、仕事がとりにくいです。

というのも化学メーカーのほとんどは、大手か中小規模の特許事務所に依頼するからです。

筆者も化学の特許出願の経験が豊富であり、相当自信があるのですが全然化学メーカーから依頼はきていません笑

②バイオ・製薬分野

  • 明細書は一番楽(と言われている)。論文を書いた経験があるならやり易い。
  • 単価が高め。1件当たり50万など普通にある。
  • 特に製薬は出願する外国の数が半端じゃなく1出願で相当稼げる。
  • バイオができる弁理士のニーズは高い。
  • バイオ系のベンチャーも多く、バイオで独立開業は可能。
  • ポスドクバイオが(おそらく)唯一輝ける最後の希望。それがバイオ系弁理士。
  • 仕事のやり易さ「S」
  • 仕事の稼ぎ易さ「A」
  • 独立のしやすさ「B」

バイオ系なら特に弁理士はおすすめです。

特に院卒以上であり、論文を書いた経験があるならその経験はフルに生かされます。

というのも、バイオの特許明細書はほぼ論文に近い形であるからです。

また依頼先のクライアントもベンチャーから大手まで幅広く単価も高めであり、製薬系も担当できれば相当稼げます。

またバイオの場合、装置の依頼も来ることが多く、構造物の明細書も書ければ無敵です。

大手は厳しいかもですがベンチャー系なら独立開業しても仕事がとれそうな感じですので独立志向の方にも有利です。

特にポスドクで進路に迷っている方におすすめです。

機械分野

  • 作用効果はわかりやすいものが多い。簡単な構造物であれば文系もできる。
  • ただしクレームを作るのが難しい。図面のラフスケッチが上手くかけると有利。
  • 単価は標準的。1件あたり25~30万円。
  • 中小企業から大企業まで以来の幅は広い。
  • 外国出願はまちまち。
  • 中小企業であれば独立開業しても依頼はくる。
  • 仕事のやり易さ「B」
  • 仕事の稼ぎ易さ「B」
  • 独立のしやすさ「B」

機械系は簡単な構造物から複雑な構造物まで幅広いです。

簡単な構造物の明細書を書けるようになると他の分野でも役に立ちますし仕事の幅が広がります。

また、中小企業であれば独立開業した個人の特許事務所でも依頼はくると思いますし、おすすめの専門分野です。

簡単な構造物であれば文系の方でも対応可能と思います。

 ④電気分野

  • 大手の電気メーカーは単価が安めの傾向。価格破壊がおきやすい。
  • 一部の大手電機メーカーは内製化。いきなり仕事が来なくなる恐怖も。
  • 外国出願はまちまち。
  • 弁理士が儲からないとか不満を言っている人が多いのは電気からが多い印象(あくまで筆者の印象です。)
  • 仕事のやり易さ「A~B」
  • 仕事の稼ぎ易さ「C」
  • 独立のしやすさ「B」

すんません。

電気は専門でないんでよくわかんないんですが、大手の電機メーカーの単価は安すぎというのはよく言われます

またメーカーが特許出願を内製化するのは全体でみるとあまりないんですが、あるとすれば電機メーカーが多いです。

正直、日本の電機メーカーって今は停滞気味ですし、他の専門分野と比べるといまいちかもしれません。

遊技機分野

  • 明細書のボリュームは大きいが、過去の文献を使いまわししやすい。
  • 一定の出願依頼があり、単価が高い。1件50万以上。
  • パチンコなので外国出願はほぼなし。(当たり前か。)
  • 独立開業しやすいかは微妙。いずれもクライアントは大手メーカーのため。
  • 仕事のやり易さ「A」
  • 仕事の稼ぎ易さ「S」
  • 独立のしやすさ「C」

遊技機とありますがたいていパチンコ関連です。

これがまた儲かるらしいです。とある独立弁理士は、パチンコが儲かるからと勉強のためにパチンコ屋でアルバイトをしようとしたらしいです。

1件当たりの単価は相当高いです。1件当たりの明細書のボリュームも多めですが、過去の特許文献を使いまわせるみたいなんでさほど労力もかからないでしょう。

パチンコと言うと抵抗がある方もいると思いますが、電気出身で稼ぎたいならおすすめの分野です。

⑥IT分野

  • クレームも書きやすく文系でも明細書を書けやすい。
  • 単価は標準的。
  • 外国出願も多い。
  • ベンチャーが多く、独立開業で仕事をとりやすい。
  • 仕事のやり易さ「A」
  • 仕事の稼ぎ易さ「A」
  • 独立のしやすさ「B」

IT系は数件担当したことがありますが、クレームは比較的書きやすい印象です。文系でも担当している方が多いです。

また、外国出願も多く、ベンチャーが多いので勤務弁理士でも独立弁理士でも稼ぎ易いといえます。

2.弁理士の専門分野で稼げるものはどれか?

仕事のやり易さ 仕事の稼ぎ易さ 独立のしやすさ 総合評価
化学 B+
バイオ・製薬
機械
電気 A~B B-
遊技機
IT A-

まとめると、特におすすめは「バイオ・製薬」「遊技機」「IT」あたりです。

勤務弁理士限定なら「化学」もおすすめです。

もしこれらのバックグラウンドをおもちなら弁理士を目指すのもありと思います。

弁理士試験の勉強法についてはこちらの記事をご参考に。

>>「弁理士試験の概要・ガイドの合格まとめ記事

 

商標に強い京都の特許事務所BrandAgent
中国商標の調査ツールの格安はこちらから
Webサイト制作の作成料が¥100,000!詳しくはこちら

-弁理士

Copyright© 弁理士やまの知的な日常 , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.