行政書士 資格

行政書士は食えないのは嘘だが簡単には稼げない理由とは?

更新日:

悩み太郎

行政書士って食えないと言われるけど本当かなあ。

稼ぐコツとかも知りたい。

こうした疑問に答えます。

 

弁理士やま

この記事を書いている人

  • 行政書士登録可能(弁理士試験合格のため)。ただし未登録。
  • 弁理士で独立開業。
  • 経験に基づいた試験勉強法を発信。資格スクエアのYoutubeチャンネルにて勉強法を発信。

結論を言うと、ネットで言うほど行政書士が食えないというのは嘘ということになります。

ただし、簡単に稼げるわけではないので注意も必要です。早くて1年ぐらい、通常3~5年は覚悟しておいたほうがよいです。

筆者は行政書士の有資格者ですが、弁理士に登録しており、こちらの方が稼げるので行政書士は登録していません。

>>弁理士試験については「弁理士試験の概要・ガイドの合格まとめ記事」の記事をご参考に。

本記事では、行政書士が食えないのは嘘である理由と簡単に稼ぐことはできない理由を解説し、稼ぐために重要なコツを解説していきます。

本内容の構成

1.行政書士が食えないのは嘘である理由

2.行政書士は簡単に稼ぐことができない理由

3.行政書士が食えないのは嘘であることのまとめ

 

1.行政書士が食えないのは嘘である理由

ここでは「食えない」というのは、独立開業して「生活ができない」レベルを想定しています。

生活ができないレベルというのは、具体的には300万円未満あたりを想定しています。

食えないのは嘘である理由は以下のとおりです。

① 行政書士の仕事のニーズは高い

② 単価が大きい

③ 行政書士の業務範囲が広すぎてすみわけができる

順番に解説します。

① 行政書士の仕事のニーズは高い

行政書士の主な仕事は、官公署への書類を提出する仕事であり、具体的には許認可の申請(建設業、不動産業、飲食店といった営業許可など)です。

具体的な仕事の話は「行政書士の仕事内容を仕事がないのかも含めてわかりやすく解説」の記事で解説しています。

許認可の申請の代行は行政書士の資格をもたないとできません。

このため、参入障壁が高く、行政書士の仕事のニーズは今も高いといえます。

 

よく、士業の仕事がAIに置き換わるとか言われていますが、今のところ、行政書士の仕事についてはAIに奪われそうになりません。

税理士の場合、確定申告の申請などは「freee」などのツールによって仕事を奪われているように思われますが、行政書士の場合、「freee」などのツールに相当するものはまだ台頭していませんし、行政書士の仕事は幅はあまりにも広すぎるので、全てがAIに奪われるのは仮にあったとしてもだいぶ先になります。

このため、AIに仕事を奪われるかどうかは心配する必要はなくてOKです。

② 単価が大きい

行政書士の単価は大きいことも理由に挙げられます。

具体的な単価の相場は以下のとおり。

  • 医療法人、宗教法人の設立の許認可➤報酬額50万円以上
  • 建設業の設立の許認可      ➤10~50万円未満
  • 飲食店営業許認可        ➤数万円

※参考:https://www.youtube.com/watch?v=Nka4qnEmbh8

許認可の申請を月に6件ほど担当すれば、それだけでも月50~100万円は稼げます。

また行政書士の仕事は書類の作成のため、ランニングコストもそれほどかかりません。

このため、借金もしにくく、食えないということはありません。

参考:「行政書士の仕事内容を仕事がないのかも含めてわかりやすく解説

③ 行政書士の業務範囲が広すぎてすみわけができる

また行政書士の業務分野の範囲は広すぎますし、新しい業務分野も増えてきます。

具体的な業務分野は以下のとおり。

  • 「建設業許可」
  • 「封営業許可」
  • 「創業融資」
  • 「産廃業」
  • 「相続業」

最近では、ドローンの仕事なども増えてきており、新しい分野に対する行政書士のニーズは高いといえます。

ここで、「しかし行政書士の廃業率は3年以内で90%じゃないの?」と思われるかもしれません。

しかし、この話も気にしなくてOKです。

行政書士の廃業率は3年以内で90%以上は気にしなくていい理由

理由は、行政書士の登録者のほとんどが本気で行政書士をやろうとは思っていないからです。

登録者のうち60代以上の割合は5割を超えていますし、なかには副業感覚ではじめている方も多いでしょう。

登録しただけで何もやっていない方が多いので、統計的に3年以内で90%以上が廃業というデータになっていまいます。

これは行政書士試験の合格率と似ています。

行政書士試験は士業の中で比較的やさしい試験ですが、合格率が10%以上と言うのは受験資格がだれでもあるということで、記念受験の受験生が多すぎて結果的に合格率が低くなる、ということと似ています。

>>「行政書士の難易度と偏差値は簡単な方ではない理由【合格率はとても低いです】

 

以上の理由から行政書士は食えないことはないですが簡単に稼ぐことはできない点に注意してください。

以下に理由を解説します。

2.行政書士は簡単に稼ぐことができない理由

行政書士は簡単に稼ぐことができない理由は以下のとおり。

 ①とはいうものの、登録者数が多すぎる(競争が激しい)

 ②単発的な仕事が多く、営業を続けないといけない

順番に解説します。

 ①とはいうものの、登録者数が多すぎる(競争が激しい)

行政書士の登録者数と他の士業の登録者数のデータをのせておきます。

  •  行政書士 46,205名
  •  司法書士 22,283名
  •  弁理士  11,613名

行政書士の登録者数が圧倒的に多いことがわかります。

そのため、行政書士の資格だけもっていても仕事はもらいにくいことは覚悟してください。

だいたい2~3年くらいは営業をがんばって続ける必要があります。

>>「行政書士って儲かるの?稼げるの?【リアルなお金の話】を現役の行政書士がお伝えします!

差別化のためには、ダブルライセンスよりも、業務分野の範囲と営業地域をしぼって差別化することがおすすめです。

>>「行政書士と司法書士と弁理士の違いとダブルライセンスはやめとけと思う理由

 ②単発的な仕事が多く、営業を続けないといけない

また、行政書士の仕事は他の士業とはことなり、単発的な仕事が多いです。

例えば、許認可の場合、申請を終えるとそこで終わりとなりますし顧問契約と言うのもまれなケースです。

このため、今月は大きく売り上げをあげても、来月は売り上げが大きくダウンということは普通にありえます。

>>「行政書士 売上発表(開業8〜10ヶ月目)

このため、たえず営業をつづけないといけずマーケティング能力をみにつける必要があることに注意してください。

 

また、あなたが行政書士の試験を受けようと考えている場合、最短で合格するようにすることがおすすめです。

資格の合格はあくまで通過点であり、ここに時間をかけるべきではありません。

最短の勉強法は「行政書士の勉強時間を500時間で最短合格するための勉強法を有資格者が解説」の記事でも解説していますので参考にしてみてください。

3.行政書士が食えないのは嘘であることのまとめ

食えないのは嘘である理由は以下のとおりです。

① 行政書士の仕事のニーズは高い

② 単価が大きい

③ 行政書士の業務範囲が広すぎてすみわけができる

ただし、副業や小遣い稼ぎでやることはおすすめしません。

>>「行政書士で副業・小遣い稼ぎはやめとけ・稼げないといえる理由」

行政書士の勉強は最短で合格することをおすすめします。勉強法は「行政書士の勉強時間を500時間で最短合格するための勉強法を有資格者が解説」の記事をご参考に。

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