「社労士の勉強時間ってどれくらい?
最短で合格するための勉強法のコツも知りたい。」
こうした疑問に答えます。
結論から言うと、社労士の勉強時間は800~1000時間と言われています(フォーサイトの公式HP)
社労士の資格は難関資格と言われており、合格に必要な勉強時間と勉強法をしっかりと理解する必要があります。
そこで、本内容では社労士の勉強時間についてさらに深堀するとともに、800時間以内で合格するための最短勉強法を解説します。
本記事を読めば、社労士に必要な勉強時間と最短で合格するための勉強法のコツを理解できるでしょう。
目次
Contents
1.社労士の合格に必要な勉強時間は800~1,000時間
独学の場合 | 通信講座の場合 | |
---|---|---|
勉強時間 | 800~1,000時間 | 500時間 |
社労士の合格に必要な勉強時間は、フォーサイトの公式HPを参考にしています。
社労士の場合には、独学の場合には、1年間の勉強量が必要です。
一方、通信講座の場合には、半年ぐらいの勉強量が必要でして、「社労士の予備校・通信講座を徹底比較【格安あり】」の記事でおすすめを紹介しています。
2.社労士の勉強時間は行政書士とほぼ同等
社労士 | 行政書士 | 宅建 | |
---|---|---|---|
勉強時間 | 1,000時間 | 800~1,000時間 | 250時間 |
他の士業の資格と合格に必要な勉強時間を比較してみましょう。
行政書士とほぼ同じくらいの勉強時間が必要です。
参考:「行政書士の勉強時間は何時間で独学合格できる?勉強法と過去問の使い方も紹介」
しかし、宅建の勉強時間よりもはるかに勉強する必要があることがわかります。
社労士の場合には、試験科目の範囲が広すぎて、勉強時間も半年から1年は確保したほうがよいです。
では、社労士の試験科目にどのようなものがあるのか以下に見てみます。
3.社労士は独学で勉強すると勉強時間がかかりすぎる
社労士試験は独学でも合格は可能ですが、勉強時間がかかりすぎます。
理由は上記のとおり、試験範囲が膨大にあり、しかもどれかを重点的に勉強すればよい試験ではないからです。
すべての試験を満遍なく効率よく勉強する必要があります。
このため、市販のテキストに頼るよりは、合格実績のある講師のもとで学んでいくことがかしこい進め方です。
社労士の通信講座は、たくさんありますが、以下の記事では厳選したものを比較検討しています。
今は、社労士の通信講座の価格は数万円でたり、1発で合格して開業がうまくいったり、年収が上がればすぐに回収できます。
4.社労士の勉強時間を最短で合格するための勉強法
では社労士の勉強時間に最短で合格するための勉強法を解説していきます。
まず社労士の試験科目を知りましょう。
4.1.社労士試験の試験科目
選択式 | 択一式 |
10:00~11:50 | 13:20~16:50 |
1問 | 労働基準法(7問)+労働安全衛生法(3問) |
1問(徴収法を除く) | 労働者災害補償保険法(7問)+徴収法(7問) |
1問(徴収法を除く) | 雇用保険法(7問)+徴収法(3問) |
2問 | 労働管理その他の労働に関する一般常識(5問) 社会一般に関する一般常識(5問) |
1問 | 健康保険法(10問) |
1問 | 厚生年金保険法(10問) |
1問 | 国民年金法(10問) |
合計8問 | 合計70問 |
選択式というのは文章の一部が空欄となっており、その空欄を選択肢で埋める問題です。
択一式というのは5つの文から正しいもの(まちがっているもの)を選択する問題です。
全部で8問出題されます。
たったの8問なので、簡単そうに見えますが、そのうちの2問はとても難しく、残り6問を以下にミスなく回答できるかが合否の分かれ目です。
また、全部で70問あり、試験時間は210分であることから、1問あたりの回答時間は3分しかありません。
時間も限られていることに注意してください。
さらに、以下では各試験科目を簡単に解説します。
1.労働基準法
労働者を守るための法律です。年次有給休暇・労働条件・賃金・就業規則を学びます。
2.労働安全衛生法
作業現場での危険や健康障害から守るための法律です。
3.労働者災害補償保険法
いわゆる労災保険に関る法律です。
4.雇用保険法
失業保険、高年齢者雇用継続給付、育児休業給付などを定めた法律です。
5.労働保険徴収法
労働者災害補償保険と雇用保険を維持するために事業主と労働者から保険料が徴収されます。この保険料の徴収の仕組みに関する法律です。
6.労務管理その他の労働に関する一般常識
上記以外の法律の労働者に関する法律全般についての一般常識問題です。
7.健康保険法
医療費を国が援助する制度に関する法律です。
8.国民年金法
自営業者などが対象の国民年金に関する法律です。
9.厚生年金保険法
サラリーマンなどが対象の厚生年金に関する法律です。
10.社会保険に関する一般常識
上記の社会保険以外の法律に関する様々な法律から出題されます。
4.2.社労士試験の最短合格法は3つのステップをとる
最短合格法は以下のとおり。
1.基礎・入門講座・動画をざっと全部見る
2.一単元ごとに見直し、過去問を解いていく
3.過去問で解けなかったところを重点的に復習していく
社労士は全部選択肢問題なので、1~3のステップがおすすめでして、効率よく勉強しましょう。
アウトプットは過去問で十分です。
何度も繰り返し解いていくことでわからなかったところをしらみつぶしでつぶしていき、理解度を深めていきます。
詳しくは「資格試験の勉強法|1発で合格するために難関資格1発合格のプロが図解で解説」の記事でも解説しています。
動画はこちら。
4.3.社労士の勉強時間を最短で合格するためにやってはいけないことを知る
社労士の勉強時間を最短で合格するために、まずはやってはいけないことを知りましょう。
やってはいけないことは以下の2つです。
- 過去問を疎かにする
- マニアックな問題を解こうとする
資格試験では過去問の対策はとても重要です。
特に択一式・選択式のみであり、試験範囲が広い社労士なら一層重要です。
過去問の対策は合格への近道であり、過去問をマスターするだけで試験の半分くらいは制圧したようなものです。
それにもかかわらず過去問をしっかりと対策していないのであれば合格から遠ざかってしまいます。
また、受験歴の長い人は、マニアックな問題を解こうとする傾向にあり、基本的なことを疎かにしがちです。
しかし、合格にマニアックな問題を解くことは要求されていません。
また、ただでさえ試験科目が広いのにマニアックな問題を解こうとすることはとても効率が悪いです。
確かに社労士試験は、難しい問題も出題されます。
しかし、合格ラインは6~7割なので3割くらいは落としても良い試験です。
誰もが解ける基本的な問題は確実に解けるようにしましょう。
6.社労士の勉強時間・勉強法のまとめ
独学の場合 | 通信講座の場合 | |
---|---|---|
勉強時間 | 800~1,000時間 | 500時間 |
1.通信講座の基礎・入門動画をざっと全部見る
2.一単元ごとに見直し、過去問を解いていく
3.過去問で解けなかったところを重点的に復習していく