弁理士試験

【2021年】弁理士試験の日程と試験科目を合格者が解説

更新日:

悩み太郎

弁理士試験を受けようかなあ。

今年の日程と試験科目を知りたい。

こうした疑問に答えます。

弁理士やま

この記事を書いている人

本内容は以下の3つの内容にしぼって解説します。

1.弁理士試験の受験資格・日程・合格率

2.弁理士試験の試験科目の内容・知的財産について

3.弁理士試験の勉強時間・勉強法・合格のコツ

1.弁理士試験の受験資格・日程・合格率

以下では、受験資格・日程・合格率について解説します。

1.1.弁理士試験の受験資格

ちなみに合格最年少は19歳らしいです。

1.2.弁理士試験・合格後の登録までの日程の流れ

受験願書から弁理士の登録までの流れを以下に示します。(参考:特許庁HP「弁理士試験の概要」)(令和3年最新版)

日時 費用
1.受験願書の交付・入手期間 令和3年3月1日~5月21日
インターネットによる請求は3月26日まで。
¥0
2.受験願書の締め切り 令和3年3月1日~5月21日 受験手数料:¥12,000
※短答式筆記試験
一部科目免除・選択科目免除の申請
令和3年2月26日(消印有効)
お早めに!!
¥0
3.短答式筆記試験 令和3年7月中旬~下旬を予定 ¥0
4.論文式筆記試験(必須科目) 令和3年8月中旬~下旬を予定 ¥0
5.論文式筆記試験(選択科目) 令和3年9月中旬~下旬を予定 ¥0
6.口述試験 令和3年12月中旬~下旬を予定 ¥0
7.最終合格発表・合格証書受領 未定 ¥0
8.研修 未定 ¥118,000
9.登録 研修修了後 ¥95,800+月額¥15,000

参考:「令和3年度弁理士試験の実施日程等について

注意ポイント

  • 受験願書に受験手数料を特許印紙としてはりつけます。特許印紙は郵便局で入手可能
  • 特許印紙を収入印紙と間違わないようにしましょう。
  • 研修期間は1か月ほど。費用は高いですが特許事務所勤務なら事務所が負担してくれることが多いです。
  • 入会費と登録料もあわせると¥300,000くらいかかります。事務所に出してもらいましょう。

1.3.弁理士試験の合格率

平成28年度 平成29年度 平成30年度
合格率 7.0% 6.5% 7.2%
合格者平均年齢 37.2歳 37.0歳 37.6歳

 参考:特許庁HP「過去の試験統計」

 弁理士試験のここ最近の合格率・合格者平均年齢を上の表にまとめます。

 上の表からみると、合格率は低めであり、一見すると、難しい試験であるように思えます。

 しかし、合格者平均年齢が高いことがわかります。

 弁理士試験の受験者層は実際に30代~40代の社会人が多いです。

 この年齢の社会人だと勉強にあてる時間がなかなかとれません。

 つまり、弁理士試験は難しさの要因は、試験問題自体というより、忙しくて時間をとりにくい人の集まる試験であることが大きいです。

 弁理士の難易度については過去記事でも解説していますが、それほど難易度は気にしなくてOKです。

参考:「弁理士試験の難易度と合格率はぶっちゃけ気にしなくてもよい理由

 重要なのは、仕事と勉強をバランスよく継続すること、誰もが解ける問題を絶対に落とさないことです。

2.弁理士試験の試験科目の内容・知的財産について

短答式試験 論文式筆記試験(必須科目) 口述試験
出題形式 五枝択一 記述形式 面接形式
試験時間 3.5時間 特許・実用新案:2時間
意匠:1.5時間
商標:1.5時間
特許・実用新案:10分ほど
意匠:10分ほど
商標:10分ほど
合格基準 ・65%以上の得点率
・1.~5.までの各科目40%以上の得点率
・54点以上
・各科目47点以上
A・B・Cの3段階評価のうち、Cの評価が「1.~3.のうち」2つ以上ないこと
1.特許・実用新案に関する法令
2.意匠に関する法令
3.商標に関する法令
4.工業所有権に関する条約
5.著作権・不正競争防止法

試験科目と出題形式・試験時間・合格基準をまとめると上の表になります。(参考:特許庁HP「弁理士試験の概要」)

なお、弁理士試験には、これらの試験に加えて、論文式筆記試験(選択科目)もあります。

選択科目については過去記事をご参考に。

 

「短答試験」難易度「A」

 試験問題の形式は、マーク式の試験で5つの選択肢から正解を1つ選ぶ五枝択一形式です。

 合格基準について、年度ごとにかわります。短答式試験の場合、最低65%(39点)はとる必要があります。

 また、上の1.~5.までの各科目の得点率を40%以上とる必要があります。

 合格すると2年間短答式が免除されます。

 五枝択一形式なので一見簡単そうに思えますが、合格率は約20%と低めであり、難関です。

 理由は、出題範囲が膨大であること、5つの選択肢の中から正しいものはいくつあるかという、選択肢の全ての正誤を判断しないといけない「いくつあるか問題」が多いからです。

 短答試験に合格するために、条文の細かいところからも出題され、条文をほぼ完ぺきにマスターする必要があります。

短答試験の攻略法は「弁理士試験の短答試験攻略方法を1発合格した弁理士が解説します」の記事をご参考に。

②論文式筆記試験(必須科目)難易度「S」

 必須科目は特許実用新案法、意匠法、商標法の3つに分かれています。

 これらのそれぞれの合格基準点を満たさないと合格できません。

 必須科目では主に、条文の趣旨を論述させるか、あるいは事例問題を解くかの2つのパターンです。

 この論文試験(必須)が最難関であり、合格が難しいです。

 試験の際に、法令集をもらえます。このため、短答式と異なり、条文を丸暗記する必要がありません。

 条文を暗記するのではなく、条文の趣旨を理解すること、さらには条文をうまく事例にあてはめられることが必要です。

論文攻略法は「弁理士試験の論文の攻略法を論文必須に1発合格した弁理士が教えます」の記事をご参考に。

③「口述試験」難易度「D」

 「特許実用新案法」「意匠法」「商標法」の3つについてそれぞれ試験官による口頭試問を受けます。

 この試験が最後の試験ということもあり、一番緊張する試験です。

 内容は条文の暗唱、趣旨を言えるかどうか面接形式で行います。法令集は見ることができます

 一昔前は、とても難しい試験で合格率は6割ほどしかなかったときもありました。

 しかし、今は合格率は100%に近いです。

 攻略法は弁理士の口述対策を一発合格者が解説【1番怖いのは〇〇すること】の記事をご参考に。

3.弁理士試験の勉強時間・勉強法・合格のコツ

 弁理士試験に必要な勉強時間は3,000時間といわれています。(参考:https://www.shikaku-square.com/media/benrishi/088-patent-attorney-exam-study-time/)

 しかし、これはあくまで目安であり、独学で勉強するか、通信講座で勉強するか、論文式筆記試験の選択問題は免除であるか否かなどで変わってきます。

 筆者自身は、1,500時間ほどの勉強量で合格しており、勉強法のコツされつかんでいけば、最短でも合格はできます。

 勉強法・合格のコツとしては、以下のものがあげられます。

  • 条文集をノート代わりにして、これを毎日見直す。
  • 膨大な範囲なのでまずは動画など敷居の低いところで全部の範囲をさらっと見通す。
  • 教材は必要最小限としてあれこれ手を出さない。条文集・青本(条文の趣旨の解説)・予備校の通信講座・判例集・過去問集の5つがあればOK
  • これらの5つのセットを使って、何度も反復学習。わからないところはしらみつぶしにつぶしていく。

 自身の体験談から、これらの4つのポイントが重要です。

 勉強法の記事は以下の記事をご参考ください。

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