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弁理士のまとめ(試験・仕事内容・難易度・勉強法・独学できる?)

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弁理士という職業を聞いたことはないでしょうか。

弁理士は、特許・商標を中心とする知的財産の専門家です。

本記事を読んだ方は、弁理士にちょっとでも興味をもたれているのではないでしょうか。

ただ、弁理士試験の日程や難易度がよくわからないとか勉強時間や勉強法、独学で合格できるのか知りたいという方も多いと思います。

そこで、本記事では弁理士が弁理士試験についてわかりやすくまとめましたので、本記事を読めば弁理士について理解を深めることができるでしょう。

最後までご覧いただければと思います!

1.弁理士試験の受験資格と日程と概要

 まず、受験資格ですが、成年の方ならほぼ誰でも受けることができます。

 学歴や国籍も関係ありません。

 ただし、願書請求期間に注意してください。

 例年、3月上旬~4月上旬です(インターネットの場合は、2月上旬~3月下旬)

 これを過ぎると、その年の弁理士試験は受けることができません。

 受験費用は、12,000円です。

 次に、弁理士試験の日程と概要について解説していきます。

 なお、本年度はコロナ禍のため特殊なケースであり、本記事で紹介する内容は来年以降(2021年度)を想定しています。

 弁理士試験には3つの試験があります。

①「短答試験」

②「論文試験」

③「口述試験」

 順番に解説します。

「短答試験」難易度☆☆☆☆

 短答試験は、毎年5月下旬に行われます。

 試験問題の形式は、マーク式の試験で5つの選択肢から正解を1つ選ぶ形式です。

 出題分野は、「特許実用新案法」「意匠法」「商標法」「条約」「不正競争防止法」「著作権法」の6つです。

 合格ラインは最低6割とる必要があります。

 合格すると2年間免除されます。

 マーク式の試験なので簡単そうに思えますが、一番の難関です。

 特に、出題範囲が膨大であること、5つの選択肢の中から正しいものはいくつあるかという、選択肢の全ての正誤を判断しないといけない「いくつあるか問題」が多くかなり難しい印象です。

 条文の細かいところからも出題され、条文をほぼ完ぺきにマスターしないといけません。

 合格率は約20%と低めであり、最初の難関です。

「論文試験」難易度☆☆☆☆☆

 論文試験は必須科目と選択科目の2つがあります。必須科目は7月上旬に、選択科目は7月下旬に行われます。

 必須科目は特許実用新案法、意匠法、商標法の3つに分かれています。

 これらのそれぞれの合格基準点を満たさないと合格できません。

 必須科目では主に、条文の趣旨を論述させるか、あるいは事例問題を解くかの2つのパターンです。

 この論文試験(必須)が最難関であり、合格が難しいです。

 弁理士試験の論文試験の選択科目についてはコチラの記事が参考になります。

③「口述試験」難易度☆

 ※毎年10月中旬あたりに行われます。

 ※「特許実用新案法」「意匠法」「商標法」の3つについてそれぞれ試験官による口頭試問を受けます。

 ※もしわからなくなっても試験官が助け舟を出してくれることが多く、合格率は100%に近いです。

 ※時間通りに全ての口頭試問に答えられれば合格であり、3つのうち2つ以上合格であれば、OKです。

2.弁理士の仕事内容

 弁理士の主な仕事は、知的財産の権利化の代行業務です。

 例えば、特許出願の代行業務や商標出願の代行業務がメインです。

 仕事内容については過去記事で詳しく書いています。

 なお、士業オワコンとささやかれていますが、弁理士についてはポジショントークぬきで大丈夫と思います。

 理由は、知財は申請をすると簡単に登録できるわけではなく、審査が比較的厳しいためです。

 弁理士の将来性・オワコンではないことについては過去記事で詳しく書いています。(特に第2章以降)

3.弁理士試験の難易度は!?

 弁理士試験は一般に難易度の高い試験と言われています。

 実際に受験して筆者は短答・論文必須・口述共に一発合格しましたが、そこまでではないです。

 その理由はこちらの記事でくわしく書いています。

 結論を言うと、理由は①~③です。

①受験生の年齢層が高すぎて他の試験と比較できない

②受験生のほとんどが働きながら勉強をしている

③勉強のための努力の方向が明確過ぎる

 

4.弁理士試験に必要な勉強時間と勉強法

 弁理士試験に必要な勉強時間は3,000時間といわれていますが、実際に筆者は1,500時間以下の勉強量で合格しました。

 ちなみに筆者は、弁理士試験の論文選択は免除でしたので、論文選択が必要な方はもう少しかかるでしょうが、それでも1,500~2,000時間あれば合格できる試験です。

 これは、1~2年の勉強量で合格できる試験です。

 通信講座を受けて、努力の方向が間違っておらず、毎日コツコツと積み重ねていけば受かるでしょう。

 本ブログでは、1,500時間以下で合格するための効率的な勉強法を経験にもとづいて紹介しています。

5.弁理士試験は独学で合格できるのか!?

 弁理士試験は独学で合格できるのでしょうか。

 結論から言うと無理ではないが、早く合格したいのなら、通信講座を受けるべき、です。

 昔と違って格安で質もいい通信講座もでているので、コスパを優先するなら独学よりも通信講座をおすすめします。

 ただし、それでも独学で合格したいという方に記事を書いています。

 おすすめの通信講座については厳選したものを3つ以下で紹介しています。

6.弁理士試験に合格した後は!?登録費用は?

 弁理士試験に合格した後は、翌年の1月ごろに実務修習を受けます。

 実務修習では、5~6日1チームでクレームドラフティングなど実務に必要な教育を受けます。

 実務修習で単位をとればめでたく弁理士資格に登録できます。

 登録費用は、毎月¥15,000かかります。

 たいていの特許事務所は負担してもらえます。

 士業の中には、資格に合格してもその後実務研修で1年以上かけるということもあるので、弁理士試験は比較的登録しやすい試験といえるでしょう。

 もし、この記事を読んで弁理士を目指そうと思ったりお役に立てれば幸いです。

以上

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