弁理士 特許事務所

特許技術者どまりだと損しかない話【もう気づくべき】

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士業男子やま
こんにちは。士業男子やまです!僕は特許事務所を2か所渡り歩いて大手法律事務所で3年間働き、今はFOX国際特許事務所の所長をやっています!

特許事務所に仕事をふられすぎて弁理士試験に何年たっても受からず、何年も薄給で勉強を続ける…

僕はこれまでに不遇な待遇を受けている特許技術者を見たり聞いたりしていました。

ぶっちゃけ雇われでずっと特許技術者どまりだと損しかないです。

今回は、仕事を振られて勉強もできない特許技術者を想定して記事を書いています。

特許事務所の待遇に不満を感じているのであればぜひご覧ください。

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目次

特許技術者はデメリットが多すぎる話

 特許技術者でも弁理士の仕事はできます。

 そのため、弁理士の資格の勉強をせずに仕事ばかりしている人が多いです。

 しかし、すぐに弁理士の勉強にとりかからないとデメリットが多すぎです。

■社会的な立場が弱い

■毎年弁理士試験でアフター5が消耗する

■安い給料で働かされやすい

■裁量権がない

以下順番に説明します。

社会的な立場が弱すぎ

 特許事務所では、弁理士の資格をもっていない特許技術者に、弁理士と同じ仕事をさせます。

 そうすると、非弁行為なので、弁理士が最終的にチェックして出しますが、形式的なチェックにとどまることも多いようです。

 これだとぶっちゃけ独占業務なの?と思います。

 当たり前ですが、日本弁理士会からは特許技術者の存在はよい印象はありません。

 つまり、特許技術者でい続けると、何年もよくわからないポジションである立場にい続けることになります。

 仕事ができても社会的に印象のよくないポジションにい続けるのってどうなんでしょうか・・・

肩書が公表しづらいのはつらいです。

毎年弁理士試験でアフター5が消耗する

 特許技術者であると、弁理士試験を受けないといけません。

 そうすると毎日アフター5と休日は試験勉強で消耗しがちになります。

 弁理士試験の短答試験は5月の末に行われますので、特にGWは試験勉強で終わってしまいがちで楽しく過ごせません。

 特許技術者でい続けると、毎年試験勉強で忙殺されてしまいます。

毎年GWはそわそわして遊べず、資格のプレッシャーに悩まされる…

正直きついです。

③安い給料

 特許技術者は資格をもたないという理由で、安い給料で働かされやすい傾向にあります。

 どれだけ売り上げを稼いでいても、資格をもたないという理由で年収が安くおさえられているベテランの特許技術者は多いです。

④裁量権なし

 また、特許技術者が弁理士の監視の下で仕事をするわけなので、裁量権がないのもつらいと思います。

 担当弁理士の名前でクライアントに原稿を送ったり、特許庁へ提出したりしますので、いちいち担当弁理士にチェックをもらったりします。

 チェックをもらうのに時間がかかったりすることもあり、ストレスもたまりやすいです。

 

消耗する特許技術者の話

 特許技術者は、特許事務所で消耗する方が多いです。

 僕の身近な方でも消耗している方が多いのでここに紹介しておきます。

年功序列制の大手特許事務所で消耗する友人A

 特許技術者であるAさん(30代前半)は、真面目でやる気もあり、仕事もでき、仕事熱心な方でした。

 彼は、中小の特許事務所で特許明細書の書き方を学んだあとに、年功序列制の大手特許事務所にうつりました。

 パートナーは仕事のできるAさんに目をつけて、どんどん案件をAさんに担当させました。

 仕事ができ、真面目なAさんは断り切れず、どんどん引き受けました。

 一方、同期のBさんは未経験者であり、仕事も不慣れな方でした。

 Bさんは、パートナーから仕事をふられないか、ふられてもできないものは丁寧に断りました。

 Bさんは、定時に帰り、熱心に弁理士試験の勉強をしていました。

 一方、Aさんも受験生ですが、仕事の量が多すぎて残業の毎日で弁理士試験の勉強をなかなか確保できませんでした。

 土日も仕事の毎日です。

 1年後、Aさんは残念ながら弁理士試験に落ちてしまいました。

 仕事をバンバンやり、売り上げにも貢献しましたが、年功序列制のためボーナスも20代の事務員のボーナスとさほど変わらない金額だったそうです。

 パートナーは、売り上げに対して雀の涙ほどのボーナスを知っていたのか、ボーナスが支給される前日にAさんに昼ごはんにカツどんを奢ったそうです。

 これに対して、Bさんば弁理士試験に合格して、弁理士の資格をとることができました。

 この特許事務所では、常日頃弁理士から給与システムの見直しを求められており、給与システムの変更にともない、弁理士手当がアップすることになりました。

 その結果、Bさんは一気に毎月5万円の資格手当がつくことになり、Aさんの給料を追い抜いたそうです。

 Bさんは弁理士の資格をとっているので、あとはスキルを磨くだけです。

 これに対して、Aさんは弁理士の仕事にくわえて、受験勉強を引き続きしないといけません。

 全ての特許事務所がこうとはいいませんが、仕事熱心で真面目で仕事ができる特許技術者は、特許事務所にとっては、安い賃金で働かせることができるカモです。

 こうして人生損をしている特許技術者を僕は嫌というほど見てきました。

 そして、彼らは自分のおかれている待遇から、仕事ができない人を罵倒したりと卑屈になったりして人間的にも病んでいきます。

 上司やパートナーは、彼らにはやく弁理士をとってほしいと言っていますが、僕にはそれはたてまえのように思えます。

 だったらせめて3~5月は仕事の量をおさえてあげようよ・・・と思うのですが、なりふりかまわず仕事をふります。

 もちろん全ての上司・パートナーがそうだとは言いませんが、そういう人が多いのも事実です。

いい加減に特許技術者は目を覚まそう

 以上の理由により、特許技術者であり続けると「損」しかないです。

これを見ているあなたは、上司に気に入られて仕事を断れずどんどん仕事を引き受けているでしょう。

クライアントからも評価が高いかもしれません。

しかし、断れずどんどん仕事を引き受けることであなたは自分の大切な時間を犠牲にしていることにいい加減気づくべきです。

クライアントからの評価が高くても資格をもっていないとぶっちゃけ意味ないです。

仕事よりもまずは弁理士の資格をとらなきゃいけないでしょう。

仕事をさぼってでも弁理士の試験勉強をしないといけないでしょう。

そうしないとずっと特許技術者というよくわからないポジションで利用され続けます。

あなたはなぜ特許事務所で働くことになったのですか?

弁理士として知財の専門家になることではなかったですか?

もう一度なぜあなたは特許事務所で働いているのか。そして5年後10年後あなたはどういうキャリアを積もうと考えているか考えるべきです。

上司・パートナーに都合のよいように仕事をふられているだけでは、キャリアなんて築くことは不可能です。はっきり言って。

 

状況は自ら改善させるべき

これを見てあなたはじゃあどうすりゃいいんだと思うかもしれません。

仕事を断りづらいとか上司との関係で悩むとか色々思う所はあるでしょう。

そうであれば、すぐに転職してよその事務所へうつり、アフター5に弁理士の資格の勉強をとるべきです。

今の特許事務所では改善を期待するのは困難です。

 自ら改善するために動くしかないです。

 あなたはもう出ていくしかないです。

ぶっちゃけ特許事務所を転々とすることは簡単です。

企業でいう異動のようなものです。

手持ちの案件が忙しいとかそんなこと言っている場合じゃないですよ。

 退職代行を使って弁護士に相談してでもすぐに出るべきです。

退職代行を引き継ぎなしでやるなら弁護士をおすすめする理由

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そして、定時で帰れるような特許事務所にうつり、すぐに弁理士の勉強にとりかかってください。

1年で合格するつもりで試験勉強を仕事よりも優先してください。

 そうしないとあっという間に40代になり50歳になってしまいます。

40過ぎたらもう若くないです。

キャリアが問われる年齢です。

40代で無資格のままでいいですか。

すぐに転職活動をするには

本気で今の自分を変えたいならすぐに転職活動に踏み切りましょう。

そのためには、自ら動くべきです。

知人に残業が少ない特許事務所を紹介してもらいましょう。

もし知人がいなければ、転職エージェントに相談すべきです。

 軽くフットワークのつもりで転職エージェントに相談することを強くすすめます。

 1分くらいで無料登録でき、あとはエージェントに定時で帰れる特許事務所の求人を見つけてもらえばOKです。

おすすめのエージェントとしては「リーガルジョブボード」「MS-Japan」「ビズリーチ」が挙げられます。

迷ったら全部登録しましょう。

 リーガルジョブボードは特に知財のエージェントが実際に事務所に取材をして特許事務所の内情などを把握しておりおすすめです。

ポイント

MS-Japan   ※特許事務所と知財部の双方に強い。併願でいくならおすすめ。

リーガルジョブボード ※優良系の中小特許事務所に強い。担当の三島さんが実際に取材をしている。

ビズリーチ      ※自分のキャリアにあった高めの求人を紹介してもらえる。

もう今しか動くチャンスはないと思ったほうがよいです。

この1分の行動もできないようだといつまでも動けないですよ。

これを読んで閉じちゃって終わりだとあなたはもう1年後もずっとこれから先も今の現状を逃れることはできないでしょう。

 すぐに行動すべきです。

 

 転職が決まったらすぐに弁理士の勉強にとりかかってください。 

 このブログでは、弁理士の資格勉強をわかりやすく解説していますのでこちらをご覧いただければと思います。

もうあなたは仕事はできているのだから弁理士の資格をとればあとはイージーモードが待っています。

以上

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