弁理士

30代転職に弁理士の資格がおすすめな理由を現役弁理士が解説します

更新日:

 僕は、とある法律事務所で働く弁理士(ツィッター@mayaaaaasama)🙈

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30代で資格をとっても意味があるのかな・・・

30代で転職に使える資格を教えてほしいな・・・

こうした疑問に答えます。

目次

※結論だけ知りたい人は、目次から「30代転職に弁理士の資格がおすすめな理由」をクリックしてみてください。

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【悲報】今後40歳以上で仕事を失う人が増えてきます

40歳以上で早期退職をすすめている企業のニュースがやけに目につくよなあ。

 今年になってトヨタの社長が「終身雇用は難しい」との発言がありました。

 今は大手企業が40代以上に早期退職をすすめています。

 中には過去最高益を達成したキリンまでもが早期退職をすすめています。

 定年まで会社に守られる時代は完全に終わりました。

 一方、社会人の勉強時間は何時間か知っていますか?

 なんと6分であるそうです。

 ほとんどの社会人が勉強していません。40代以降になると記憶力も衰えるためなおさら勉強しなくなります。

 そうすると、会社で頑張って働いても、会社でしか使えないようなスキルしか身につかず、勉強もしない人は40代になって退職したらどうなってしまうのでしょうか。

 年収は下がるだけでなく、そもそも行くあてがあるのか怪しいところです。

 一方、日本に来ている中国人、韓国人、ベトナム人のほとんどは相当勉強熱心だそうです。

 20年後あるいは10年後の近未来には、日本企業であっても、中国人、韓国人、ベトナム人がボスになっているのが当たり前の時代になっているかもしれません。

 今の30代の方にとっては、まだ若いため早期退職の候補から免れるかもしれませんが、この傾向は今後も続くことが予想されるため覚悟した方がよいと思います。

 40歳以上になると体力も衰えてきますし、悲惨な現実を目のあたりにしてしまいます。

 こうならないためには、日ごろから勉強してよそに行っても通用するスキルを身に着けておくのがおすすめです。 

社会人の勉強に資格勉強がおすすめです

そうは言っても何を勉強していいのかわからないなあ・・・

士業男子やま
勉強するなら資格がおすすめですよ。資格取得という目標が明確にありますし、特定の資格をとれば転職も容易になりますし、年収アップもはかれます。

 大学を卒業してから勉強をしていない人にとって、何を勉強したらよいかわからないと思います。

 そういう方には、資格取得という目標が明確な資格勉強をおすすめします。

 ただし、とっても役に立たない資格の勉強はお金と時間の無駄です。

 特に30代から資格勉強をするにあたって、転職も考慮すれば役に立つ資格というのは限られてきます。

 転職に強い資格としておすすめなものとして、簿記、宅建、社労士が言われていますが、これらの資格をとっても果たして確実に転職できるかは難しいかなと思います。

 そこでおすすめの資格として、弁理士資格をすすめます。これは穴場です。

 ただし、理系のバックグラウンドがある方におすすめします。

 文系の場合には、意匠・商標にしか仕事がいきづらいため、取得しても厳しいかもしれません。

 理系のバックグラウンドがある人とは大学で理系学部を卒業したり、大学院で研究をしていたり、企業で開発経験があるような人です。

 弁理士の仕事とは!?

弁理士って何!?聞いたことないな。

どや弁
弁理士は知財のスペシャリストです。主に特許をとるためにクライアントに代わって手続きをする仕事をします。発明の特許をとる仕事ですから、発明の技術を理解したり、特許の法律を知っておくことが求められます。

 弁理士の仕事の詳細や、平均年収、弁理士は儲かるのかなどについて別の記事でまとめていますのでこちらをご参考頂ければと思います。

弁理士の平均年収はいくら!?弁理士は儲かる仕事なのか現役弁理士が答えます

 弁理士試験の勉強の概要

 

弁理士試験って難しそうだな・・・そもそも弁理士試験ってどんな感じなの!?

 弁理士試験には「短答試験」「論文試験」「口述試験」の3つの試験があります。

「短答試験」難易度☆☆☆☆

 ※毎年5月下旬に行われます。

 ※マーク式の試験で5つの選択肢から正解を1つ選びます。

 ※出題分野は「特許実用新案法」「意匠法」「商標法」「条約」「不正競争防止法」「著作権法」の6つです。

 ※合格ラインとして最低6割の正答率が必要です。

 ※合格すると2年間免除されます。

 マーク式の試験なので簡単そうに思えます。

 しかし、出題範囲が膨大であること、5つの選択肢の中から正しいものはいくつあるかという、選択肢の全ての正誤を判断しないといけない「いくつあるか問題」が多くかなり難しい印象です。

  条文の細かいところからも出題され、条文をほぼ完ぺきにマスターしないといけません。

  合格率は約20%と低めであり、最初の難関です。

「論文試験」難易度☆☆☆☆☆

 論文試験は必須科目と選択科目の2つがあります。必須科目は7月上旬に、選択科目は7月下旬に行われます。

 必須科目は特許実用新案法、意匠法、商標法の3つに分かれています。

 これらのそれぞれの合格基準点を満たさないと合格できません。

 必須科目では主に、条文の趣旨を論述させるか、あるいは事例問題を解くかの2つのパターンです。

 この論文試験(必須)が最難関であり、合格が難しいです。

 選択科目は以下の選択肢の中から1科目選択して受験します。

 論述というよりも記述試験といった感じです。

 大学受験の2次試験のようなイメージです。

 1.理工I(機械・応用力学) 

 2.理工II(数学・物理)

 3.理工III(化学)

 4.理工IV(生物)

 5.理工V(情報)

 6.法律(民法)ただし、修士以上の方は選択科目試験の免除を受けられます。

 必須試験も選択試験も合格すると2年間免除されます。

「口述試験」難易度☆

 ※毎年10月中旬あたりに行われます。

 ※「特許実用新案法」「意匠法」「商標法」の3つについてそれぞれ試験官による口頭試問を受けます。

※もしわからなくなっても試験官が助け舟を出してくれることが多く、合格率は100%に近いです。

 ※時間通りに全ての口頭試問に答えられれば合格であり、3つのうち2つ以上合格であれば、OKです。

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 難易度としては「論文試験(必須)」>「短答試験」>>「論文試験(選択)」>>>>>「口述試験」という感じです。

 理系の大学院まで出た方なら「論文試験(選択)」は免除になります。また、口述試験は今はもうほぼ通るような試験となっていますので、実質的には「短答試験」「論文試験(必須)」の2つをしっかりと対策しておく必要があります。

 試験勉強の期間の目安としては1~3年です。

 効率よく勉強すれば1~2年で合格できます。

 30代転職に弁理士の資格がおすすめの理由

 30代転職に弁理士の資格がおすすめの理由は、以下のとおりです。

・未経験でもほぼ確実に特許事務所へ転職できる

・特許事務所の中には資格手当がつく

・未経験でも前職と同等あるいはそれ以上の年収をもらえる

 弁理士試験に合格するとあちこちから合格祝賀会に誘われると思います。

 合格祝賀会では、特許事務所の関係者が結構参加しておりスカウトされます。

 今は大手から中小までどこもかしこも特許事務所は人手不足であり、売手市場です。

 しかもこの業界は、高齢化が進んでおり、30代でも若手に入ります。

 このため未経験でも心配ありません。資格をとっていると大手からもスカウトがきます(といっても大手だと必ずしも待遇がいいとは限りませんが。)。

 弁理士試験に合格すれば、未経験であっても転職には困りません。

 また、特許事務所の中には、資格手当として毎月5万円ほど入るところもありますし、弁理士でないと入れないような特許事務所もあります。

 そういうところは待遇がよいので弁理士の資格を取得することの旨味がでてきます。

 また、未経験の場合には年収が前職のものより下がることもありますが、弁理士の資格をとっておくと、前職と同等かそれ以上の金額を提示するところもあります。

 このため、年収について気にすることなく、新しいことにチャレンジでき、知財のスペシャリストとしてスキルアップを図れることもできます。

けど入ってからスキルを身に着けるのが難しいんじゃないの!?

士業男子やま
弁理士の主な仕事は特許明細書を書くことです。最初は苦労しますが、1~2年程頑張って書くことができれば、後は楽になります。弁理士の資格をもてば裁量権もありますし、自分の好きな時間で好きなように仕事ができます。仕事になれると40代以降で稼げますし相当楽になりますよ。

もし、20~30代で新しいことを始めたいと考えているなら、弁理士の資格の勉強はおすすめです。資格勉強とその後のスキルの習得は大変かもしれませんが、2~3年くらい我慢すれば、その後が相当楽になります。

実際に、僕も30歳ぐらいで資格を取得して、その後スキルアップに2~3年かかりましたが、その後は自分で好きなように仕事ができたりしますし、くいっぱぐれもないですし、今の職場で何か問題があったら出て行ってもすぐに別の職場も見つけられますし、相当楽になります。

一方で、会社勤めのサラリーマンの場合には、その会社と一蓮托生みたいなところもありますし、その会社で切られたら人生終了というリスクもあります。

そして、今は終身雇用が守られない時代です。そういうリスクを背負って30代ずっと働いてよいものでしょうか。

弁理士の資格は特に技術者やエンジニアの方におすすめします。

僕の経験を元に短期間で合格できる弁理士の試験勉強の方法を過去記事で書いていますのでこちらもご覧いただければと思います。

弁理士試験のおすすめの勉強方法を紹介します。この方法で1年弱の勉強量で合格しました。

また、弁理士試験の勉強に必要な教材などについても過去記事でまとめていますのでこちらも併せて読んでいただければと思います。

弁理士試験のために必要の教材は最低5つあればいい話

 

以上

開業予定の特許事務所です。お仕事の依頼があれば是非!

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