弁理士

弁理士の平均年収はいくら!?弁理士は儲かる仕事なのか現役弁理士が答えます

更新日:

 僕は、とある法律事務所で働く弁理士(ツィッター@mayaaaaasama)🙈

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今話題の弁理士の平均年収っていくらなんだろう

弁理士って今も儲かる仕事なのかな。儲かるんだったら儲かる方法を教えてほしいな

こうした疑問に現役弁理士が答えます!

 目次です

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 弁理士の平均年収は約650万円です

 弁理士の平均年収はインターネットによれば、500万円だとか700万円とか800万円とか言われていますが、その根拠となるデータがないことが多いです。

 これに対して、求人企業である「indeed」によれば、過去3年間にindeed上で掲載された求人広告、従業員、ユーザーから提供された情報をもとに推定された平均給与を公開しています(https://jp.indeed.com/給与/弁理士。更新時2019/9/28)。

 その平均給与が647万円であり、これが近いかなと思います。

う~ん。。あんだけ難しい資格をパスして大体年収650万円なのか。

どや弁
国税庁が昨月発表した調査結果によれば民間企業で働く人の平均年収は441万円だそうですよ。それにくらべると高くもらっているんじゃないですかね。

けど税理士とか公認会計士とか資格の難易度は一緒なのにこっちの方が貰っている感じがするよな。こっちをうけよっかなあ~。

どや弁
年収の比較は他の士業とするのはあまり意味ないですよ。士業になってからの平均年数が全然違います。税理士や公認会計士のほとんどは20代後半スタートですが、弁理士は30代半ばスタートが圧倒的に多いです。10年くらい年数が違うので年収も当然違ってきます。逆に言うと、弁理士はほとんどが年数が少ないのに多くもらっているといってもいいですよ。

 この平均年収650万円は割といい数字と思います。

ところでやまはどんだけ貰っているんだよ?

士業男子やま
僕ですか・・・ええとここだけの話ですよ。今年は800万円弱ですかね。ちなみに僕はもう弁理士登録して5年くらいです。

やまでも800万円もらってるのか。やってみようかな・・・

士業男子やま
・・・

 弁理士の仕事ってどんな仕事?

弁理士の仕事って大変なのかな?どんな仕事してるんだろう

弁理士は知財のスペシャリストです。

弁理士は、個人事業主や企業の知的財産を権利化するためのサポートをします。

弁理士には、特許弁理士と商標弁理士の2つのタイプがあります。

知的財産として特許を権利化するサポートをするのが特許弁理士であり、知的財産として商標(たまに意匠)を権利化するサポートをするのが商標弁理士です。

ちなみに著作権も知的財産ですがこれは特許庁へ出願しなくてもすでに権利が発生しています。

主に理系出身者が特許弁理士であり、文系出身者が商標弁理士です。

特許弁理士は、まずは発明相談を受けて、その発明の特許明細書を作成して特許庁に提出します。

その後、特許庁審査官がその発明について特許を与えてよいか審査をするのですが、その審査結果によっては特許を受けられないと判断することがあります。

この場合、特許庁から拒絶理由通知書というものが送られてきます。

これに対して、はいわかりましたと特許の権利化を断念化することはほとんどなく、権利化を目指して特許庁と戦います。

この戦いが中間処理というものであり、拒絶理由を覆すための対応を検討して、応答書を特許庁に提出します。

特許弁理士の場合には主な業務としてはこのような特許明細書の作成と中間処理の特許権利化業務です。

更に、発明を日本だけでなく外国でも特許権利化したい場合もあるので、弁理士は外国でも特許権利化をサポートします。

特許弁理士は他にも様々な業務がありますが、主に担当するのはこの業務です。

発明の分野は、主に機械、化学、バイオ、電気、ITに分かれており、自分のバックグラウンドに従って専門の特許明細書を書いていきます。

特許明細書ってどんな感じなのだろう?難しいのかな?

おそらく身近なものの発明がどのように特許明細書で表現されているのかを知るのが早いかと思います。

その方向けにおすすめの公報を挙げておきます。

特許6366202号公報です。

ロバート秋山氏の梅宮辰夫Tシャツをご存知でしょうか。下図を見るとああこれか。と分かる方も多いと思います。

シャツを上に脱ぐようにシャツの表裏を裏返すと、裏にプリントされた梅宮辰夫が丁度顔の位置に重なるように現れるものです。

この発明についての特許明細書です。

こんなシンプルなものがいかに複雑な文章で表現されているかわかると思いますし、特許明細書のストーリーも把握しやすいと思います。

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出典:特許6366202号公報

こちらのサイトから検索してみることができます。

一見難しそうに見えますが、ある程度書き方はパターン化されているので1~2年修行すれば慣れてきます。

やまはどのくらいで特許明細書書けるようになったの!?
士業男子やま
僕は4~5年くらいかかりましたね。
1~2年じゃないじゃん
士業男子やま
最初の3年間は指導がほとんどなかったので・・・それをさしぬくと1年弱くらいです。きちんと指導をしてくれるところに行けば1~2年で身につきますよ

 弁理士の働き方には3つのタイプがあります

弁理士ってどこで働くの?特許事務所以外にあるの?

弁理士の働き方は主に3つタイプがあります。

・特許事務所で働く弁理士

・企業で働く企業内弁理士

・独立開業して働く弁理士

ほとんどの弁理士は、特許事務所で働いています。

特許事務所で働く場合には、ほとんどの特許事務所が成果主義を採用しているので、年収にばらつきがあります。

売り上げをどんどん稼げる弁理士は当然高い年収をもらっていますが、売り上げが稼げない弁理士は資格をもっていても年収が低い傾向です。

一方、弁理士の中には企業で働く弁理士もいます。

企業の中には、弁理士の資格をもっていることにより、資格手当をもらえたり、評価をうけたりするところもありますが、資格をもっていても意味がない企業もあります。

ちなみに評価をもらえるところは研究者へ知財教育をしたりする教育系の仕事を任されたりすることがありますので、その分評価がなされ給料も上がります。

また、ベンチャー企業では知財に力を入れようとしているところも多く、知財のスペシャリストである弁理士に高い待遇で招いているところもあります。

実際に、僕が勤めている事務所や知人の特許事務所でもベンチャー企業に引き抜かれていった弁理士がちらほらいたりします。

弁理士資格をもつことの最大の利点は独立開業できる点です。

独立開業して成功すれば、年収1000万円どころか5000万円以上の年収を稼げることも可能です。

しかも弁理士の開業は初期費用が少なくてすみます。

なぜならオフィスさえあればパソコン一つでできる仕事であるからです。

オフィスも自宅兼ようにすれば安く済みます。

つまり初期費用をおさえて比較的ローリスクで開業して5000万円以上の年収を稼げることも可能なのです。

なんでローリスクなのにみんな独立開業しないの?
士業男子やま
安定志向が強いからだと思います。後は、今の年収で満足して無理しないというのが多いのではないでしょうか。
やまは独立するの!?
士業男子やま
ええこと言うてくれた!はい!というわけで私に仕事を与えても良いという方ぜひぜひご相談ください!!

ちなみに独立開業についての話は過去記事でも書いていますのでこちらをご参考ください。

「独立弁理士系の集い」に行ってきた話|もう独立しなきゃいけない理由

 弁理士は儲かる仕事なのか!?

弁理士って儲かるのかな。やっぱり独立開業しないと難しいのかな!?
どや弁
独立開業しなくても稼げる人は稼げますよ。ただし資格をもってれば稼げる時代はとうの時代に終わりました。資格をもって条件を満たす必要があります。

儲かるためには資格+αが必要です。そのαとは以下のとおりです。

・特許明細書が書けること

・英語ができること

・集客力があること

まずは、特許明細書が書けることが重要です。

ここで書けるというのは上司に見てもらって1回くらいの修正でパスできることです。

特許明細書の単価は高く、これを何件も処理して売り上げを稼ぐことで年収もアップします。

大体目安としては、特許明細書を月に8件くらい書いて年収800~900万円くらいもらえます。

ただし、特許明細書は分野やクライアントによって単価が異なっています。

一般的に、バイオ・医薬・パチンコの分野は1件あたりの単価が高く、大手電機メーカの案件は安い傾向です。化学は割といいくらいの感じです。

もし、バイオ・医薬・パチンコにバックグラウンドがあれば弁理士の資格は向いているかもしれません。

特許明細書が書けるようになるには、特許事務所で良質な指導を受ける必要があります。

このため、もし特許事務所で転職をしようと思っているなら、特許事務所選びは慎重にした方がよいです。

このブログでは失敗しない特許事務所選びの転職のやり方の記事を書いているのでご参考ください。

特許事務所への転職のやり方|失敗しない適切な方法

特許明細書が書けなくても英語ができれば稼げるところもあります。

外国案件に強い特許事務所で働ければ、英語案件の単価は高いのでそれだけ十分に稼げます。

僕の知人で外内の中間処理(外国のクライアントが日本へ特許出願する案件の中間処理)だけで900万円くらい稼いでいる人もいます。

これは必ずしも必須ではないですが集客力があれば強いです。

自分でクライアントを連れて来れるのであれば、特許明細書を書かなくても十分食べていけますし、独立開業も可能です。

ただし集客能力は知財のスペシャリスト以外のノウハウも必要となるので難しいです。

そこで、特許事務所で儲けるための手っ取り早い方法は、特許明細書の書き方をマスターしてとにかく書きまくって売り上げを稼ぐことです。

特許明細書が書ければ引く手あまたなのでさらに転職して年収アップをはかります。

詳しくは過去記事でも書いていますのでこちらをご参考ください。

特許事務所で高速で稼ぐ方法|これで1000万円プレイヤーになることは可能です

 弁理士資格は割にあう仕事なのか!?

以上のとおり、弁理士資格を取得して、必要なスキルを身につければ普通のサラリーマンの200万円以上は稼げると思いますし、独立開業して軌道に乗れば5000万円以上の年収も夢ではありません。

このため、弁理士資格はなかなか割にあう仕事かなと思います。

ただ、弁理士資格だけ持っていても意味がないということは念頭においたほうがいいです。

弁理士資格とスキルの組み合わせが最強なのです。

スキルというのは、特許明細書が書けたり、英語案件をこなせることです。

商標は稼げるの!?
う~ん。微妙ですかね。。もし商標弁理士を目指すなら安定した年功序列制の大手特許事務所に行くのがいいかもです。

僕が知らないだけかもですが、商標弁理士で稼いでいる人の話はあまり聞かないです。

ただ、今は商標も法改正されあらゆるものに商標権利化が認められており、ビジネスチャンスはあります。

実際に株式会社Toreruでは、AIと商標出願システムを結び付けてWeb上で商標出願が完了できるサービスを提供しています。

弁理士試験を受けてみようかなあ。。

このブログでは弁理士試験のおすすめの勉強方法についても記事を書いていますのでこちらをご参考頂ければと思います。

弁理士試験のおすすめの勉強方法を紹介します。この方法で1年弱の勉強量で合格しました。

以上

開業予定の特許事務所です。お仕事の依頼があれば是非!

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