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弁理士試験の難易度はむしろイージー化している理由を現役弁理士が解説します

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 僕は、とある法律事務所へ働く弁理士🙈

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 僕は、過去に弁理士試験を受験して、「1年弱」の勉強量で以下の試験に1発合格して弁理士試験に合格しました。

短答試験:1発合格

 論文(必須)試験:1発合格

 口述試験:1発合格

僕がこれらの試験に合格した年は、比較的合格者数が多かった年です。その後、試験問題は難化して合格者数が一気に減ったことを覚えています。

しかし、最近の弁理士試験の実情を見ていると、弁理士試験はイージー化しているように思えます。

そこで、今回は「弁理士試験がイージー化していると言える理由」についてお話しします。

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  弁理士試験がイージー化していると言える理由

近年の弁理士試験は、短答試験・論文試験(必須)の難化と、法改正による試験範囲の拡大に伴い、難しくなったと言われます。

そのため、弁理士の資格を目指そうと思っていても、その難化のために敬遠している方も多いと思います。

これに対して、僕は、比較的試験の通り易い年に合格しましたが、その年と比べて今の方がイージー化しているように感じます。

その理由は以下のとおりです。

(1)勉強時間を確保しやすくなったため

(2)正しい努力の方向で勉強しやすくなったため

(3)オンラインコミュニティによる弁理士試験の情報量の拡大

(4)口述の易化

以下順番に説明します。

(1)勉強時間を確保しやすくなったため

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僕が受験したのは2012年ですが、その当時と今では勉強のスタイルが大きく変わりました。具体的には以下の通りです。

2012年:DVDによる通信講座。自宅のPCを見ないと勉強できない。

現在:オンライン動画により、PCだけでなくスマホ・タブレットでも勉強可能。

僕が受験生だったころは、DVDによる通信講座が主流であり、自宅に帰ってPCを見ないと勉強できないという不都合がありました。

この当時でもWebの通信講座が利用できていましたが、スマホで動画するには難しいような時代でしたので外出で隙間時間に勉強することは困難でした。

これにより、例えば、通勤時間、仕事中の昼時間、出張での移動時間など様々な「隙間時間」にオンライン動画を視聴することができ、平日でも1日の勉強時間を十分に確保できるようになりました。

また、オンライン動画では、倍速機能が搭載されているため、例えば、通勤時間に合わせて動画を見終えるように調整できるなどの工夫が可能となり、効率よく勉強できるようになりました。

このように、平日の隙間時間を勉強に当てると、大体「1時間」は勉強時間を確保できます。

これは大きいです。

というのも、月に20時間確保できるということになり、1年で240時間も確保できる計算となるからです。

弁理士試験に必要な勉強時間を1500時間とすると、この時間は凡そ1/6に相当します。

隙間時間を有効に活用すると、いかに勉強できるかがわかると思います。

このように、「イージー化」したといえる理由の1つとしては、勉強時間を確保しやすくなったためというのが挙げられます。

(2)正しい努力の方向で勉強しやすくなったため

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弁理士試験はむしろ「イージー化」したと言える理由の2つ目としては、「正しい方向の努力で勉強しやすくなったため」というのが理由に挙げられます。

弁理士試験の試験範囲は膨大です。このため、試験勉強を正しい方向でやらないと、効率が悪く失敗してしまいます。

そこで、試験勉強を正しい方向でやるためには、弁理士試験の資格スクールの講師に素直に従って進めていくのが主流でした。

しかし、必ずしもその講師の指導が正しいものとは限らず、それに素直に従って勉強したけれど上手くいかなかったという方も多くいました。

これはかつては弁理士講座は大手資格スクールがほとんどを占めており、参入が少なかったことも原因のように思います。

これに対して、今では「資格スクエア」「スタディング」などの低価格の資格スクールも登場して、大手資格スクールの独占が崩れてきました。

これに伴い、大手資格スクールも、信頼性に欠ける講師を淘汰してより「質」を重要視してきました。

このような競争によって活性化して講師と教材の質も向上してきました。

また、弁理士試験の資格スクールの中でも特に資格スクエアは、AI、脳科学を利用して効率よく勉強できる方法を見出しているようです。

このような研究、分析によって、より質の高い教材を提供しており、正しい方向の努力で勉強しやすくなったといえます。

(3)オンラインコミュニティによる弁理士試験の情報量の拡大

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さらに、近年の資格スクールでは通信講座であってもオンラインコミュニティを充実化させており、受験生同士で情報を交流しています。

このため、試験勉強のモチベが維持しているとともに、勉強法を改善したり、わからないところが回答などしてもらえることにより理解できやすくなり、昔に比べると勉強の効率が向上しているといえます。

特に資格スクエアでは、オンラインコミュニティが充実しているようで、例えば、他の受験生の学習内容・学習時間を知ることができたりして自分にはっぱをかけたり、受験生の学習内容を参考にしたりすることができます。

このように今では受験生同士で情報が交流されやすい環境にあり、その分勉強の効率性がぐんと上がり、弁理士試験がイージー化しているようにあります。

(4)口述の易化

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さらに、近年の弁理士試験では口述が易化したことによってよりフェアな試験へと変わったと言えます。

今では口述試験の合格率が100%近いということもあり、ほぼ受かる試験へと変わりました。

これに対して昔は口述試験はアンフェアな試験でした。

例えば、最初の特許事務所の先輩は、後述本番で特許実用新案で試験官から助け舟を全く出さずに途中で終了宣告を言い渡され、その後がっくりしながら意匠の扉を開けるとそこには受験生をほぼ落とすことで有名な試験官が座っていてその時点で「ああ終わった」と諦観したそうです。

助け舟を出す出さないで運の要素が大きい試験であり、また受験生を落とす面接官に当たったらその時点で終了というアンフェアな試験でした。

その先輩はそれから合格するまで5年かかったそうです。

今はこのようなアンフェアな試験もなくフェアになっており、口述の易化だけでも弁理士試験はイージー化していると思えます。

どの通信講座がおすすめなのか

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以上の理由から、弁理士試験はイージー化しているといえます。

ただし、イージー化しているとはいえ、上記の理由を踏まえると、以下の3つの要素を備えた通信講座の利用は不可欠といえます。

(1)勉強時間を確保しやすいオンライン講座

(2)正しい努力の方向で勉強しやすい講座

(3)オンラインコミュニティが充実した講座

通信講座のどれがおすすめの講座なのかについては下記の記事で書いていますのでもしよければご参考ください。

>>弁理士試験の予備校を比較してみた

ちなみに独学で勉強ということも考えられますが難しいです。その理由は過去記事でも書いています。

>>独学で弁理士試験に合格することができるのか【現役弁理士が回答します】

また、弁理士のおすすめの勉強方法については下記の記事で書いています。

>>弁理士試験のおすすめの勉強方法を紹介します。この方法で1年弱の勉強量で合格しました。

まとめ|弁理士試験を受験しようと思ったら早く行動を

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最後に、試験勉強のタイミングは早いことに越したことはありません。

ぐずぐずしているとあっという間に12月になり試験勉強のための時間がなくなってしまいます。

まずは試験勉強のための教材を揃えることから準備を始めた方がよいです。

値段は張りますが、大手資格スクールと異なりコスパに優れるので是非購入してみるのがよいと思います。

以上

開業予定の特許事務所です。お仕事の依頼があれば是非!

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