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弁理士試験の難易度は言うほど高くないですよ【理由もお話しします】

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 僕は、とある法律事務所へ働く弁理士🙈

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 今回は、「弁理士試験の難易度は言うほど高くないですよ【理由もお話しします】」というタイトルにてお話ししたいと思います。

 今回の記事は、弁理士試験を受けようと思っている方や、弁理士試験って難しそうだなあと悩んでいる方にご参考になればと思います。

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 「弁理士試験の難易度」

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 弁理士試験の難易度は高いと言われています。よく、税理士試験や公認会計士試験と同じくらいのレベルとも言われています。

 弁理士試験の合格率は6~7%と言われており、理系の最高峰の難易度の高い試験と言われています。

 このように、理系の最高峰の難易度の高い資格試験と言われています。しかし、弁理士試験の難易度はそこまで言うほど高くないなあと思っています。実際に、僕は、大学も難関大出身でありませんが、「短答」「論文必須」「口述」いずれも1発で合格しました。勉強の方向性さえ間違わず、しっかりと継続していれば十分短期間(1~2年間)で合格できる試験だと思います。

 弁理士試験はそれほど難しくないと思えるのは、僕が短期間で合格できたからではありません。そう思える理由を以下にお話ししたいと思います。

 「弁理士試験の難易度はそれほど高くないといえる理由」

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 では、弁理士試験の難易度は言うほど高くない理由についてお話しします。それは以下の通りです。5つあります。

(1)合格率が6~7%であるのは、受験生の平均年齢の高さが要因と考えられる

(2)試験範囲のボリュームは大きいが、どれだけの量を濃淡付けてやればよいか明確

(3)短答試験の合格基準は意外と低い

(4)論文対策は、文章に慣れていない人であっても十分に可能

(5)口述試験はほぼ100%通る試験

 以下順番に説明します。

(1)合格率が6~7%であるのは受験生の平均年齢の高さが要因と考えられる

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 まず、弁理士試験の難易度がそれほど高くないといえる理由としては、「合格率が6~7%であるのは受験生の平均年齢の高さが要因と考えるため」というのが挙げられます。

 公認会計士や税理士の受験生の平均年齢は20代前半あたりであり、受験生のほとんどは、時間に余裕のある学生です。これに対して、弁理士試験の受験生の平均年齢は40歳前後であり、受験生のほとんどは、会社でバリバリ働いている会社員です。

 このため、公認会計士、税理士と弁理士とは難易度を同じ尺度で図ることができません。また、このように平均年齢が高ければ高いほどそれだけ試験勉強にかける時間も限られるので合格率は下がります。そうすると、合格率の低さの要因は、平均年齢の異様な高さにあると考えられ、これは問題のレベルが高いからというわけではないといえます。もし弁理士の受験生の平均年齢が公認会計士の平均年齢ぐらいまで下がるのであれば、弁理士の合格率は更に上がると考えられます。

 弁理士試験の合格率を見ると、低すぎて萎縮するかもしれませんがこのようなからくりがあるため、合格率について気にする必要はないのです。

(2)試験範囲のボリュームは大きいが、どれだけの量を濃淡付けてやればよいか明確

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  次に、弁理士試験の難易度がそれほど高くないといえる理由としては、「試験範囲のボリュームは大きいが、どれだけの量を濃淡付けてやればよいか明確であるため」というのが挙げられます。 

 弁理士試験の試験範囲は確かにボリュームは大きいです。しかし、勉強すべき範囲は決まっています。「特許実用新案」「意匠」「商標」「条約」「著作権」「不正競争」の条文を全てマスターすればよいのです(それに加えて頻出の判例も含む)。しかも過去問をしっかりと分析すればわかると思いますが、頻出分野とそうでない分野とは明確であり、これらのボリュームを濃淡をつけながら勉強をすることができます。

 おそらく、弁理士試験は、やることが明確である分、難関大学の大学受験よりも難しくないのかなと思うぐらいです。難関大学の大学受験では、教科書で学ばない範囲も出題されますし(特に数学)、どこまでやればよいのか分からなかった人も多かったと思います。それで効率よく勉強できず失敗した人も多いと思います(かくいう僕もそうでした)。これに対して、弁理士試験はやることが明確であり、脱線せずに基本的なことを学んでいけば受かる試験です。

 しかも資格予備校の基礎講座(通信講座)を利用すれば、その動画を一通り見るだけで全体像を把握することができます。そして、資格予備校のやり方に素直に沿ってやっていれば脱線することなく正攻法で合格することができます。

 このように、勉強の方向性が分かり易いという点で、弁理士試験の難易度はそれほど高くないといえます。

 但し、これは資格予備校の通信講座を利用することを前提とした話です。資格予備校の通信講座には様々ありますが、講師の質と教材の質と価格の観点から資格スクエアの弁理士講座が「買い」と思います。

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(3)短答試験の合格基準は意外と低い

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 次に、弁理士試験の難易度がそれほど高くないといえる理由としては、「短答試験の合格基準は意外と低い」というのが挙げられます。 短答試験では「いくつあるか問題」に悩まされる人も多く、難関のイメージを持たれる方も多いと思います。しかし、この試験問題は「60点」満点中、「39点」とれば合格です。正答率65%あれば受かるのです。一概に比較できませんが、難関大学の場合センター試験を8割以上取らないといけなかったですが、この試験では「65%」です。これはそれほど難しくないかなと思います。

 短答では、「特許」「実用新案」「意匠」「商標」「条約」「著作権法」「不正競争法」の7科目出題されますが、「条約」「著作権法」「不正競争法」については条文の数が少ないか、あるいは出題パターンも決まっており勉強はやり易いと思います。そして、過去問を何度も繰り返しながら、条文をしっかりと趣旨まで理解していれば合格できる試験であると思います。数学のように本番でひらめきが必要というものでありません。毎日の継続で蓄えた知識で合格することができる試験です。 

(4)論文対策は、文章に慣れていない人であっても十分に可能

  次に、弁理士試験の難易度がそれほど高くないといえる理由としては、「論文対策は、文章に慣れていない人であっても十分に可能」というのが挙げられます。

 弁理士試験の論文試験はこちらのサイト(特許庁のサイト。過去問が掲載されています。)をみればわかると思いますが、問題のタイプは、事例問題と趣旨を問う問題のいずれかです。しかも過去15年分を見てみるとわかると思いますが、出題されるパターンは決まっています。このため、このパターンに当てはまる分野について重点的に勉強すればよいことがわかると思います。

 そして、論文の書き方・解き方については高度なものは要求されません。論点がしっかりと採点者に伝わる書き方をすればよいのです。問題に対して、まずは結論をバシッと書いてそれに対する理由(効果)と効果を満たすための要件を条文に沿って書くだけです。文章の型はシンプルであり、文章に書き慣れていない方であっても十分対応可能です。

 但し、論文対策は、予備校講師の論文の書き方に沿って書くことが重要です。特に「資格スクエアの弁理士講座」では論文の書き方だけでなく問題を分析する「解き方」についても丁寧に解説しておりおすすめです。弁理士講座の論文の書き方・解き方については過去記事でも詳しく紹介していますのでご覧ください。

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(5)口述試験はほぼ100%通る試験

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 最後に弁理士試験の難易度がそれほど高くないといえる理由としては、「口述試験はほぼ100%通る試験」というのが挙げられます。

 昔は口述試験の合格率は60%台だったこともあり、相当厳しかったそうです。しかし今では合格率は100%近くになり、試験官も助け船をバンバン出すようにしてむしろ合格させたがるようにしているそうです。

 このため、口述試験については実質受かる試験なので気にしなくてもよいです。

まとめ

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 以上の理由から弁理士試験の難易度はそれほど高くないと考えます。

(1)合格率が6~7%であるのは、受験生の平均年齢の高さが要因と考えられる

(2)試験範囲のボリュームは大きいが、どれだけの量を濃淡付けてやればよいか明確

(3)短答試験の合格基準は意外と低い

(4)論文対策は、文章に慣れていない人であっても十分に可能

(5)口述試験はほぼ100%通る試験

 弁理士試験難しそうと考えている方は悩まずに速い目にスタートして勉強を継続していくのが重要です。

以上

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