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未経験での特許事務所の転職|20~30代前半は〇〇へ30代後半~50代半ばは〇〇へ行きましょう

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 僕は、とある法律事務所で働く弁理士(ツィッター@mayaaaaasama)🙈

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 僕は、「7年」ほど特許事務所の業界で働いています。詳しくはこちらです。

 なお、他にも職歴はありますが、今回の記事とは異なるものなので外しておきます。

・中小特許事務所(最初の特許事務所。出願業務を主に担当。)

・中小特許事務所(2か所めの特許事務所。ここで特許明細書の書き方を一通りマスター。)

・大手法律事務所(出願業務を主軸とし、弁護士と協同して鑑定なども担当。今ここ。)

 この経歴のように、僕は大手も中小も両方経験しており、そこで専門スキルを身に着けてきました。このため、この業界については詳しく、これまでの知見を元に特許業界の記事を書いています。そして、特に特許事務所の転職に詳しいです。

 そこで、今回は「未経験での特許事務所での転職|20~30代前半は〇〇へ30代後半~50代半ばは〇〇へ行きましょう」というタイトルにてお話ししたいと思います。

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  未経験での特許事務所での転職は何歳までOKなの!?

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 まずは、未経験での特許事務所での転職は何歳までOKなのかについてお話ししておきます。これは絶対的なものではないですが、大まかに言うと以下の感じです。

(1)20~30代なら知財経験なしでもOK

(2)40代以降なら知財経験(企業知財部、特許審査官の経験等)はないと厳しい

(3)50代半ばまでなら特許事務所未経験OK

(4)(1)~(3)のいずれにおいても理系のバックグラウンドが必要

 他業種の場合には、ジョブチェンジは30歳ぐらいまでですが、特許事務所では30代の未経験者でも理系のバックグラウンドがあれば十分可能です。ここが、他業種にはない、特許事務所の転職の大きな特徴です。

 実際に、僕は大手の事務所で勤めていますが、30代で未経験から入ってきた人を何人か見かけます。ここでいう「理系のバックグラウンド」というのは、大学初学程度の理系の知識があればよい程度であり、大学院での研究経験や、企業での開発経験があればなお評価されます。

 一方で、40代以降になってくると、理系のバックグラウンドがあっても知財経験がないと厳しくなります。選ばなければあることはありますが、「大手」では厳しく「中小」の待遇のあまりよくないようなところになってしまします。しかし、企業知財部にいたり、特許庁審査官をやっていたりといった知財経験があるのであれば、特許事務所への転職は十分可能です。

 このように、20~30代と40代以降の間に大きな分岐点があります。

 また、未経験者の特許事務所への転職は上限として50代半ばあたりまでが可能と言われています。ただし、クライアントを連れて来れたり、特別な事情があるのであれば、年齢の上限はないといえます。これは、特許事務所には定年の制度がないためです。このため、定年を過ぎた知財部長や特許庁審査官が、特許事務所へ転職することはよくあります。  

 20~30代前半の未経験者は〇〇へ行きましょう

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 以上のように、20~30代であり、理系のバックグラウンドがあれば、未経験者であっても特許事務所への転職は可能です。

 ここで20~30代前半の未経験者は「中小特許事務所」へ行きましょう。若いうちに、「大手特許事務所」よりも「中小特許事務所」に行くことをおすすめします。

 なぜ「大手」より「中小」の方がよいのか。その理由は以下のとおりです。

(1)熟練者から良質な指導を受けられるため

(2)幅広い知財業務を担当できるため

 以下順番に説明します。

 (1)熟練者から良質な指導を受けられるため

 まず、「熟練者から良質な指導を受けられるため」というのが理由に挙げられます。

 特許事務所では、特許明細書が書けることが重要です。特許事務所で成功するかどうかは、早いうちに特許明細書が書けるかどうかにかかっています。ただし、特許明細書が書けるようになるためには、独学で身につけることは不可能であり、クライアントから評価が高いベテラン(熟練者)から丁寧に指導をうけて身につけることが重要です。

 「中小」の場合には、「大手」と比較して、このような評価が高いベテラン(熟練者)から指導を受けやすいです。この理由としては、中小の方が、大手よりも質の高い特許明細書を書ける熟練者が多いこと、更にはそのような熟練者が指導できるほどの時間的余裕があることが挙げられます。大手は、その規模の大きさから、案件が多くて忙しい傾向にあり、質よりも量を重視することが多く、質の高い特許明細書を書ける熟練者は少ない傾向にあります。

 但し、全ての「中小」が「熟練者から良質な指導をしてくれる」ところばかりではありませんので注意が必要です。この点については後述するように特許事務所を適切に選ぶことが重要です。 

 (2)幅広い知財業務を担当できるため

 次に、「幅広い知財業務を担当できるため」というのが理由に挙げられます。「大手」の場合は、知財業務が分業されており、特定の業務しかできない傾向にあります。より具体的には、自分の専門分野に応じて、特定の分野(例えば、材料分野)における出願業務(特許明細書の作成、中間処理)ばかりやらされるようなところもあります。

 これに対し、中小の場合には、「大手」と比べると幅広い知財業務を担当しやすいです。より具体的には、特許だけでなく、「意匠」「商標」についても担当できたり、自分の専門分野に限らず、幅広い分野(例えば、材料分野と機械分野)における出願業務(特許明細書の作成、中間処理)を担当できたり、更に係争業務、鑑定なども担当できたりします。

 このため、中小に若いうちから経験した方が、幅広い知財業務を担当できるため、独立開業しやすい傾向にあります。

 30代後半~50代半ばは〇〇へ行きましょう

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 一方、30代後半~50代半ばの未経験者は「大手特許事務所」へ行きましょう。

 その理由は以下のとおりです。

(1)優先順位が「年収」>「良質な指導」になるため

(2)大手特許事務所でも丁寧に指導をしてくれるところもあるため

 以下順番に説明します。

(1)優先順位が「年収」>「良質な指導」になるため

 まず、30代後半以降になると、ある程度のキャリアの積んでからの転職となりますので、年収は、20~30代前半の若手と比較して高くなります。ここで、上述のように、中小に転職するとなると、そのような年収よりも低くなることが予想されます。

 30代後半以降という働き盛りの年齢で、前職の年齢よりも下がることは避けたいですし、その年収を元に戻すまでに時間もかかります。そこで、このような年齢層であれば、良質な指導よりも年収を優先した方がよいです。そこで、多く年収を出してくれる「大手」へ転職した方がよいです。

(2)大手特許事務所でも丁寧に指導をしてくれるところもあるため

 また、中小ほどではないかもしれませんが、大手でもパートナーが丁寧に指導をしてくれる事務所があり、全ての大手の事務所が指導を放棄しているわけではありません。

 そこで、丁寧に指導を受けてスキルアップを図ることもできます。ただし、同じ特許事務所であっても、パートナーによって指導の有無があったりしますので、丁寧に指導をしてくれるパートナーが指導パートナーになってくれる特許事務所を適切に選ぶことが重要です。

 特許事務所への転職で心配しないためにはエージェントの利用が必須

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 以上をまとめます。 

 20~30代前半は「中小」事務所へ行きましょう。

 ※20~30代前半の場合は、良質な指導を優先。

 30代後半~50代半ばは「大手」事務所へ行きましょう。

 ※30代後半~50代半ばは、年収を優先。

 但し、ここで中小事務所であれば、必ずしも熟練者から良質な指導を受けるとは限りませんし、大手事務所であれば、必ずしも高い年収を得られるわけではありません。

 ここで、失敗しないためには、適切に特許事務所を選ぶことが重要です。しかし、特許事務所の情報量は小さく、自分で求人サイトを見て転職活動をすると失敗してしまうことが多いです。

 特許事務所の転職で失敗しないためには、特許事務所に特化した転職エージェントの利用が必須といえます。

 ただし、特許事務所に特化したエージェントであっても、自分の都合のよいように変な事務所に誘導させるエージェントもいることは事実です。そのようなエージェントを回避できるように、誠実かつ信頼できる転職エージェントを選びましょう。では、そのような誠実かつ信頼できる転職エージェントとはどれかというそれは、「リーガルジョブボード」です。「リーガルジョブボード」の1択です。

 実際に僕も相談してもらい誠実な対応でお世話になりました。また、リーガルジョブボードはネットでの評判もよく信頼できることがうかがえます。

 「リーガルジョブボード」への登録は、こちらのサイトからできます。5分で簡単に無料で登録できます。登録後は、転職エージェントから連絡がきますので、丁寧に指導を受けてもらえるような特許事務所を希望条件として伝えて適切な特許事務所を紹介してもらいましょう。 

 ここで、リーガルジョブボードを利用すると、更に以下のようなメリットもあります。

(1)エージェントが面接に同席してくれて自分の強みを代弁してくれる

(2)エージェントが特許事務所と年収交渉をしてくれる

(3)内定が決まると数万円程度のお祝い金をもらえる

 特に重要なのが、(2)です。特許事務所から年収を提示された場合に不満がある方も多いと思います。この場合に、「交渉のプロ」であるエージェントが特許事務所と直接年収交渉をしてくれるため、50~数百万円ほどの年収がアップすることもあります。

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 なお、転職活動は腰が引けますが、人生を豊かにするためには早めに行動することが重要です。しかし、いきなり大きなステップから行動せずにちょっとずつ小さなステップから行動するのがやりやすいです。「リーガルジョブボード」の無料登録は、そのような小さなステップとして最適です。是非こちらのサイトから登録しておきましょう。

以上

開業予定の特許事務所です。お仕事の依頼があれば是非!

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