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弁理士試験の難易度はぶっちゃけ気にしなくてもよい理由|他の士業の資格と難易度を比較できませんよ

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 僕は、とある法律事務所へ働く弁理士🙈

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 今回は、「弁理士試験の難易度はぶっちゃけ気にしなくてもよい理由|他の士業の資格と難易度を比較できませんよ」というタイトルでお話ししたいと思います。

今回の記事は、弁理士試験を受けようと思っている方や、弁理士試験って難しそうだなあと悩んでいる方のご参考になればと思います。

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 弁理士試験の概要

弁理士試験の概要は、以下の図のようになります。

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2月上旬から3月下旬の期間が願書請求期間となりますので、この間に弁理士試験の受験を申請します。そして、弁理士試験には4つ(免除の場合は3つ)の試験があります。

短答式記述試験

5月下旬に行われます。択一式の試験です。

論文式(必須)記述試験

6月下旬から7月上旬の間に行われます。論文試験です。

論文式(選択)記述試験

7月下旬に行われます。この試験は、所定の条件を満たしていれば免除できます。

理系の大学院の博士課程前期を終了した方であればたいていは免除されます。

口述試験

10月半ばから下旬の間に行われます。今では合格率が95%以上なのでほぼ受かります。

この試験の中で鬼門なのが「短答式記述試験」と「論文式(必須)記述試験」です。これらの試験の詳細については過去記事で書いています。

>>弁理士試験のおすすめの勉強方法を紹介します。この方法で1年弱の勉強量で合格しました。

 弁理士試験の難易度

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弁理士試験の難易度は高いと言われています。よく、税理士試験や公認会計士試験と同じくらいのレベルとも言われています。

弁理士試験の合格率は6~7%と言われており、理系の最高峰の難易度の高い試験と言われています。

このように、理系の最高峰の難易度の高い資格試験と言われていますが、このような見解について違和感を感じます。それを以下にお話しします。

 弁理士試験の難易度はぶっちゃけ気にしなくてもよい理由

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一般的に弁理士試験の難易度は高いように思います。しかし、これはぶっちゃけ気にしなくてもよいです。実際に僕は「東大」「京大」などの難関大に合格できませんでしたが、「短答」「論文(必須)」「口述」にはそれぞれ「1発」で合格できました。

なぜ弁理士試験の難易度はぶっちゃけ気にしなくてもよいか。その理由は以下のとおりです。

(1)受験生の年齢層が高すぎて他の試験と比較できない

(2)受験生のほとんどが働きながら勉強をしている

(3)勉強のための努力の方向が明確過ぎる

(4)素直に勉強していれば受かる

以下順番に説明します。

(1)受験生の年齢層が高すぎて他の試験と比較できない

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弁理士試験の受験生の平均年齢は42.1歳です(平成30年度弁理士試験志願者統計)。これは他の士業の試験の受験生と比べると「滅茶苦茶」高いです。例えば、公認会計士の平均年齢は20代半ばであることからもこの年齢の高さは異様と思います。

ある程度年齢を積んでいくと記憶力などは劣る傾向にありますから、30~40代ではなかなか試験勉強をやろうとしても合格できないのが実情です。そうすると、弁理士試験の難しさは、試験自体の難しさというよりも年齢が高いことが大きな要因とも考えられます。そして、このような年齢の高い弁理士試験と他の士業の資格とを比較して難易度を測ることはできないのではないかとも思えます。

このように、他の士業と同じ基準で弁理士試験の難易度をはかるのには違和感があるので、一般的に言われている難易度について気にしなくてもよいと思います。

(2)受験生のほとんどが働きながら勉強をしている

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また、弁理士試験の受験生のほとんどは社会人です。統計でみると、平成30年度弁理士試験の受験生3977人のうち、約8割が社会人です(平成30年度弁理士試験志願者統計)。つまり、受験生のほとんどが働きながら試験勉強をしているのでなかなか受からないのは当然です。これに対し、公認会計士などの他の士業は、受験生が学生であることが多く、学生の間に勉強をして受かることが多いです。

そうすると、社会人の割合が圧倒的な弁理士試験と、学生の割合が圧倒的な他の士業の試験とを単純に比較するのには違和感を感じます。社会人の割合が大きい方が、試験に合格できず、合格率が低くなるのは当然です。

そうすると、弁理士試験自体が難しいというよりも、社会人として制約が大きいことが難易度の高さの要因にあると思います。

(3)勉強のための努力の方向が明確過ぎる

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次に、弁理士試験は、勉強のための努力の方向が明確過ぎるため、難易度は気にしなくてもよいです。本当に難易度が高いようなものは、努力の方向がわからないようなものであり、「特許実務」です。

弁理士試験は、通信講座を受講してその教材を何度も繰り返しやっていれば受かる試験です。

ただし、あれもこれもと教材に手を出してしまいどれも中途半端にやりとげているのであれば「絶対受かりません」。この点は注意が必要です。

そうは言うものの初学者であれば、どの教材に手をだすべきか悩んでしまうと思います。そこで、以下では、弁理士試験に必要な教材についてお話しします。

 弁理士試験に必要な教材

弁理士試験に必要な教材は、「条文集」「工業所有権法逐次解説(青本)」「短答式記述試験過去問集」「簡単な判例集」「資格スクールが提供する通信講座」の5つです。以下順番に説明します。

「条文集」

短答式記述試験では、特許法・実用新案法・意匠法・商標法・条約・著作権法・不正競争防止法の7科目の各条文をほぼ丸暗記する必要があります。そうしないと、短答式記述試験に合格することは困難です。そこで、これらの条文が全て記載された条文集を用意することが重要です。

ここで、条文集の中でも、「十分に書き込めるほどの余白があるもの」がおすすめです。なぜなら、その条文集をノート用に兼用して自分オリジナルの本にできるからです。そして、繰り返し、何度も見るのはこの一冊とします。

このような余白が十分にあるおすすめの条文集としては以下のものがおすすめです。

「弁理士試験 四法横断法文集 第7版」

弁理士試験 四法横断法文集 第7版

弁理士試験 四法横断法文集 第7版

「工業所有権法逐次解説(青本)」

条文集を揃えても、各条文を解説した解説書がなければ理解できません。

そこで、特許法・実用新案法・意匠法・商標法の各条文について解説したものを準備する必要があります。これは、工業所有権法逐次解説(青本)と呼ばれるもので、通称青本とも呼ばれています。

工業所有権法(産業財産権法)逐条解説 第20版

工業所有権法(産業財産権法)逐条解説 第20版

なお、工業所有権法逐条解説はこのサイトから無料で入手可能ですが、PDF媒体だと勉強の効率が悪いので思い切って買ったほうが正解です。

「短答式記述試験過去問集」

弁理士試験に限らず、どの試験においても過去問をこなしておくのは重要です。短答式記述試験用の過去問は必須です。ここでどの過去問を使うべきかが悩ましいところですが、解説がわかりやすい「LEC」の教材がベストです。実際、僕も受験生のときにお世話になりました。

「2019年 弁理士試験 体系別短答過去問 特許法・実用新案法・意匠法・商標法」

2019年版 弁理士試験 体系別短答過去問 特許法・実用新案法・意匠法・商標法【過去10年分収録】 (弁理士試験シリーズ)

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  • 作者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所弁理士試験部
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「2019年 弁理士試験 体系別短答過去問 条約・著作権法・不正競争防止法」

2019年版 弁理士試験 体系別短答過去問 条約・著作権法・不正競争防止法【過去10年分収録】 (弁理士試験シリーズ)

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「判例集」

判例についても勉強をすることが重要です。しかし、判例と言っても膨大ですからどこまで知っておくべきかわからないと思います。そこでこれだけは知っておきたいという判例を網羅した教材で勉強するのが重要です。マニアックな判例を覚えるとかえって「落ちます」。ではどの判例集がおすすめなのか。それは、「知的財産法判例教室」です。これ1択で十分です。僕も、受験生時代は判例集としてこれ一本だけしか勉強していませんでしたが十分に対応できました。

知的財産法判例教室

知的財産法判例教室

資格スクールが提供する通信講座」

そして最後に重要なのが資格スクールが提供する通信講座です。弁理士試験は「短答」は、独学で太刀打ちできても「論文(必須)」はほぼ100%無理です。その理由は以下のとおりです。

通信講座で提供されるテキストを何度も繰り返し使用して必要な知識をインプットしましょう。特に通信講座では、論文の書き方について丁寧に指導をしてくれるので、その指導に沿って論文の書き方を身につけましょう。

ちなみに通学講座より通信講座がおすすめな理由は以下のとおりです。

(1)通学時間が無駄

(2)聴講は受け身になりがちで頭に入りにくい

(3)テキストを全て終わるのに長い時間がかかり非効率

ここで通信講座としてどこがおすすめでしょうか。

今なら「資格スクエアの『基礎・短答・論文パック』」1択です。その理由は、以下のとおりです。

(1)価格が安い

(2)講師と教材の質がよい

(3)通学講座のメリットも享受できる

(4)受講生の数が多い

この講座は、講師・教材の質もよく、しかも大手資格スクールの教材のほぼ半額で購入できます。

資格スクエアの「基礎・短答・論文パック」には以下の講座が含まれています。

「基礎講座(約150時間)」

「短答対策講座(約80時間)」

「論文対策講座(約80時間」

これら3つだけですが、どの講座も中身が充実しています。また基礎講座には、青本(工業所有権法逐条解説)を丁寧に分かり易く解説する講座も含まれており、受講生にとっては勉強しやすいです。

さらに短答対策講座と論文対策講座には、インプットだけでなく演習も豊富に含まれており、これさえあれば弁理士試験で勝負できる実力を備えることができます。

また、講師は、菊池先生と林先生のお二方でいずれもベテランの講師です。このお二方の独自の勉強法に沿って素直に勉強すれば合格への道は近いです。実際に、最年少合格者を資格スクエアは輩出しており、そこで、菊池先生と林先生の指導は的確であったとコメントしています。

これは控えめに言っても「買い」です。

「2021年向け『基礎・短答・論文パック』」のコースは「こちらのサイト」から申し込みできます。

試験勉強のタイミングは早いことに越したことはありません。ぐずぐずしているとあっという間に12月になり試験勉強のための時間がなくなってしまいます。まずは試験勉強のための教材を揃えることから準備を始めた方がよいです。

(4)素直に勉強していれば受かる

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最後に、弁理士試験は、「素直」に勉強していれば受かる試験です。

実は、この試験には才能は必要ありません。東大に合格できるほどの頭のいい人しか受からない試験ではありません。普通の大学出身の方でも「素直」であれば普通に受かります。

ここでいう素直とは、講師のやり方に素直に従って勉強することです。例えば、資格スクエアでは、講師から論文の書き方の指導を受けると思いますが、それに従ってやればいいのです。実際に最年少合格者も講師のやり方に素直に従ってやった結果すぐに合格できたようです(下記動画参照)。

www.youtube.com

 まとめ

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以上をまとめます。

弁理士試験の難易度はぶっちゃけ気にしなくてもよい理由

(1)受験生の年齢層が高すぎて他の試験と比較できない

(2)受験生のほとんどが働きながら勉強をしている

(3)勉強のための努力の方向が明確過ぎる

⇒通信講座は「資格スクエアの『2021年向け『基礎・短答・論文パック』のコースがおすすめ。「こちらのサイト」から申し込みできます。

(4)素直に勉強していれば受かる

弁理士試験勉強のやり方についても記事を書いていますのでこちらもご参考ください。

>>弁理士試験のおすすめの勉強方法を紹介します。この方法で1年弱の勉強量で合格しました。

以上

開業予定の特許事務所です。お仕事の依頼があれば是非!

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