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弁理士試験に落ちる人の特徴|失敗しないための勉強法

 僕は、とある法律事務所で働く弁理士(ツィッター@mayaaaaasama)🙈

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 僕は、1年弱の勉強量で短答試験、論文試験(必須)、口述試験にそれぞれ「1発」で合格しました。試験勉強法は間違っていなかったと思います。

 ただし、僕は特に自頭がいいというのではなく凡人ですし、大学受験時代は間違った勉強法をしており、希望の大学に入れませんでした。そういう失敗を経て、この試験に1発で合格でできたものと思います。

 一方、僕は特許事務所をいくつか転々としてきましたが、その中で何年経っても合格できていない方を見てきました。そして、大学受験時代の僕の失敗と、そういう方々の試験勉強にやり方を踏まえると「落ちる人の特徴」が見えてきました。

 そこで今回は「弁理士試験に落ちる人の特徴|失敗しないための勉強法」というタイトルにてお話しします。

 なお今回は弁理士試験に限らず、大学受験やそれ以外の資格勉強を受けようと思う方にも参考になると思います。

 弁理士試験に落ちる人の特徴

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 では弁理士試験に落ちる人の特徴についてお話しします。その主な特徴としては以下の「5つ」が挙げられます。

(1)勉強の目的がずれている

(2)試験勉強より仕事を優先しすぎている

(3)マニアックな問題を解くのが好き

(4)素直でない

(5)独学で何とかなると思っている

 以下順番に説明します。

(1)勉強の目的がずれている

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 試験勉強の目的は合格することです。これは当たり前のことなのですが、これを意識していない人が意外と多いです。試験勉強の目的がずれたり、当初は合格することだったのにそれが逸脱している方が多いです。

 例えば、事務所に10年以上試験勉強をしているベテランの方がいました。その方は、毎日条文を2頁分ほど最初から最後まで丁寧に写経することを日課としており、それを所長に提出していました。これを数年間続けていました。

 条文の写経は時間も膨大になりますし、効率的な勉強とはいえません。ではなぜそのベテランの方は毎日写経をしていたのか。写経をすることが生活の一部となっており、写経すること自体が目的になったのではないかと僕は思っています。一日でも写経を怠ると生活のリズムが崩れるとかそういうものでないかと思います。そうすると、勉強の目的が合格することから大きく逸脱しています。合格できないのは当然と思います。

(2)試験勉強より仕事を優先しすぎている

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 次に、「試験勉強より仕事を優先しすぎている」ことも挙げられます。真面目であったり、責任感が強い特許技術者に多い傾向です。「真面目」「責任感が強い」ことは人間として大事だと思いますが、そういう人は事務所の上層部に利用されやすいです。

 パートナーや上司から仕事を大量に振られて、試験勉強に当てる時間がなくなりいつまでたっても合格できないパターンです。

 こういう方は、事務所によくいます。そして、パートナーや上司はそういう人を合格してほしいと言っていますが、その一方で3月の繁忙期に滅茶苦茶仕事を振るのです。そして、真面目な特許技術者は仕事を断れず、仕事を優先にしてしまいます。合格できないのは当然です。 

 仕事を断らないといつまで経っても合格できず「不幸」になります。真面目とか責任感が強い人が不幸になるというのは変な話です。しかし、僕の周りでそのような事例が多すぎるのも事実です。

 事例を1つ紹介しておきます。実際に、僕には責任感の強い特許技術者の知人がいて、彼は大手特許事務所で働いています。この事務所では中堅がごっそりと出ていき、パートナーは若手である彼に仕事をバンバン振りました。責任感の強い彼は断ることができず、引き受けました。その一方で仕事をしない若手は定時に帰って試験勉強をしていました。責任感の強い彼は試験勉強の時間を十分確保できず、弁理士試験に合格できませんでしたが、仕事をしない若手は弁理士試験に合格できました。

 この特許事務所では年功序列制のため、仕事をばんばんやってきても彼は年収アップしませんでした。それどころか事務所の給与システムが見直され、弁理士手当がなんと「2倍」にアップしたそうです。このため、仕事をしない若手は、弁理士資格を手に入れるとともに給料もアップしましたが、仕事をバンバンやってきた彼は、資格を手に入れることができず、手当ももらえないという悲しい結末に至りました。

仕事より資格を優先するために転職も選択肢の1つ

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 特許技術者は、絶対に仕事より資格を優先した方がよいです。もし忙しい事務所であれば転職を考えるのも重要です。この場合、弁理士試験のための時間を確保できる、まったりした事務所を選ぶのが重要です。ただし、事務所の内情は把握できないところもあり、転職エージェントに相談するのが無難です。

 ただし、特許事務所に特化したエージェントであっても自分の都合で変な特許事務所へ誘導するエージェントもいますので注意が必要です。

 そこでおすすめなのが、「リーガルジョブボード」です。実際に僕も相談してもらい誠実な対応でお世話になりました。また、リーガルジョブボードはネットでの評判もよく信頼できることがうかがえます。

 特許事務所の転職で失敗しないためにやるべき転職は以下の通りです。

(1)「リーガルジョブボード」に無料登録する。

(2)「リーガルジョブボード」に希望に合った特許事務所を紹介してもらう

 「リーガルジョブボード」への登録は、こちらのサイトからできます。5分で簡単に無料で登録できます。登録後は、転職エージェントから連絡がきますので、希望の条件を伝えて適切な特許事務所を紹介してもらいましょう。

 控えめに言っても「リーガルジョブボード」は「おすすめ」です。登録して特許事務所の転職を上手くすすめましょう。

(3)マニアックな問題を解くのが好き

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 マニアックな問題を解いてばかりいると「100%落ちます」。試験勉強は、受験生の誰もが知っている基礎的な問題を落とさないことが合格するためのポイントです。

 すなわち、誰も解答できる問題を落とさないことが重要であり、誰もが解答できない問題を解答できることは重要でないのです。

 それにも関わらず、何年経っても受からないベテラン受験生は、マニアックな判例を覚えたり、資格スクールの「上級者向け」のマニアックな問題を解いて悦に浸る傾向にあります。試験勉強は、合格できるか否かの2つであり、初心者も上級者もありません。そして、こういう人は、俺は上級者だからと基礎を疎かにする傾向があり、本番に基本的な問題ができず失敗してまた1年です。

 「誰もが解答できる問題を落とさないこと」がとても重要です。

(4)素直でない

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 素直でない人も弁理士試験に落ちやすいです。言い換えると、素直な人は弁理士試験に合格しやすいです。素直でない人は、講師の指導に従おうとしません。例えば、論文の書き方について、講師の書き方に従おうとせず、いや自分の書き方の方が美しいとか変な理屈をたてて気づいたらまた1年となってしまいます。特に素直でない人は論文試験になかなか合格できないと思います。

 弁理士試験を受験する場合、1人の講師の指導の下で勉強すると思いますが、その指導に素直に従って勉強すべきです。それが合格への近道です。素直でなければ素直になりましょう。

(5)独学で何とかなると思っている

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 最後に独学で何とかなると思っている方は「100%」落ちます。論文試験は、弁理士試験特有の論文の書き方を覚える必要があり、これは独学で太刀打ちできないからです。論文試験を突破するためには、講師から論文の書き方を学ぶとともに、レジュメと呼ばれる要点をまとめた資料を通じて勉強するのが「マスト」です。

 実際に、僕のまわりでも独学で合格した人は「0」です。この試験を独学で突破できるのであれば、弁理士にならず他の仕事に就いた方がもっと「成功」すると思います。

 論文の書き方とレジュメはどこから学ぶべきか

 そこで、合格するためには、論文の書き方とレジュメをどこから選ぶべきでしょうか。

 これについては、「資格スクエアの『基礎・短答・論文パック』」がおすすめです。ベテランの講師が論文の書き方について、動画で丁寧に解説しており、それに従って勉強すればよく、またレジュメの質も大手資格スクールのものと謙遜がないものです。

 個人的には、LECの教材を使っておりこれでも十分使えるのですが、コスパの観点から、資格スクエアの『基礎・短答・論文パック』がおすすめです。これは、大手資格スクールの通信講座の費用よりも約「半額」で入手でき、教材の質も講師の質もよいのでおすすめです。これが「買い」である理由は過去記事でも書いていますので良ければご覧ください。

www.mayaaaaasama.com

 この『基礎・短答・論文パック』は「こちらのサイト」から入手できます。弁理士試験は、時間との勝負です。早い目に行動して、必要な教材を準備してすぐに取り掛かりましょう。弁理士試験の勉強法については過去記事で書いていますのでこちらもご覧ください。

www.mayaaaaasama.com

以上