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特許事務所の転職は「簡単」ですが「定着」が難しいです|定着するために知っておくべきこと

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僕は、とある法律事務所で働く弁理士(ツィッター@mayaaaaasama)🙈

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 僕は、これまでに中小と大手の特許事務所(法律事務所)で働いた経歴があります。詳しくはこちらです。

・中小特許事務所(最初の特許事務所。出願業務を主に担当。)

・中小特許事務所(2か所めの特許事務所。ここで特許明細書の書き方を一通りマスター。)

・大手法律事務所(出願業務を主軸とし、弁護士と協同して鑑定なども担当。今ここ。)

 この経歴のように、僕は大手も中小も両方経験しています。また、それぞれの事務所にいる知人からも事務所内の情報を聞いたりしています。

 特許事務所は、このブログで書いているとおり、転職は「簡単」ですが、「定着」は難しいです。

 まず、特許事務所では「使用期間」があります。「使用期間」で切られる人もいますし、「使用期間」を過ぎても仕事をまわしてくれず辞めていく人もいます。

 一定のレベルのスキルを身につけて辞めていくのはOKですが、スキルがまだまだ未熟なレベルで辞めさせると、その後のステップアップが成功しません。

 このため、特許事務所に「定着」するためのコツを知っておくことは「超重要」です。

  そこで、今回は「特許事務所に定着するためのコツ」についてお話しします。

 今回は、特許事務所へ転職したいけれど、やっていけるかどうか不安とかそういう悩みに答えます。

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 「定着」のために重要なこと

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 では、特許事務所の「定着」のために重要なことについてお話しします。

 それは以下のとおりです。

(1)「素直に」指導を受けること⇒重要

(2)適切な特許事務所を選ぶ⇒超重要

(3)時間をかけて丁寧にすること

(4)事故が起きないようにすること

 以下、順番に説明します。

(1)「素直に」指導を受けること⇒重要

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 まずは、「定着」のために「素直さ」が重要です。

 未経験者は、所長や上司・パートナーから指導を受ける場合に、「素直」に指導を受けたほうがよいです。

 この業界では、「独自性」は必要なく、「熟練者のゴーストライター」になることが重要です。「ゴーストライター」といっても、怪しいものではなく、熟練者の書き方を一言一句コピー(真似)するという意味あいです。

 熟練者のゴーストライターというのは抵抗があるかもしれませんが、未経験者はまず熟練者の書き方を真似るのが「スキル上達」の近道です。一方、「独自性」にこだわると、いつまでたっても上達しません。

 また、熟練者も指導にあたり、未経験者に自分の書き方を一言一句真似してほしいのです。所長などの熟練者が自分の名前でクライアントに送るときは、クライアントはその熟練者に依頼しているわけですから、所長の書き方を真似してくれないと所長も困ります。

 そうすると、所長にしても、自分の書き方にいちいち文句とか批判とかしてくる未経験者は困ります。そういう人を指導したくないという気持ちになります。

 僕もこの業界に入ったころは、上司の書き方に違和感を感じてこうしたほうがいいのではないかと考え、自分で修正して上司に送ったことがあります。その後、上司に個室に呼び出され、「10年早いわ」と激怒されました。あれほどのことでこんなに怒るのもどうかと思いましたが、今に思えば上司の書き方の方が正しいものであり、素直に上司に従うべきでした。

 このように、熟練者の指導に対し、素直に受け入れるべきです。それが、熟練者にとっても都合がいいですし、未経験者にとっても「スキル上達」の近道となりえます。

 お互い「WINWIN」の関係です。

 一方で、年齢を重ねるうちに頭が固くなり、「素直」になりにくくなります。特に30代後半以上になると考え方がフィクスしてしまい、「我」を主張しやすい傾向にあります。実際に、この業界で、「クビ」になりやすいのは、「30代後半以降」です。このため、30代後半以降の方は特に「素直」になることを意識がけたほうがよいです。

(2)適切な特許事務所を選ぶ⇒超重要

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 次に、重要なのが「適切な特許事務所選び」です。

 素直に指導を受けるのは「重要」ですが、その指導が理不尽だったり、クライアントから信頼のないような熟練者の指導であったりすると、素直に指導を受けてもスキルが伸びませんし、ストレスもためやすいです。

 このため、特許事務所に入る前に、「所長の人間性」「事務所の指導教育」「多くのクライアントから信頼を受けている事務所」などの点から特許事務所の内情を把握しておくことが重要です。

 しかし、自分で適切に特許事務所を選ぶことは難しいです。特許事務所の情報量は少なく自分で知ることが難しいからです。

 そこで、特許事務所に詳しい「転職エージェント」を選ぶべきです。

 ただし、エージェントの中には、自分の都合のよいように転職者を誘導させるエージェントもいます。このため、信頼できる誠実なエージェントを選ぶべきです。

 そのような信頼できるエージェントとは、「リーガルジョブボード」です。転職活動においてエージェントの利用は必須ですのでこちらのサイトから登録しておきましょう。5分で簡単に無料で登録できます。また、リーガルジョブボードは年収交渉に応じてくれたり、お祝い金をもらえたりできます。

 控えめに言ってもこれは利用しないわけにはいきません。

 登録して、「所長の人間性」「事務所の指導教育」「多くのクライアントから信頼を受けている事務所」などの点から特許事務所の内情をエージェントから聞き出して、適切な特許事務所を紹介してもらいましょう。

 転職はまず小さなステップを一つずつ積み上げることが重要です。まずはこちらのサイトに無料で登録するのが転職活動の第1のステップです。この後、一つずつステップを積み上げて正しい事務所選びをしましょう。

 なお、リーガルジョブボードがお勧めの理由について詳しく過去記事で書いています。こちらもご覧いただければと思います。

www.mayaaaaasama.com

(3)時間をかけて丁寧にすること

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 次に「時間をかけて丁寧にすること」が重要です。

 最初のうちは早く案件を処理するよりも、「時間をかけて丁寧に処理すること」を心がけるべきです。「スピード」よりも「クォリティー」です。

 その方が、所長などの指導者からの評価が高いですし、その方が「伸びます」。

 一方で、早く案件を処理しようとすると、ミスが散見したり、重要なことが書いていなかったりと何度もやり直しをする羽目になります。指導者にとって、何度もやり直しをさせることはとても面倒くさいことですし、指導しても意味がないという印象も与えます。

 最初のうちは、「丁寧」に時間をかけて案件を処理することがとても重要です。 

(4)事故が起きないようにすること

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 次に、事故が起きないようにすることも重要です。事故が起きた場合、仕事をふられなくなる恐れもあります。ここでいう事故とは、期限を徒過したり、最終原稿のクライアントの指示内容が特許庁へ提出したものに反映されていなかったなどです。

 このような事故が起きないように、最初のうちは期限管理をしっかりとしたり、庁提出前の書類は念入りにチェックを心がけたほうがよいです。また、不安なことがあれば指導者に相談して報告することも重要です。

 人間だれしもミスはしますし、この業界では大半の方が規模が小さくても事故を起こします(僕もそうです)。ただ、入所していきなり事故を起こすととても印象が悪いので、最初のうちは事故が起きないようにすることがとても重要です。

 最後に|特許事務所の転職活動のやり方

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 以上のように、特許事務所の転職するにあたり、転職先の特許事務所へ「定着」できるかどうかをしっかりと見極めることが重要です。そうすると、転職活動での特許事務所の選び方はとても重要です。

 このブログでは特許事務所の転職活動のやり方について詳しく記事を書いていますのでご覧いただければと思います。

以上

開業予定の特許事務所です。お仕事の依頼があれば是非!

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