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弁理士で1000万円プレイヤーを目指すのは難しくないが2000万円の壁を超えるのは難しい話。

 僕は、とある法律事務所で働く弁理士🙈

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 今回は、「弁理士で1000万円プレイヤーを目指すのは難しくないが2000万円の壁を超えるのは難しい話」というタイトルにてお話ししたいと思います。


弁理士なら30代で1000万プレイヤーに到達可能

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 弁理士で「1000万円プレイヤー」を目指すのは難しくありません。
 ここで、年齢を重ねれば年収は企業に勤めている場合にも上がりますが「1000万円プレイヤー」になりやすいですが、弁理士の場合は、「30代」で十分可能です。
 実際に僕のまわりの「30代」の弁理士は、「1000万円」以上を稼いでいる方が多いです。
 ちなみに、とある超大手企業の課長クラスの年収が「1000万円」クラスです。企業で課長クラスになるのは、「40代」以降が通常であり、「30代」ではなかなか「1000万円」クラスに到達することは難しいです。
 一方、僕の年収は「30代半ば」で「800万円弱」です。
 ここで「1000万円プレイヤー」に到達していないのかよと突っ込まれそうですが、1年で最低50万円以上の年収アップが見込める事務所に勤めているので、なんとか30代ぎりぎりで「1000万円プレイヤー」になれそうです。僕の場合は、ステップアップの一部で失敗しました・・・(これについては後述します。)


弁理士で年収1000万円プレイヤーを目指す方法

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 では、弁理士になってどうやって「年収1000万円プレイヤー」を目指すのか。その方法についてお話しします。その方法は以下のとおりです。
1.前職の年収を維持したまま中小特許事務所に入所して「特許明細書」の書き方を学ぶ
2.「特許明細書」の書き方を身につけたら「大手特許事務所」へ転職
3.「大手特許事務所」で案件をどんどん処理して売り上げを稼ぐ。
4.もし「大手特許事務所」で年収が思うように上がらなければ別の事務所へ転職
 この1~4に沿ってステップアップすれば、30代で年収1000万円以上を稼ぐことは可能ですし、難しくありません。以下順番に説明します。


1.前職の年収を維持したまま中小特許事務所に入所

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 弁理士が特許事務所で稼ぐためには、「特許明細書が書けること」が「マスト」です。しかし、この特許明細書は、独学で書けるようになるのはまず不可能であり、熟練者から質の高い指導を受ける必要があります。
 そこで、未経験者は「質の高い指導を受けてもらえる」事務所を選ぶことが重要です。そして、ここでは、「中小特許事務所」と「前職の年収を維持すること」がポイントです。
 なぜ「中小特許事務所」であるかというと、「大手特許事務所」と比較して、質の高い指導を受けることができるためです。中小特許事務所の場合は、クライアントから信頼を受けている「所長」に直接指導を受けてもらえることが多く、「ハズレ」がありません。
 次に、「前職の年収を維持すること」も重要です。「指導をしてもらうから」「売り上げを稼げないから」という理由で妥協して「年収を低く」設定すべきでありません。
 なぜかというと、次に転職する際の年収が、前職の年収で考慮されてしまうからです。早く1000万円プレイヤーに到達するためには、「スキル」だけでなく、前職の「年収」を一定以上確保しておくことが重要です。 
 僕はここで失敗しました。指導をしてくれるからという理由で前職の年収より大幅ダウンで事務所へ転職し、その後大手にうつったときにこの年収が基準となりました・・・
 なお、未経験者の特許事務所への転職のやり方は過去記事で書いていますのでご覧ください。

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2.「特許明細書」の書き方を身につけたら「大手特許事務所」へ転職

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 次に、「特許明細書」の書き方を身に着けたら「大手特許事務所」へ転職します。中小特許事務所の場合、所長のチェックが厳しく、なかなか案件を処理できずに売り上げを稼ぐことができません。一方、大手特許事務所は、中小と比較してチェックが緩い傾向にあり、案件を処理しやすく売り上げを稼ぎやすいです。売り上げを稼ぐとそれに応じて年収が支払われるので大手の方が稼ぎやすいです。
 もちろん、事務所に育ててもらった恩義を感じて転職しにくいと考える方も多いとは思いますが、そこは事務所よりも「自分」を優先してステップアップすべきです。


3.「大手特許事務所」で案件をどんどん処理して売り上げを稼ぐ。

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 次に、中小特許事務所で学んだスキルをいかして、案件(特許明細書)をどんどん処理して売り上げを稼ぎます。特許明細書の1件の単価は約25万円であり、これを8件処理し、中間処理の1件の単価は約10万円であり、これを5件処理すれば、25×8+10×5=250万円です。通常、年収は売り上げの1/3と言われているので、これを1年やれば250×12×1/3=1000万円に到達できます。
 ここで特許明細書の作成期間は慣れれば大体2~3日であり、中間処理の作成期間は慣れれば大体半日~1日です。最初は特許明細書の作成に1週間ほどかかるかもしれませんが、要領を覚えると2~3日あれば仕上げることができます。そうすると8×2.5+5=25日であり、休日出勤を2~3日すれば1000万円に到達できます。
 このように、特許事務所では特許明細書を書けるかどうかが「全て」です。そして、特許明細書のスキルを身につけて、それから高速処理していけば1000万円プレイヤーになることは十分可能です。


4.もし「大手特許事務所」で年収が思うように上がらなければ別の事務所へ転職

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 また、特許事務所のいい所は、「転職しやすい」点です。
 もし、売り上げを稼いでも年収が思うように上がらないのであれば「年収の高い別の事務所へ転職すればよいのです。
 「大手特許事務所」に勤めている経歴があれば他の事務所からも重宝されます。そして、「転職エージェント」に頼めば、年収が高くホワイト体質の「隠れ優良特許事務所」を紹介してもらえます。
 「転職エージェント」を利用するなら「リーガルジョブボード」がおすすめです。こちらのサイトから5分で簡単に無料で登録できます。なお「転職エージェント」として「リーガルジョブボード」がおすすめである理由は過去記事でも書いていますのでご覧ください。

 

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弁理士が2000万円の壁を超えるのは難しい理由

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 以上のように、上記のやり方で適切にステップアップしていれば、弁理士で1000万円プレイヤーを目指すのは難しくありません。
 しかし、このやり方にも上限があります。休日出勤ほぼ休みなしで働いてもおそらく2000万円の壁をこえるのは難しいです。
 2000万円の壁をこえるためには、大手特許事務所で「パートナー」になるか、あるいは「独立で成功するか」のいずれかです。
 前者の場合には、勤務年数なども評価され、「パートナー」になるには通常40代くらいにならないと難しいです。しかし、これが一番現実的な方法です。ただし、事務所に貢献しないといけないですし、時間があまりにもかかりすぎます。
 後者の場合には、更に厳しいです。弁理士で独立するためには、クライアントを1つ以上確保していないと厳しいですが、そのクライアントを獲得するのがとても至難の業です。そして、大手企業は1人事務所よりも安全のために大手特許事務所を使いたがるので、なかなかクライアントになってくれません。
 このように、弁理士で2000万円の壁をこえるのはとても難しいです。
 弁理士は、難関資格であり、この資格をとるだけでもすごいと思いますが、その資格とスキルをもってしても2000万円の壁を超えることは難しいものです。


まとめ

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 弁理士は2000万円以上を稼ぐことは難しいと思います。資格とスキルがあってもです。それに加えて営業力とかそういう対外的なものがないとそれ以上を稼ぐことは難しいと思います。
 しかし、そのような能力がなくても、適切なステップアップをすれば30代で1000万円以上の収入は難しくなく十分狙える範囲です。
 スキルと言っても学ぶことは特許明細書の書き方1本ですし、資格さえとってスキルを磨けば、1000万以上稼げます。そう考えると、企業で働いたり、ほかの士業になるよりも、1000万円プレイヤーにもっともなりやすい職業であるともいえます。
以上