特許 特許-特許明細書

特許明細書の書き方を現役弁理士が教えます

投稿日:

(8/29更新)

僕は、とある法律事務所で働く弁理士(ツィッター@mayaaaaasama)🙈

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 僕は、これまでに中小と大手の特許事務所(法律事務所)と大手メーカー知財部で働いた経験があります。詳しくはこちらです。

・中小特許事務所(最初の特許事務所。出願業務を主に担当。)

・中小特許事務所(2か所めの特許事務所。ここで特許明細書の書き方を一通りマスター。)

・大手メーカー知財部(主に出願業務と他者特許の分析。発明者に特許明細書の書き方を指導。)

・大手法律事務所(出願業務を主軸とし、弁護士と協同して鑑定なども担当。今ここ。)

 これまでに特許明細書を「200件」以上は書いてきました。2つ目の中小特許事務所で所長とマンツーマンで指導を受け、特許明細書の書き方をマスターしました。

 また、大手メーカー知財部では、発明者に特許明細書の書き方を指導していた時期もあります。

 そこで、今回はこれまでの経験を盛り込んだ「特許明細書の書き方」についてお話ししたいと思います。

目次

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はじめに|書き方を学んだら即実行しよう

 以下に特許明細書の書き方についてお話ししますが、注意すべきことが1つあります。それは、この記事を読んで書き方を学んだら「即実行しよう」ということです。

 「ああなるほど」と理解してそのまま終わりだと一向に力が付きません。なるほどと思ったならば、そこを実践ですぐに生かすようにすべきです。でないと特許明細書の書き方は一向に身につきません。この点を気を付けるべきです。

 もし、ここがわからないとか質問がありましたら、ご遠慮なくメールyamatenisan@gmail.comまでご連絡ください。なるべく早く回答します。

 特許明細書の書き方

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 では、「特許明細書の書き方」を上図を用いて説明します。特許明細書は、上図の通りの手順で書いていくのが基本です。まずは、基本的な書き方の「順序」を知りましょう。

 まず、「下準備」として、発明提案書と先行技術文献を読み込み、本願発明と従来技術とを比較しながら対比表を作成します。

 次に、作成した対比表を元に、「クレーム」を作成していきます(「特許請求の範囲の作成」)。

 次に、作成した「クレーム」を元に、「明細書」を作成していきます(「明細書の作成」)。まずは、「明細書」のうち、背景技術、課題、解決手段、効果を作成し、発明のストーリーを完成させます。ここまでの流れの書き方は、起承転結の型の構成で書いていきます。

 次に、「実施例」を作成していきます。材料系の場合、明細書の記載順序は「実施形態」⇒「実施例」の順序ですが、作成段階では「実施例」⇒「実施形態」の順番で書いていきましょう。こうすることで、「記載漏れ」をなくすことができます。構造系の場合、「実施例」とは「実施品」を指します。実施品が描かれた特許図面を元に説明していきます。

 次に、実施形態を作成していきます。実施形態では、「実施例」「実施品」を一般化して、権利範囲を広くとれるように書いていきます。

 以上のように、「明細書」では、「具体例」⇒「一般化」の順序で書くのがポイントです。

 そして、最後にブラシュアップをします(「校閲」)。ここでは、誤字チェックや、クレームと明細書の整合性などを確認して必要に応じて修正していきます。最後に「要約書」を補充して完成です。

 なお、「願書」は特許事務員が通常作成するものであり、「特許図面」は図面担当者が通常作成するものであるのでここでは省略します。

 では、以下にそれぞれの工程を詳しく説明していきます。

特許明細書の下準備段階

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 特許明細書の下準備段階では、まず、「発明提案書」と「先行技術文献」を読み込むことと、対比表を作成することが重要です。以下順番に説明します。

「発明提案書」と「先行技術文献」を読み込むこと

 まず、特許明細書を書く前に、「発明提案書」と「先行技術文献」を読み込みましょう。先行技術文献は、通常クライアントが用意するものを読み込みましょう。もしなければ、クライアントに先行技術文献を提示してもらうようにしましょう。

 これらをしっかり読み込む必要がある理由は以下のとおりです。

・従来技術に対する発明のポイントを知る。

・当該分野の技術を知る。

・明細書の内容が充実する

 「発明提案書」を読めば「発明のポイント」を理解できますが、そのポイントは、従来技術のものである場合もあります。従来技術のものをポイントしてクレームを書いても特許性は出ませんので、従来技術に対する発明のポイントを知ることが重要です。後述しますが、「メインクレーム」は、新規性が出る特徴も盛り込む必要があるので、先行技術文献の読み込みは重要です。

 また、先行技術文献を読むことは、当該分野の技術を知るうえでとても有益です。弁理士・特許技術者は、自分の専門分野以外の分野についても明細書を書かなければいけません。このとき、専門書をいちいち用意して読んでいれば時間がかかって非効率です。では、どうやって自分の専門外の技術を理解するか。それは、最もその発明に近い先行技術文献を読んで理解することです。これが短期間で効率よく技術を理解する上でベストです。 

 更に、明細書は、先行技術を意識して作りますのできちんと読みこなせば明細書の内容が充実します。明細書では、先行技術の技術的思想と異なるようにストーリーを構築させます。なぜなら、そうしないと進歩性がなく特許性が出ないためです。

「対比表」を作成する

 次に、「発明提案書」と「先行技術文献」を読み込みながら、「対比表」を作成します。対比表は、発明と先行技術を整理して理解する上でとても重要です。

 「対比表」の書き方を説明します。まず、「発明」の構成をそれぞれ分解していきます。「発明」の構成が「A」「B」「C」の3つから成り立っているとすると、その「A」「B」「C」が先行技術文献で開示されたものに含まれているかどうかをチェックします。そして、完成した対比表を元に、クレームを作成していきます。

 これだけでは頭の中でイメージがつきにくいと思いますので、以下に具体例を見てみましょう。

(背もたれ椅子の発明)

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 発明者は、上図に示すような背もたれがついた椅子を発明しました。この発明では、使用者が着座したときに使用者の背と当接部材(背もたれ)を設けることで使用者が姿勢よく着座できることを特徴します。

 この発明の構成を分解して構成要素を見ていきます。

・座部材(使用者が着座するための部材)

・当接部材(使用者の背を当接するための部材。背もたれ)

・脚部材(座部材を支持するための部材)

★効果 (使用者が着座した時に姿勢を維持できること)

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 これに対し、先行技術文献として上図のような椅子が出てきたとします。左は、単純で、背もたれのない椅子です。右は、円形の座部材の中央に円柱の柱が貫通しています。これらを踏まえて対比表を作成すると以下のようになります(実際の対比表は構成について更に細かく書いていきますが、ここでは簡潔にしています)。

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 上図のとおり、先行文献1の椅子は当接部材を含んでいないので、先行文献1に対し、「新規性」はありそうです。しかし、先行文献2には、円柱が使用者の背を当接するための部材に相当するため、先行文献2に対して「新規性」を主張することは難しそうです。メインクレームは、少なくとも新規性がある特徴を盛り込むことが必要ですから、この表現を見直す必要があります。

 そこで、当接部材を更に限定的に表現していきます。すなわち、先行文献2と差別化するために、当接部材の位置を限定します。先行文献2の椅子の当接部材は座部材の中央に位置していますが、本願発明は、座部材の後部に位置することを想定しています。このため、「座部材の後部に位置する」ことを限定します。そうすると以下のようになります。

・座部材(使用者が着座するための部材)

・当接部材(座部材の後部に形成され、使用者の背を当接するための部材。背もたれ)

・脚部材(座部材を支持するための部材)

★効果 (使用者が着座した時に姿勢を維持できること)

 このようにして作成した対比表から、先行文献に対する発明の特徴を抽出してクレームを作成していくことがポイントです。

特許明細書の作成段階

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 上述のとおり、特許明細書の下準備を仕上げた後は、実際に特許明細書を書いていきます。まずは特許請求の範囲(クレーム)を書いて、次に明細書を書いていきます。以下順番に説明します。

特許請求の範囲の作成

 まずは、作成した対比表を元に特許請求の範囲(クレーム)を書いていきます。クレームの書き方を詳しく説明するとそれだけで1記事分はできてしまうのでここではポイントを抽出して書いていきます。

 なお、ここでは全くの初心者を想定していないため、用語の説明など逐次していません。もっと丁寧に知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

www.mayaaaaasama.com

 そのポイントを以下に挙げます。

・メインクレームには新規性を出せる特徴も盛り込んで書くこと

・サブクレームは進歩性の落としどころとなる特徴を書いていく

・曖昧な表現は使わないこと

・カテゴリーは豊富に書くこと

 以下順番に説明します。

 まず、メインクレームは新規性を出せる特徴も盛り込んで書くことが重要です。なぜかというと、明細書のストーリーは、メインクレームに依るところが多く、新規性のないままクレームを作ると、ストーリーがぐちゃぐちゃとなり特許性が弱い明細書となりうるからです。予め先行技術調査をして、新規性の出せる特徴を導き出し、その特徴を踏まえて、課題と効果を設定して明細書のストーリーを立てていくのが特許性が出しやすい明細書です。よく、先行技術調査をしないまま明細書を書くところがありますが、それでは中間処理の過程で困ることが多いので予め先行技術調査をして新規性は出せるようにしましょう。

 メインクレームを書いた後、サブクレーム(下位クレーム)を書いていきます。サブクレームのポイントは進歩性の落としどころとなることです。サブクレームで追加する構成は、単に先行文献に書いていない構成だけではなく、その構成による技術的意義(その構成であることでそうする効果があること)と、実施例でサポートされていること(材料系の場合)が重要です。

 ここで、クレームを書くときには「曖昧な表現」は避けましょう。曖昧な表現を書く癖をつけないようにしましょう。クレームを書く上で重要なのは、クライアントにも読みやすい文章を書くことです。難解な文章を書くのではありません。難解な文章を書けば自ずと曖昧で、意味のよくわからない文章となってしまいます。曖昧な表現を避けて適切な表現を使うためには、J-platflatなどで似たような公開文献を探し、公開文献中のクレームの表現を参考にしましょう。検索ワードを適切なものにかけると大体これで決まります。実際に僕もクレームの表現に迷ったら、公開文献の表現を参考にしています。

 また、カテゴリーはできるだけ豊富に書きましょう。物クレームが強いですが、物クレームで特許性が出なくても製造方法クレームや単純方法のクレームに特許性が出る場合もあります。カテゴリーを豊富に書けば、それだけクライアントにも好印象です。

 明細書の作成段階

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 では、次に明細書の作成段階について説明します。明細書は、以下のように、「起承転結」⇒「具体化」⇒「一般化」の順番で書いていきます。

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 上図を見てください。明細書の書き方は発明の分野によって異なります。すなわち、明細書は、材料系、構造系、電気系の3つの分野で書き方が異なります。ただし、構造系が基本であり、材料系が特異であることから、ここでは構造系と材料系を説明します。

 構造系も材料系も(電気系も)まずは背景技術、課題、解決手段、効果の順序でストーリーを書くことは変わりません。しかし、材料系では、実施形態の後に実施例が来るのに対し、構造系では実施例はほぼなく、実施品の説明を図面をもとに説明し、発明が実施品に限定しないことを説明するために一般化します。材料系の実施例は、構造系の実施品の説明に相当し、順序で逆(材料系では実施形態(一般化)⇒実施例(具体化)、構造系では実施品(具体化)⇒一般化)であることが分かると思います。このように、構造系と材料系は書き方が異なることに留意した方がよいです。

 そして、上図の通り、明細書の書き方は、「起承転結⇒具体化⇒一般化」です。この書き方を覚えておいて下さい。

 では、「起承転結」「具体化」「一般化」について説明します。

 起承転結(背景技術~効果)

 まず、「背景技術」「課題」「解決手段」「効果」の書き方について説明します。

 明細書では、まず、背景(従来技術)⇒課題(従来技術の課題)⇒解決手段(発明の構成)⇒効果(発明が有用であること)をこの順序で説明します。これは起承転結の型にあてはまります。上記の椅子の例でいうと、以下の図のような感じです。

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(背もたれ椅子の発明)

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 発明者は、上図に示すような背もたれがついた椅子を発明しました。この発明では、使用者が着座したときに使用者の背と当接部材(背もたれ)を設けることで使用者が姿勢よく着座できることを特徴します。

 この発明の構成を分解して構成要素を見ていきます。

・座部材(使用者が着座するための部材)

・当接部材(使用者の背を当接するための部材。背もたれ)

・脚部材(座部材の後部に形成され、座部材を支持するための部材)

★効果 (使用者が着座した時に姿勢を維持できること)

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 上図からお分かりと思いますが、この背景技術~効果までの記載で発明のストーリはほぼ完成します。

 特許庁の審査官は、たいてい背景技術~効果と実施例しか読まないため、このストーリを丁寧に考えることが重要です。

 背景技術には、本願発明に最も近い先行技術文献のモノを説明します。文献の数が多すぎると、審査官に発明のポイントが把握できなくなるため、文献の数は1つでよいです。その文献は、本願発明に最も近い先行技術文献を提示します。

 ここで、背景技術の記載で注意すべき点があります。それは、公知の情報だけを記載するということです。例えば、背景技術に先行技術文献の課題を書いていることがありますが、これは不味いです。なぜなら、その課題が公知でないのであれば、それは発明者が見出した課題であり、その課題に対して本発明を導き出したということになるため進歩性が一層認められやすくなるからです。

 このため背景技術の記載は公知のみであることを留意しましょう。

 課題には、提示した先行技術文献の問題点を上げます。上図の椅子の場合では、その課題は、着座した時に使用者は姿勢が悪くなることです。ここで、課題は、メインクレームの構成のみで解決できるものだけを書きましょう。課題を書き過ぎると、クレームの範囲が過度に限定される虞があり、注意が必要です。

 解決手段には、クレームの構成によって課題が達成されることを記載します。例えば、発明者は、鋭意研究を重ねた結果、〇〇に〇〇をする(メインクレームの構成)と、上記課題が解決できることを見出した・・・などです。

 効果は課題と対応させます。上図の椅子の場合、課題が「着座した時に使用者が姿勢が悪くなる」であれば、「着座した時に使用者が姿勢を維持できる」などです。課題と効果は1対1の関係であることを覚えておきましょう。課題にないことを効果で書くのはNGです。

 具体化

 次に「具体化」の説明をします。材料系の場合は、実施例を、構造系の場合は実施品の説明をします。上述のように具体例を書いて一般化を書くのが「大事なところの漏れがなくなり」おすすめです。

 材料系の実施例の場合、クライアントの発明者が準備してくれることがあり、これを推敲します。この場合のポイントとしては以下の通りです。

・実施例と比較例がクレームと整合しているか

・当業者が再現できるように実施方法が記載されているか

・評価の基準が明確に記載されているか

・評価の値の算出方法が明確に記載されているか

・クレームの文言と実施例の文言が適切に統一されているか

 一方構造系の場合、実施品の「図面」を説明します。

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 例えば、上図の椅子の場合には、座部材1、脚部材2、当接部材3について説明します。具体的には、この場合には、それぞれの形状、位置関係、材質、作用、効果です。

 より詳細には、以下のように書きます。

 図■に示す椅子10は、座部材1と座部材1を支持するための脚部材2と座部材1に使用者が着座したときに、使用者の背と当接可能な当接部材3とを含む。座部材1は、~の形状を有しており、~の材質で形成されている。脚部材2は、~の材質で形成されており、脚部材の数は~である。当接部材3は、座部材の後部に形成されており、~の材質で形成されている。図■に示す椅子10は、座部材1の後部に当接部材3が形成していることにより、使用者が座部材1に着座したときに使用者の背が当接部材3に当接されるため姿勢を維持しゃすく快適に着座できる(作用と効果)。

 一般化

 次に、「一般化」の説明をします。「具体化(実施例、実施品)」はいわば点の説明です。これに対し、クレームはその点から拡張した幅のある円のようなものです。具体化だけでは、クレームの範囲にまで一般化できないためそれを埋めるために「実施形態」で実施例又は実施品をクレームの範囲にまで一般化できることを記載します。

 実施形態の書き方のポイントしては、「総論・各論」の型で書くのが書きやすいです。上図の椅子の場合には、「座部材」「脚部材」「当接部材」で構成されていますが、この場合、「座部材」を説明して、「脚部材」を説明して、「当接部材」を説明します。その後、必要に応じて他の部材も説明します。

 例えば、上図の椅子の例で言うと、下図の椅子もクレームの範囲に含まれます。

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 この形態は、当接部材が「2本のパイプ」を介して、座部材に接続されている構成です。この場合は、更に「パイプ」も構成要素に含まれますのでその他の部材に例示します。必要に応じて、上図の変形例も説明します。

 「一般化」では、上述のとおり、具体化だけでは、クレームの範囲にまで一般化できないためそれを埋めるという役割がありますが、それ以外にクレームアップできるようなものを仕込んでおくこともできます。この点について触れると長くなるので次回にお話ししたいと思います。

校閲段階

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 以上のように、クレームと明細書を仕上げたら、ブラシュアップします。ここでのブラシュアップのポイントは以下の通りです。

・誤字脱字

・用語の統一(クレームの文言が明細書中に対応しているか)

・クレームが明細書中でサポートされているか

・必須と任意の区別ができているか

(サブクレームなのに明細書中で「断定形」で表現している。あるいはメインクレームなのに「例えば」「好ましい」というように表現している等)

・図面の符号が明細書と対応しているか

 最低、これだけはチェックして修正しましょう。これがなされていないと、知財部からの印象は悪いです。

最後に|学んだら即実践

 以上の通り、特許明細書の書き方を説明しました。今回は書き方の基本的なところをお話ししましたが、次回からは細かく説明していきたいと思います。

 ここで学んだことは即実践に活かしましょう。インプットしてもアウトプットしないと意味がありません。学んだら即実践。これが重要です。

特許明細書を書くために役立つ書籍

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 特許明細書を書くために役立つ書籍を紹介しておきます。といっても、特許明細書の書き方の本のほとんどは、「再現性に乏しい」ためあまり有用でないと思います。あくまで、参考本、補助的な位置づけです。

(特許クレームドラフティング)

 クレームのルールのようなものが体系的に描かれており、初心者でもお勧めの本です。ただし、これを読んだら特許明細書が書けるというものでありません。あくまで補助です。

 

日米欧三極共通出願時代の 特許クレームドラフティング

日米欧三極共通出願時代の 特許クレームドラフティング

 

 

(岩波国語辞典)

 特許明細書を書く上で用語が適切であるかどうか確認するために必須の書籍(辞典)です。ネットでも拾えますが、クライアントに説明する時に裏付けがネットであるよりも辞典の方が印象も違います。ここで新明解も悪くはないですがいささか冗長ですので岩波をおすすめします。

 

岩波 国語辞典 第7版 新版

岩波 国語辞典 第7版 新版

 

 

(日本語の作文技術)

 文章の書き方が上手くない人におすすめです。修飾語の使い方、格助詞の使い分けなど作文ルールが丁寧に解説されており、文章力が上がります。

 

【新版】日本語の作文技術 (朝日文庫)

【新版】日本語の作文技術 (朝日文庫)

 

特許明細書を書きたいなら特許事務所で働こう

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 特許明細書の書き方を紹介しましたが、読者の中には特許業界に転職を考えている方もいると思います。もしこの記事を読んで興味をもたれたら特許事務所への転職をおすすめします。まずは「行動」です。特許事務所への転職は過去記事で書いていますのでこちらをご覧ください。

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 また、特許事務所での転職にはエージェントを利用することがほぼ必須ですので忘れずにどうぞ。おすすめのエージェントはこちらの記事をご覧ください。

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 以上

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