年収 弁理士

弁理士の年収はいくら?【稼ぎの増やし方も紹介】

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悩んでいる人

 「弁理士の年収っていくらくらいもらえるんだろう?」

 「弁理士の年収ってどうやって決まるの!?」

 「弁理士が年収を増やす方法を教えてほしい」

こうした疑問に答えます。

 本記事の内容

「弁理士の平均年収」「年代別・働き方別も含む」

「独立開業したときの年収はどれくらい!?」

「弁理士の年収はどうやって決まるのか」

「弁理士が稼ぎを増やすためにはどうすべきか」

 本記事の信頼性

士業男子やま

 この記事を書いている士業男子やまは、弁理士をしています。

 関西の特許事務所を2つ、TMI総合法律事務所を1つ、大手企業知財部を1つ経験しており、弁理士業界に詳しいです。

 

弁理士の年収の平均は723万円

弁理士の平均年収と他の士業との比較

弁理士の平均年収は723万円です(転職会議によれば(2020年3月10日のデータ)。

転職会議によれば、弁理士の最高年収は2,000万円であり、弁理士の最低年収は350万円です。

これはあくまで目安ですが、弁理士になってこれくらい経験を積めば、年収700万円以上は稼げるといえます。

僕自身の年収・弁理士の知人から聞いた年収も含めると妥当な数字です。

一方、サラリーマンの平均年収は441万円ですので、弁理士の資格をとれば、サラリーマンの平均年収よりも200~300万円は稼げるといえるでしょう。

他の士業との年収の比較

難易度が同等と言われる士業と比べると、司法書士よりは稼げて、会計士と同等かそれ以下くらいは稼げます。

司法書士は昔は年収は高かったみたいですが今は年収が安くなっています。

これは 司法書士の平均年収が安いのは登記業務の単価が低いことによるものと考えられます。

弁理士の年収の年代別の比較

弁理士の年代別の平均年収

次に弁理士の年代別の平均年収を見ていきます。

20代後半の弁理士の平均年収は500万円

20代で弁理士に登録している数の割合はとても少なく、希少価値があります。

年収は500万円であり、一般的なサラリーマンよりも高いといえます。

30代の弁理士の平均年収は615万円

20代後半と比べると、変動の幅が小さいように思えます。

これは30代から弁理士を始めた人が多くいるからでしょう。

弁理士には、30代で未経験者はたくさんいます。

その中で平均年収が615万円なら高いといえます。

経験者で1,000万円以上を稼いでいる人もいます。

40代以降の弁理士の平均年収は955万円

40代以降になるとほぼ経験者です。

経験を積んでいくと年収は一気に上がることがわかると思います。

一流企業の課長クラスの年収はもらえるでしょう。

弁理士の年収データで注意すべきこと

転職会議のデータを見ると、弁理士の年収は高いという印象をもつかもしれません。

ただし、注意してください。

弁理士になっても働き方のタイプ次第では必ず稼げるわけではありません。

理由を次に説明します。

弁理士の年収は働き方のタイプで異なります

弁理士の年収は働き方で異なります

弁理士の年収はサラリーマンよりも高いですが、これは弁理士になると必ず稼げるという意味ではありません。

働き方のタイプにより弁理士の年収は違ってくることに注意してください。

具体的には企業で働いた場合と特許事務所で働いた場合とでは異なります。

①企業で働いた場合

※年功序列型。資格手当がつく程度でサラリーマンと変わらない。

②独立開業した場合

※完全報酬型。集客が重要であり、集客に成功すれば2,000~5,000万円は稼げる。

③特許事務所で働いた場合

※成果主義型。売り上げに応じて年収が決まる。

順番に説明します。

①企業弁理士の年収

企業で働く場合には、弁理士は知財部に配属します。

しかし、知財部で働いても年功序列制に変わりません。

弁理士になると昇進するというわけでもなく、よくて資格手当がつく程度です。

 

弁理士が企業で働いても年収はそれほど上がりません。

企業知財部の仕事は、弁理士の独占業務と直接関係がありません。

知財部の仕事は弁理士の資格の重要度がそれほど高くはないのです。

弁理士が稼げるのは特許事務所で働いた場合です。

②独立開業した弁理士の年収

独立開業すると、弁理士の年収は集客で決まります。

稼げる人は、2,000~3,000万円以上の年収を稼げます。

一方、集客がうまくいかない人は500~1,000万円ほどです。

最初のうちは集客はうまくいかないので1,000万円もいかないでしょうが、半年後~1年くらいになると徐々にお客さんも集まってくるそうです。

僕の知人弁理士は1年目で年収1,000万円ほど稼ぎ、2年目以降で2,500万円以上を稼ぎ出しました。

独立開業は成功すれば夢があります。

③特許事務所で働く弁理士の年収

特許事務所では、成果主義をとるので年間売り上げに応じて年収が決まります。

このため、実務能力があれば若いうちでも年収をどんどん稼げます。

相場としては以下のような感じです。

未経験の弁理士の年収➤300~500万円

経験年数1~3年の弁理士の年収➤400~1,000万円

経験年数5年以上の弁理士の年収➤800~1,200万円

では特許事務所で働いた場合、弁理士の年収はどうやって決まるのか。

以下でお話しします。

弁理士の年収が決まる仕組み

弁理士の年収が決まる仕組みと年収の稼ぎ方

弁理士の年収が決まる仕組みは以下のとおりです。

ポイント

年収=年間売り上げ×配分率

年間売り上げ∝単価×処理件数

例えば、年間の売り上げが2,000万円で配分率が0.4の場合には年収は800万円となります。

配分率は特許事務所によってまちまちですが、通常0.3~0.45です。

 

また、年間売り上げは案件の単価と処理件数で決まります。

案件は、特許出願の代行業務と商標出願の代行業務の2つがありますが、これらの単価は全然違います。

特許出願の代行業務

※1件あたり20~50万円

商標出願の代行業務

※1件あたり約5~10万円

商標出願の代行業務は単価が安いので、商標のみを担当しても稼げません。

弁理士でお金を稼ぎたいのであれば、商標出願よりも特許出願を担当することをおすすめします。

では弁理士の年収の仕組みを解説したところで今度は稼ぎ方について解説していきます。

弁理士が年収を増やす方法

弁理士が稼ぎを増やす方法は以下のとおりです。

ポイント

①単価の高い案件を担当すること

②案件の処理速度を高めること

③配分率の高い特許事務所に行くこと

①~③を実践すれば、20~30代前半の方でも稼げますし、年収1,000万円を越えるでしょう。

ここで、案件とは特許出願業務であり、具体的には特許明細書を書くことです。

 

特許明細書でも単価の高い案件から低い案件まで様々ありますので、高い案件を担当できるようにしましょう。

特に海外出願する予定の案件は移行料金が発生して稼ぎやすくおすすめです。

 

特許明細書は、2~3日で1件くらいのペースで書けるようになれば、高収入が見込めます。

これくらいのスピードを目指しましょう。

 

未経験者の場合には、まず熟練者から丁寧に教えてもらうことで「質」を学び、基本がみについたら「スピード」重視に移行しましょう。

このやり方が効率的です。

 

ただし、配分率は特許事務所でまちまちなので、いつまでも一つの特許事務所にい続けると稼げない場合もあります。

さらに特許明細書が速く書けるようになったら、配分率の高い特許事務所へ転職するのもありです。

特許事務所の中でもハイステータスの求人を探すのであれば、JACリクルートメントが高年収の転職に特化している転職エージェントであり、海外、グローバルポジションの転職で実績がとても高くておすすめです。

高収入の求人案件がずらりとならんでおり、知財業界の役職から特許技術者まで幅広いです。

 

①~③を実践すれば、1,000万円以上を稼げますが、2,000万円以上を稼ぐのは難しいです。

ではどうすれば2,000万円以上を稼げるのか。

以下では年収2,000万円を稼ぐ方法を解説します。

弁理士が年収を2000万円以上を稼ぐ方法

弁理士が年収2000万円を稼ぐ方法

2,000万円以上を稼ぐための方法は以下のとおりです。

①役職(チームリーダー、パートナー)につく

②独立開業する

どれか1つです。

ただし、①の場合には、勤務年数が10年以上といった縛りがあります。

このため、20~30代前半の若い方は①は難しいでしょう。

若いうちに年収2,000万円以上を稼ぎたければ②をおすすめします。

大手企業のクライアントを1つでもとっていけば年収2,000万円以上は稼げます。

実際に僕の知人の弁理士の方は、大手企業のクライアントを引き連れて開業したのですが、1年目には年収2,500万円以上を稼いだと言っていました。

ただし、クライアントがつかめないと年収500万円ほどしか稼げないので注意が必要です。

といってもうまくいかなければ事務所に出戻りすればOKです。

弁理士の年収のまとめ

弁理士は割に合う資格

弁理士は成果主義の世界ですので、やればやるほど稼げます。

独占業務である特許明細書の作成は、単価も高いですし、他のサラリーマンや士業よりも稼げますし、割に合います。

もし興味があれば弁理士目指してみてください。30代でも十分に間に合いますよ。

まずは特許事務所に入る前に弁理士試験に合格することをおすすめします。

おすすめの通信講座はこちらです。

 弁理士の平均年収と他の士業との比較

弁理士の平均年収とは他の士業との比較

 働き方別の弁理士の年収

①民間企業で働いた場合:サラリーマンとほぼ同等か資格手当がつく程度

②特許事務所で働いた場合:年収300~2000万円

 弁理士が稼ぎを増やす方法

①特許明細書を書けるようになること(質重視)

②特許明細書を速く書けるようになること(スピード重視)

③単価の高い案件をもらえるようになること

④売上配分を高くしてもらえるようになること

⑤役職(パートナー、チームリーダー等)につくこと

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