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弁理士の年収は働き方で4つのタイプがある【稼ぎ方も解説】

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悩んでいる人

 弁理士の年収が知りたい。弁理士に興味あって資格をとろうか迷っているんだが、儲かるのか!?

 稼ぎ方も知りたい。

 こうした疑問に答えます。

士業男子やま

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弁理士の年収は、平均723万円と言われていますが、現実は大きく働き方のタイプで4つありそれぞれで違ってきます。

そこで、本内容では、まずよく言われる弁理士の年収と給与の現実について解説したあとに、働き方の4つのタイプを解説して、さらに年収を稼ぐ方法の解説まで盛りだくさんでお送りします。

1.弁理士の年収・給与の現実は723万円である話

弁理士の平均年収と他の士業との比較

 弁理士の平均年収は723万円とあります(転職会議の2020年3月10日のデータ))。

 転職会議によれば、弁理士の最高年収は2,000万円であり、弁理士の最低年収は350万円です。

 これはあくまで目安ですが、弁理士になって5年くらい経験を積めば、年収700万円以上は稼げるといえます。

 筆者自身あるいは弁理士の知人から聞いた年収も含めると妥当な数字です。

 一方、サラリーマンの平均年収は441万円ですので、弁理士の資格をとれば、サラリーマンの平均年収よりも200~300万円は稼げるといえるでしょう。

 弁理士の年収は他の士業の年収と比べても稼げます。

 つづいて年代別の比較です。

1.1.弁理士の年収の年代別の比較

弁理士の年代別の平均年収

 次に弁理士の年代別の平均年収を見ていきます。

1.2.1.20代後半の弁理士の平均年収は500万円

 20代で弁理士に登録している数の割合はとても少なく、希少価値があります。

 年収は500万円であり、一般的なサラリーマンよりも高いといえます。

1.2.2.30代の弁理士の平均年収は615万円

 20代後半と比べると、変動の幅が小さいように思えます。

 これは30代から弁理士を始めた人が多くいるからと考えられます。

 弁理士の登録者の年齢分布をご存知ですか。

 35歳未満の割合は全体の4.1%しかありません。

引用:https://www.jpaa.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/08/dstribution-202006.pdf(赤字は筆者が追記。)

このデータから、30代で未経験者は多くいることがわかります(20代がほぼいないため)。

 その中で平均年収が615万円なら高いといえます。

 なお、経験者で1,000万円以上を稼いでいる人もこのあたりから出てきます。

1.2.3.40代以降の弁理士の平均年収は955万円

 40代以降になるとほぼ経験者です。

 経験を積んでいくと年収は一気に上がることがわかると思います。

 一流企業の課長クラスの年収はもらえるでしょう。

1.2.3.4.弁理士の年収データで注意すべきこと

 以上を見ると、転職会議のデータを見ると、弁理士の年収は高いといえるでしょう。

 ただし、ここからが注意ポイントです。

弁理士になっても働き方のタイプ次第では必ず稼げるわけではありません。

 ここからが本題です。

2.弁理士の年収は働き方のタイプで異なります

 弁理士の年収はサラリーマンよりも高いですが、これは弁理士になると必ず稼げるという意味ではありません。

 働き方のタイプにより弁理士の年収は違ってくることに注意してください。

タイプは大きく上の4つに分かれます。

 

①パワフル弁理士

土日祝日も仕事をすることがしばしば。仕事ができて楽しくて仕方がない人が多い。

売り上げによって稼ぎが決まる特許事務所に勤めていることが多く、年収は800万円以上で30代でも1,000万円に到達。

仕事を請け負い過ぎて忙しい開業弁理士もあてはまる。開業弁理士の場合1,500万円以上稼ぐことは可能。

②まったり弁理士

残業時間はだいたい20時間以下。まったり仕事をしながら高収入でプライベートも充実

大手特許事務所や優良の中小特許事務所に勤めているか、あるいは大企業に勤務していることが多い。

年収1,000万円は厳しいが本人もそこまで稼ぐ気がないことが多い。

③リッチ弁理士(上図の?)

開業弁理士があてはまる。

仕事の売上は全て自分のものとなり、高収入。ただし仕事はほどよく請け負っており、自分の時間を大切にしている。

④資格貧乏

ブラック特許事務所で消耗。安価の仕事を請け負い、どれだけ処理しても稼げないという無限ループ。

しかもノルマを課すところも多くなかなか帰れない。国内しか特許を出願しない事務所に多い。経験者でも年収600万円未満。

※一部筆者の独断と偏見も含む。

ここで、弁理士の資格をもっていれば、すぐには難しいかもですが、2~3年で少なくとも②か③に到達できます。

未経験で入った場合、特許事務所の場合、年収は低めですが実務を上げていくことで年収は上がっていきます。

 

ただし、間違っても④の資格貧乏に陥らないようにしましょう。参考:>>「特許事務所でやめたほうがよいブラック特許事務所【未経験向け】

仮に今④の資格貧乏に陥っても、弁理士の資格をもっていれば、脱出は難しくないはずです(筆者も一時期資格貧乏でしたがそんなに難しくなく転職できました。)

特許事務所の内部情報に詳しいリーガルジョブボードといった転職エージェントに登録してでも、早めに脱出することをおすすめします。

ここで、まったり弁理士を目指すにせよ、パワフル弁理士を目指すにせよ、特許事務所で稼ぐ仕組みを知っておくことが重要です。

以下に解説します。

3.弁理士の年収を稼ぐ仕組み

 特許事務所の場合、弁理士の年収が決まる仕組みは以下のとおりです。

ポイント

年収=年間売り上げ×配分率

年間売り上げ∝単価×処理件数

※ただし、成果主義をとる特許事務所の場合。特許事務所には年功序列制のところもあることにご留意ください。

 例えば、年間の売り上げが2,000万円で配分率が0.4の場合には年収は800万円となります。

 配分率は特許事務所によってまちまちですが、通常0.3~0.45です。

 

 また、年間売り上げは案件の単価と処理件数で決まります。

 案件は、特許出願の代行業務と商標出願の代行業務の2つがありますが、これらの単価は全然違います。

特許出願の代行業務

※1件あたり20~50万円

商標出願の代行業務

※1件あたり約5~10万円

もしあなたが売り上げに対して、年収の稼ぎが悪い場合は転職することをおすすめします。

職場で待遇の改善を求めても期待できないことが多いためです(筆者も経験済み)。

 

 商標出願の代行業務は単価が安いので、商標のみを担当しても稼げません。

 弁理士で稼ぎたいのであれば、あなたは、商標出願よりも特許出願を担当することをおすすめします。

 では弁理士の年収の仕組みを解説したところで今度は稼ぎ方について解説していきます。

4.弁理士が年収1000万円ぐらいまで増やす方法

 弁理士が稼ぎを増やす方法は以下のとおりです。

ポイント

①単価の高い案件を担当すること

②案件の処理速度を高めること

③配分率の高い特許事務所に行くこと

 ①~③を実践すれば、20~30代前半の方でも稼げますし、年収1,000万円を越えるでしょう。

 ここで、案件とは特許出願の申請業務、つまり特許明細書を書くことです。

 

 特許明細書でも、分野やお客さんの違いによって、単価の高い案件から低い案件まで様々ありますので、高い案件を担当できるようにしましょう。

 特に特許出願が海外出願する予定の案件は移行料金が発生して稼ぎやすくおすすめです。

 

 特許明細書は、2~3日で1件くらいのペースで書けるようになれば、高収入が見込めます。

 これくらいのスピードを目指せば稼げます。

 

 未経験者の場合には、まず熟練者から丁寧に教えてもらうことで「質」を学び、基本がみについたら「スピード」重視に移行しましょう。

 このやり方が効率的です。

5.弁理士が年収2000万円ぐらいまで増やす方法

弁理士が年収2000万円を目指すのであれば以下の方法が考えられます。

  • ⓵パートナーなど特別な役職に就く
  • ②独立開業する
  • ③知財コンサルの副業を始める

⓵~③のどれかでないと難しいと思います。

⓵の場合勤務10年以上とか縛りがあるので、40代以上でないと厳しいと思います。

もし年収2000万円を目指すのであれば独立開業がおすすめです。

一般的に一人事務所でも仕事があれば年収1500万くらいは行くと思います。しかし、それ以上となると、1人で対応できず、年収2000万円の壁をこえることは難しいと言われています。

そこでもし1人で年収2000万円をめざすなら、プログラミングで自動化・効率の悪い仕事は断る(たとえば、相談だけで依頼をしないお客の対応など)、などで効率化をはかるのがよいと思います。

プログラミングの話は過去記事でも紹介しています。筆者は請求書など自動的な処理はRailsでやっています。

士業がプログラミングできるメリットは2つだけ

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また、これを言っちゃああれですが、中小企業にしぼって営業かけても稼げないと思います。理由は過去記事で書いているのでご参考に。

独立弁理士で失敗・廃業しやすい人の特徴は?

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あるいは勤務弁理士の形態だと、副業で知財コンサルを始めるのもいいと思います(副業OKなら。法律事務所は原則個人事業主の形態なのでコンフリクトなどに抵触しない限りOKと思います)

知財コンサルタントとは何か?【資格はいりません】

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6.弁理士の年収・将来性と求人の探し方

将来性については「弁理士の将来性を考えるのはナンセンスである理由」の記事で解説しています。

結論から言うと、弁理士の仕事はなくなるものではなく、特に気にする必要はほぼありません。

求人の探し方は、例えば転職エージェントに登録するなどであり、「2020年版|知財・特許に強い転職エージェントを弁理士が紹介」の記事で詳しく紹介しています。

7.弁理士の年収のまとめ

 弁理士は成果主義の世界ですので、やればやるほど稼げます。

ただし、最初の数年間は、実務を積むのに苦労すると思います。そこは覚悟してください。

 しかし、独占業務である特許明細書の作成は、単価も高めであり、他のサラリーマンや士業よりも比較的稼げやすいといえます。

ただし、未経験者の場合、最初の特許事務所の選び方が重要です。

 もしあなたがすでに弁理士の資格をとっているのなら、選び方についてついでにこちらの記事も見ておくとよいです。

>>特許事務所の転職に失敗・後悔しないための特許事務所の選び方|未経験者向け

 まずは資格からとるのもありです。

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気にしなくてOKです。参考:「弁理士試験の難易度はぶっちゃけ気にしなくてもよい理由

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