弁理士 特許事務所

特許事務所で働くということのメリットとデメリットを弁理士が解説

更新日:

士業男子やま
こんにちは。士業男子やまです!

悩んでいる人
今までサラリーマンをしてきたけど、知財の仕事に興味があるから特許事務所で働こうかな・・・けれど特許事務所ってどんなとこだろう・・・ネットや知人から情報が少ないからなあ・・・

士業男子やま
今回はこうした疑問に答えます!

わたくし士業男子やまは、弁理士として関西の特許事務所を2か所・TMI総合法律事務所・大手企業知財部を渡り歩いてきました。

この経験から、「特許事務所で働くということ」のメリットとデメリットについてお話ししていきたいと思います。

この記事は、知財の仕事に興味があり、これから特許事務所へジョブチェンジをしようと考えている方にご参考になると思います。

目次

特許事務所ではどんな人が働いているの!?

悩んでいる人
特許事務所ではどういう人が働いているんだろう・・・

特許事務所では「弁理士」「特許技術者」「特許事務員」が主に働いています。

たいていの特許事務所では、特許事務員の比率が高いです。

特許事務所によっては、弁理士を積極的に採用している事務所があったり、特許技術者を積極的に採用している事務所があったりとまちまちです。

ここで、弁理士・特許技術者・特許事務員についてそれぞれの特許事務所で働くことのメリットとデメリットについてお話ししていきます。

特許事務所で働くということのメリット

特許事務所で働くことのメリットは以下のとおりです。

ポイント

(特許事務員・弁理士・特許技術者共通)

■専門性の高いスキルを身につけることができる➤食いっぱぐれになることはない

■転勤がない

(以下は特許事務員向け)

■一般的な事務員よりは稼げる傾向

■働きやすい環境

■英語を活かせる

(以下は弁理士・特許技術者向け)

■縦の人間関係が希薄➤人間関係に悩むことがない

■フレックス制度・在宅制度が充実している➤自由な働き方が実現できる

■一般的なサラリーマンよりは稼げる

■成果主義➤若いうちからお金を稼げる

■最新の技術を知ることができ、知的好奇心が強い人には楽しい

■ゲーム性がある

まず一番大きなメリットというのは、専門性の高いスキルを身につけられることです。

弁理士・特許技術者➤特許出願の権利化業務

特許事務員➤特許出願の事務手続き・年金管理

特許の出願業務については今後も安定したニーズがあることが予想されますし、この業界では、弁理士・特許技術者・特許事務員のいずれにおいても人材不足が悩まされています。

このため、専門的なスキルを身につけてしまえば食いっぱぐれることはないといえます。

また、特許出願業務については、弁理士の独占業務であり、他社が参入できないというところも強いです。

なお、弁理士の仕事内容については過去記事でくわしく解説しています!

 

特許事務員にとっての特許事務所で働くということのメリット

特許事務員の方にとって、特許事務員で働くことの他のメリットに一般事務より稼ぎやすいというのが挙げられます。

サムライマガジンによれば、特許事務員の年収は250~500万円と言われています(参考:https://sactjp.com/magazine/patent-office-income/)

一般事務員の年収は250~350万円といわれているので、比較的稼ぎやすいのではと思います。

ただし、注意すべき点があります。

それは、特許事務所によって、特許事務員の年収の格差が激しいということです。

派遣スタートの特許事務所もあれば、福利厚生が充実した特許事務所まで幅広いです。

特許事務員として志望するなら、年功序列制の大手特許事務所をおすすめします。

 

それ以外のメリットとしては、産休・育休をとりやすいこと、フレックス制度が充実していることから働きやすい環境にあるといえます。

ただし、中小規模のところだと、所長の奥さんが経理などをやっているところもあります。そういうところはやりにくいかもなので避けるのが無難です・・・

また、英語も活かせる仕事であることも魅力的の1つと思います。

弁理士・特許技術者にとっての特許事務所で働くということのメリット

次に、弁理士・特許技術者にとってのメリットというのは以下のとおりです。

■縦の人間関係が希薄➤人間関係に悩むことがない

■フレックス制度・在宅制度が充実している➤自由な働き方が実現できる

■一般的なサラリーマンよりは稼げる

■成果主義➤若いうちからお金を稼げる

■最新の技術を知ることができ、知的好奇心が強い人には楽しい

■ゲーム性がある

まず、縦の人間関係が希薄な点です。

弁理士の場合には、仕事に慣れてくると、仕事はほぼ自己完結します。

ぶっちゃけ1日中誰とも話さずに終わることもあります。

これはよいのか悪いのかわかりませんが笑、少なくとも仕事になれると人間関係で悩むことはないです。

縦の関係が希薄ですが、そうはいっても、わからないことがあれば丁寧に教えてくれる先輩の弁理士も多い傾向です。

これは僕の個人的な感想ですが、弁理士の人は優しい方が多いと思います。分からないとところがあったら教えてくれます。

 

次に、フレックス制度・在宅制度が充実しているところも魅力的なところです。

ぼくは、特許事務所で働いてからは、朝は満員電車に乗ったことはないです。

また、一部の特許事務所では、在宅制度も充実しているので育児の両立といったことも実現できます。

次に、弁理士・特許技術者の年収は、比較的サラリーマンの年収よりも高めの傾向にあります。

弁理士の平均年収は650万円ほどであり、雇われの形態でも多い人で2000万、30代の若手でも1000万円以上を稼いでいる人もいます。

特許事務所では成果主義を採用するところが多いので、スキルアップして売り上げをどんどん稼げば、若いうちからでも年収を1000万円以上稼ぐことは可能です。

1000万円以上の稼ぎ方はこちらです。

また、弁理士・特許技術者の仕事は、新しい発明に特許をとることをサポートする仕事です。

常に、最新の技術を知ることができるので、理系で好奇心旺盛な方にとっては楽しい仕事だと思います。

 

 また、弁理士・特許技術者の仕事は、ゲーム性のある仕事といえるので、ハマりやすいです笑

 これについては過去記事でも書いています。

 

 特許事務所で働くということのデメリット

 では次に特許事務所で働くことのデメリットについてお話しします。

注意ポイント

(弁理士・特許技術者・特許事務員共通)

■期限厳守の世界➤期限が迫ってくると残業も必要

■特許事務所が都市部に集中。地方に少ない。

■デスクワークなので腰痛などになりやすい。

(弁理士・特許技術者)

■勉強の日々➤勉強嫌いな人には辛い

■成果主義➤売り上げがたたないと年収は上がらない

■ブラックに行くと詰む

 まずは、特許・商標といった知財の仕事は期限が厳守です。

 せっかく特許をとっても特許料を期限までに納付しないと無効になっちゃいます。

 また、クライアントから発明を発表するまでに特許出願したいという場合もあり、期限が厳しいことが多いです。

 そのため、期限に間に合わせるため、残業を強いられることも多いです。

 特に年度末の3月は繁忙期で忙しいです。

 ただし、仕事を速く済ませることができれば、繁忙期でも残業することなく対応できると思います。

弁理士・特許技術者にとっての特許事務所で働くということのデメリット

 以下に弁理士・特許技術者にとってのデメリットをまとめます。

注意ポイント

■勉強の日々➤勉強嫌いな人には辛い

■成果主義➤売り上げがたたないと年収は上がらない

■ブラックに行くと詰む

 まず弁理士・特許技術者にとっては、最新の技術を理解したり、法改正の知識を勉強したりしないといけないため毎日勉強です。

 勉強好きな方ならむしろいいと思いますが、勉強が苦手な人にとっては向いていないかもです。

 ただし、毎日勉強しているので年をとっても脳が鍛えられます。

 次に、弁理士・特許技術者の場合には成果主義をとることが多いので、

 スキルアップ➤売り上げアップ➤年収アップという流れになります。

 ここで、なかなかスキルが身につかないと年収アップにつながらないのでつらくなるかもです。

 最後に、ブラックに行くと詰みます。(これは企業にもあてはまりますが・・・)

 特に指導がない・年収が低いところは最悪です。

 このような劣悪な特許事務所を避けるためにも転職にあたり、特許事務所の事前サーチは重要です。

 求人の見つけ方は以下のとおりです。

求人の方法は以下の3つがあります。

①求人サイトを見て自分で応募

転職エージェントに登録してエージェントに紹介

順番に説明します。

①求人サイトを見て自分で応募

特許事務所の求人サイトは、パテントサロンがあります。

ただし毎日1ヵ月くらい見ていたらわかりますが顔触れがいつも一緒ですので、もし優良案件を探すのなら転職サイト・エージェントに登録することをおすすめします。

②転職エージェントに登録してエージェントに紹介

転職エージェントに登録して、エージェントに希望条件を伝えて、希望条件に合致した求人をエージェントから紹介してもらえる方法があります。

希望条件の一例を紹介します。

・早くに手に職をつきたい➤指導が丁寧な事務所を紹介してもらう

・自由な時間がほしい➤残業時間が少なめの事務所を紹介してもらう

・高い年収がほしい➤高年収の事務所+年収交渉してもらう

転職エージェントを利用すると以下の利点があります。

①エージェントから特許事務所の内情を知ることができる

②めんどくさい転職の作業はエージェントに任せられる

③エージェントが年収交渉や勤務条件を交渉してくれる

④隠れ優良案件を紹介してもらえる

⑤内定をもらえるとお祝い金がもらえる(リーガルジョブボード)

⑥サポートは無料

ぶっちゃけ登録しない手はないです。

おすすめのエージェントはこちらの記事が参考になります。

特許事務所で後悔したくない方向けに記事も書いているのでこちらもあわせてご覧頂ければ参考になります。

 

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