とある士業の知的な日常

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本を読んでもスキルは上がりません|スキルアップのために重要な3つのこと

僕は、とある法律事務所で働く弁理士🙈

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今回は、「本を読んでもスキルは上がらないこと」と、「スキルアップのために重要な2つのこと」についてお話しします。

目次です。

スキルを上げることは難しい

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 スキルを上げることは難しいです。ここでいうスキルとは、例えば、一般的なビジネススキル(例えば、交渉スキル、プレゼンスキル等)から専門的なスキル(例えば、営業系なら営業スキル、IT系ならプログラミングスキル、法律系なら特定の法律文書を作成するスキル等)が当てはまります。

 なぜ難しいかというと、学校とは異なり、上司や先輩が一から丁寧に教えてくれたりすることがないため、自分でスキルを上げるために試行錯誤をしなければならないからです。スキルが専門性の高いスキルであればあるほど猶更です。

 僕は、法律事務所で弁理士をしており、弁理士の仕事の大半は特許をとるための特許明細書を作成する仕事です。これを作成するためには、発明に関する技術を知っているだけでなく、特許法の知識、そして独特の書き方(文章力)を身につける必要があります。そして、この特許明細書の作成を上司のチェックなしで一人前に作成するには通常2~3年はかかると言われています。もちろん、学校ではないため法律事務所ではこの特許明細書の書き方を丁寧に教えてくれたりしません。自分で特許明細書を作成するスキルを身に着けないといけないのです。このため、頑張って努力をしても努力の方向が間違っていれば成果が出ない場合もあります。とてもシビアです。

本を読んでもスキルは上がらない

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 そこで、スキルを上げるための方法として、実用書を読んで勉強することが考えられます。実用書を読んでその内容を理解してから実践を積んでいくようなやり方です。

 しかし、実用書を読んでもスキルを上げることはできません。実用書を読んで勉強すると、知識は身につけられます。それなのになぜスキルを上げることができないのか。それは、知識とスキルは全くの別物であるからです。すなわち、知識があれば、必ずしもスキルを上げることができるわけではないのです。また、実用書を読んで勉強して実際に実践を積んでいってもスキルを上げることは難しいです。なぜなら、実用書で読んだこと、学んだことが実践に活かせる場合がとても限られていることが多いためです。また、仮に実践に活かせるとしてもどういう状況で活かせることができるのかの見極めがとても難しいです。このため、結局実用書を読んで勉強してもスキルを高めることができません。

(経験談)

 実際に、僕も特許明細書を作成するスキルを身に着けるためにまず考えたのが実用書を読んで勉強することでした。具体的には、「特許明細書の書き方」という本を3~4冊以上丁寧に読んで勉強してきました。しかし、それでも上司からのやり直しの指示は変わらず、スキルを上げることができませんでした。本からは特許明細書の書き方の基礎的なものを学びました。しかし、その基礎は、実際の状況(実践)に上手くあてはめたりすることがとても難しいのです。実用書というのは、知識どまりであって、スキルを上げるために活かせるものではないのです。

スキルアップのために重要な3つのこと

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 以上のように、本を読んでもスキルを上げることができません。では、どうやってスキルを上げていけばいいのか。スキルアップのために重要なことは以下の3点です。これらは、特許明細書を作成することにおいて、スキルアップできた要因です。この要因は、特許明細書の作成するためのスキルだけでなく、様々なスキルにあてはまると思います。

(1)「模倣(真似ること)」

(2)「即実践」

(3)「絶えず修正」

 以下順番に説明します。

(1)「模倣(真似ること)」

 まず、重要なことは「模倣(真似ること)」です。すなわち熟練者を模倣することです。なぜ模倣することが重要であるというと、正しい方向で努力をすることができるためです。熟練者は、試行錯誤を経て特定のスキルを上げてきたのです。そうすると、初心者は、熟練者を真似すれば、そのような試行錯誤を経なくても正しい方向で努力できて、スキルを上げることができます。一方、我流でスキルを上げようとすると、試行錯誤したり、結局は上手くいかず誤った方向で努力して努力が報われない場合も多いです。

 「模倣」において重要なのは、1人の熟練者を選び、その熟練者を徹底的に模倣することです。言い方が悪いかもしれませんが、熟練者のコピー人間になることが重要です。スキルを磨く上で我流を徹底的に排除します。

 例えば、僕の場合、特許明細書を作成するスキルにおいて、以前に勤めていた特許事務所の所長の書き方を徹底的に模倣しました。その文章の一言一句を丁寧に模倣し、表現なども合わせました。また、これまでその所長が書いた特許明細書の写経もしたりしました。ただ単に書き方を模倣するだけでなく、なぜこのように書くのかといった所長の考え方も徹底的に模倣しました。これにより、3年間かけて身につけることができなかった特許明細書の作成スキルが半年くらいであっという間に身につけることができました。最初の3年間は、実用書を読んだり、我流で考えたり工夫したりしていましたが一向にスキルは上がりませんでした。

 スキルを高めるために、実用書を読んだり、我流で工夫したりすることはほぼ意味がないです。徹底的に模倣することが重要です。

好ましくは熟練者と親しくなること

 できれば熟練者と親しくしておくことが好ましいです。そうすれば、分からないときも丁寧に教えてくれることが多いです。そして、積極的にどんどん質問するのがよいです。もちろん質問をする前に質問の内容を整理しておくことが重要です。

 また、熟練者の仕事のスタイルも模倣することが好ましいです。例えば、熟練者が1日のスケジュールにおいて、まずは何を優先にやるのかなどのスケジュール管理なども模倣するなどが挙げられます。このようなことも熟練者と親しくしないと知りえないことなので親しくした方がいいです。

 更に、このブログでは熟練者を真似ることについて詳細な記事を作成していますのでもしよければご覧ください。

 

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(2)「即実践」

 次に重要なことは「即実践」です。一般的には実用書などで知識を積んでから、実務経験(スキル)を積んでいくことも考えられます。しかし、知識を積むための時間がかかりますし、上述の通り、知識とスキルは全く別物であるため効率的でありません。そうではなく、熟練者を模倣しながら、実務を「即実践」することが重要です。そして、即実践することによって経験したものを知識として吸収すればいいのです。経験したもの中でよくわからないことがあれば、それを実用書などで勉強して知識として吸収します。このように、「模倣」と「即実践」を先行させ、「知識」は後でついてくるようにすればスキルを効率よくあげることができます。

(3)「絶えず修正」

 更に重要なことは「絶えず修正」です。すなわち、現状の自分のスキルに甘んじず、どんどん自分のスキルを修正(改善)していくことです。「即実践」と「模倣」により正しい方向で努力できスキルを一定量向上することができます。これにより、1つの型を身につけることができますが、更にスキルアップを目指すには、この型に甘んじることなく、この型をどんどん修正(改善)していくことが重要です。絶えず、謙虚な気持ちと向上心を持って不十分なところを修正していけばいくほど驚くほどスキルを向上させることができます。

 このブログでは、スキルアップのための修正力についての詳細な記事を作成していますのでもしよければご覧ください。

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以上