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特許事務所でやめたほうがよいブラック特許事務所|現役弁理士が徹底解説

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 僕は、とある法律事務所で働く弁理士🙈

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特許事務所って全体的にブラックなイメージがするんだけど実際はどうだろう?

ブラックな特許特許事務所って具体的にどんな事務所なんだろう?

こうした疑問に答えたいと思います。

僕は、これまでに中小と大手の特許事務所(法律事務所)で働いた経歴があり、特許業界に詳しいです。

・中小特許事務所(最初の特許事務所。出願業務を主に担当。)

・中小特許事務所(2か所めの特許事務所。ここで特許明細書の書き方を一通りマスター。)

・大手法律事務所(出願業務を主軸とし、弁護士と協同して鑑定なども担当。今ここ。)

目次です

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特許事務所はやめたほうがいいのか!?どこもかしこもブラックなのか!?

特許事務所ってどこもかしこもブラックなイメージがするけど実際どうなの!?

どや弁
う~ん。特許事務所のほとんどが成果主義であり、そこがシビアにみられるのでブラックなイメージをもっている方が多いですね。ブラックかどうかの印象は個人の働か着方の考え方によって異なりますし、特許事務所の働き方は企業の働き方とは異なるのでまずはそこをしっかりと意識したほうがよいですよ。

特許事務所の働き方と企業の働き方の主な違いを以下にまとめます。企業の働き方はあくまで一般的なものです。

・スペシャリスト(特許事務所)⇔ ジェネラリスト(企業)

・個人プレー  (特許事務所)⇔ 協調プレー   (企業)

・成果主義   (特許事務所)⇔ 年功序列主義  (企業)

・実力主義   (特許事務所)⇔ 縦社会     (企業)

特許事務所では、成果主義や実力主義の世界なので、企業でまったりと仕事をしていた方にとっては向いていないかもしれません。

当たり前の話ですが、知財の専門家を目指すところが特許事務所です。専門家を目指すためには相当の努力が必要でありスキルを高めないといけません。

法律は生き物のように改正されて進化していきますし、毎日勉強の連続です。

また、期限厳守ですので納期までに案件をきちんと処理していないといけません。

納期までに処理するために残業もしないといけないときもあります。特に繁忙期である3月は忙しいです。

これについていけそうにないなと思ったら特許事務所はブラックと考えてもよいと思います。特許事務所で働くことは向いていないと思います。

しかし、特許事務所ではやったらやった分だけ報酬が貰えます。

一方、企業では若手がどんなに頑張って仕事をしても報われないことが多いです。

このため、特許事務所のほとんどは成果主義ですが、仕事を頑張れば頑張るほど報われるシステムなので年齢関係なくフェアな仕組みをとっていると言えます。

また、スキルが身につくと、仕事を自分のスペースで処理できるようになり、とても快適に働くことができます。

仕事をやった分だけ報酬がもらえ、人付き合いもなく人間関係でほとんど悩むこともありませんし、仕事を速くこなせれば納期に困ることもありません。

また、パソコン1つでできる仕事であり、在宅もOKの特許事務所が多く事務所すら行く必要もありません。

待遇に不満があれば、より待遇のいい特許事務所へ移ればいい話です。どこもかしこも実力主義の世界ですから。

最初は勉強で苦労しますが、慣れてくるとこれほど快適な働き方ができる職場もないと思います。

最初はブラックと思えた特許事務所がスキルを身に着けていくにつれて自分の好きなように仕事ができてホワイトといわずも悪くはない職場に変ることは普通にありえます。

このように、特許事務所では企業のようにブラックかどうかという議論はあまり意味をなさないです。

 

また、最初にブラックのような特許事務所に勤めたとしてもやめて別の特許事務所へ移ればいい話です。

知財の専門家であり、サラリーマンではないのでずっと同じ特許事務所に長居する必要もないのです。他の行き先はたくさんあります。

一方、企業勤めの場合には転職が難しいという悩みがあって、どうしてもずっと同じ職場で頑張らないといけないという縛りのようなものがあると思います。

そのため、あそこはブラック企業だから絶対入るなとかそういう議論があるのだと思います。

しかし特許事務所ならいやならやめて別の特許事務所に行けばよく転職も難しくないのでやはりブラックかどうかという議論あまり意味をなさないです。

特許事務所でやめとけと思うところがある

特許事務所ではブラックかどうかという話は重要ではないのか。ということは最初はどの事務所に行っても問題ないということなの!?

どや弁
未経験者が行ってはいけない特許事務所はありますよ。それはブラックとはまた別の概念です。

 未経験者が絶対に行ってはいけない特許事務所があります。

 未経験者でこのような特許事務所に入って心身消耗してこの業界を去っていった人を知っています。

 それは「指導放棄又は指導をしたつもりで全然指導をしていない特許事務所」です。

 当たり前の話ですが、特許事務所に勤める以上知財のスペシャリストを目指します。

 しかし、専門性の高い仕事なので、自分で独学で身につけていくことはほぼ無理です。

 所長や熟練者から良質な指導を受けて経験を積んで1~3年くらいかけて専門性を高めていくのです。

 むしろ独学で身に着けられるのであれば代理人いらずです。あるいは完全に下請けの仕事です。

 しかし、そういうところを分かっていない所長がいるのも事実です。 

 指導しない特許事務所に入ってもスキルを高めることができないので、いつまでたっても年収が低いままです。

 そして、効率悪い仕事をやって無駄に心身消耗して挫折していきます。

 こうして特許事務所を去って別のジョブチェンジをした人を何人か知っています。

どや弁
やまさんは最初の特許事務所は所長が指導放棄している事務所に入ったそうなので聞いてみるといいですよ

士業男子やま
うう。。ありのままをお話しします。

まず所長から紙ペラ1枚の特許明細書の書き方のマニュアルを渡され、これで書くように指示されました。

当然ですが、そのマニュアルは形式的なものであり、紙ペラ1枚で素人が特許明細書を書けるなら代理人いらずです。

そのマニュアルで書けるはずもなく、すでに特許出願された明細書を参考にクレームを書いたりして上司に提出しましたが、やり直しです。

フィードバックもほとんどなく、やり直しが数回以上になると引き取られてしまいます。

これの繰り返しなのでどうあがいても上手く明細書を書くことができません。

当然売り上げも稼げずに給料も安いです。おまけにやり直しのたびによく怒られました。

怒られて成長するならまだしも紙ペラ1枚のマニュアルでは成長もできません。

これはもう詰みでした・・・

ひどい話だな・・・やまも苦労したんだな

士業男子やま
うう。。入った時に僕はすでに詰んでました。

どや弁
このようなことがないよう事務所選びは慎重にしたほうがよいですよ。

特許事務所に入るなら丁寧に指導をしてくれるところをおすすめします

丁寧に指導をしてくれるような特許事務所に入りたいんだけど見つかるかな・・・

どや弁
パテントサロンの求人情報からは判断が難しいですね。面接で直接聞くのもいいですが当たり障りのない回答しかないこともあります。事前サーチが重要ですよ。

 事務所情報をサーチする方法として以下の方法があります。

 ・特許事務所に勤めている知人に相談する。

 ・転職エージェントに相談する。

 ・私(士業男子やま)に相談する。

一番良いのは、知人と転職エージェントに相談することです。+αで僕に相談してもいいかなと思います。

 ちなみに転職相談ネットや匿名掲示板からも情報があふれていますが、前者は情報量が少なすぎであり、後者はノイズと怨念の吹き溜めなのでどちらもあまり参考になりません。

 実際に、話を聞くなら生の情報を知っている方から直接聞くのがベストです。

 一番よいのは特許事務所に勤めている知人に相談することです。

 親しい知人だとリアルタイムの生の情報を知ることができ、最も確実です。

 もし僕が転職してその事務所の情報をサーチするなら、その事務所に勤めている知人に頼んで同僚何人かと飲みに行きます。

 飲みだと見知らぬ人でも本音トークができますのでより正確な情報を知ることができます。

 実際に、僕はとある特許事務所の人と飲みに行ったところ、最初は当たり障りのない感じでしたが本音が出てきて事務所の生の情報、裏話が飛び出ましたw

 その同僚にしてもその人が入ろうが入るまいが利害関係はほとんどないのでポジショントークなしで本音が聞けると思います。

 特許事務所に知り合いも何人かいますし、「●●特許事務所ってどう?」と聞かれたらそこに勤めている事務所の同僚を紹介します。(もし知り合いだったらですが)

 あるいは転職エージェントに相談するのがよいです。

 ここで転職エージェントはたくさんありますが、特許事務所に特化したものを選びましょう。

 大手転職サイトは正直使っても意味がありません。かえってサポートが不十分で内定をもらえず失敗することもあります。

 ここでエージェントによっては年齢・職歴で制限をつけて丁寧にサポートしてくれないところもあるので注意が必要です。

 無料でサポートしてもらえますが、その点はシビアなところが多いので注意しましょう。

 大体エージェントが対応してくれるような年齢・職歴はこんな感じです。

 弁理士:経験者~50代半ばくらいまで、未経験者~40くらいまで

 特許技術者:経験者~40代半ばくらいまで、未経験者~30半ばくらいまで

 知財部経験あり:経験者~40くらいまで

 もし、上記の年齢・職歴にあてはまらない場合には知人に相談するか私に相談してもらってもOKです。

 転職エージェントを利用する際は、以下のポイントをおさえた方がよいです。

 ・特許事務所の内情に詳しいこと

 ・年収交渉あり

 ・面接サポートあり

 ・優良案件の紹介

特許事務所に特化した代表的なエージェントとしてはPatent Job Agent、MS-Japan、そしてリーガルジョブボードです。

>>リーガルジョブボード       こちらのサイトから登録できます

>>Patent Job Agent こちらのサイトから登録できます

>>MS-Japan         こちらのサイトから登録できます

 以下の3つのエージェントの評価としては以下のようになります。

特許事務所の情報 年収交渉 面接サポート 優良案件紹介 対応の速さ 中小特許事務所の質
Patent Job Agent ×
MS-Japan
リーガルジョブボード ◎面接同伴あり

 総合的に見ていくと、リーガルジョブボードの評価が高いことがわかると思います。

 実際に僕がお世話になったのはPatent Job Agent(アスタミューゼ)とリーガルジョブボードの2つであり、MS-Japanは利用していないので口コミなどをもとに評価しました。

 リーガルジョブボードとPatent Job Agentを比較するとリーガルジョブボードの方が対応の速さは早いです。

 Patent Job Agent(アスタミューゼ)を介して内定をもらったことがありますが、内定通知までの連絡が遅く、ダメだったのかなあと不安でした。

 これはおそらくアライアンス上の問題で対応がおそいのかなと思っています。あくまで推測ですが。

 また、これはリーガルジョブボードのエージェントから聞いた話ですが、紹介する中小特許事務所の質はよいそうです。

 リーガルジョブボードでは大手よりも優良の中小特許事務所を紹介する傾向にあります。

 このあたりの話は過去記事でも書いていますので興味ある方はこちらもご覧ください。

>>転職サイト「リーガルジョブボード」に取材をしてきた話|特許業界の裏話もあり!?

 中小特許事務所というとブラックの傾向が強そうですが、エージェント曰くしっかりと綿密に取材を行っており、働き方が融通で会ったり、所長の人柄のよいところ事務所を求職者に紹介しているそうです。

 また、リーガルジョブボードではエージェントが知財研修をしたり、特許事務所の取材をしているので事情などを理解してもらいやすいのもお勧めする点です。

 転職エージェントを利用するのであれば、リーガルジョブボードのみを選択すればよいです。

 >>リーガルジョブボード こちらのサイトから1分程度で無料登録できます

 最後に

 このブログを見て、特許事務所の転職やってみようかなあと1ミリでも思ったら動きましょう。

 動かないと何も始まりません。

 仕事が忙しいのは分かります。仕事が落ち着いたら動くかという気持ちも分かります。

 しかし、落ち着くときというのは永遠に来ないのです。動くなら今やってみようと思ったそのときしかないです。

 ただ忙しいと思いますので軽くフットワークすることをおすすめします。

 それは知人か転職エージェントに相談です。

 転職エージェントの相談の場合には、1分程度で無料登録できます。

 この簡単な登録でその後の人生が変わっちゃうかもしれません。

 1分の行動が人生を大きく動かします。まずは行動しましょう。

>>リーガルジョブボード こちらのサイトから1分程度で無料登録できます

以上

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