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30代からの転職に役立つ資格として弁理士資格がおすすめである理由

投稿日:

(2019/9/8更新)

 僕は、とある法律事務所で働く弁理士🙈

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 今回は「30代からの転職に役立つ資格として弁理士資格がおすすめである理由」についてお話ししたいと思います。これから資格を取得しようと思っている方にご参考になればと思います。

目次です。

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弁理士資格が、30代からの転職に役立つ理由

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 弁理士資格は、30代からの転職に役立ちます。なお、ここでの転職先」は、特許事務所あるいは法律事務所です。一方、弁理士資格を取得すると、企業の知的財産部に就職できるように思われますが、知的財産部への就職は未経験で転職することは難しいと思います。このため、以下では転職先が特許事務所あるいは法律事務所であることを前提としてお話しします。

 「30代からの転職に役立つ理由」は以下の(1)~(5)です。

(1)転職しやすい。

(2)弁理士資格合格者の平均年齢が高く、30代で取得しても資格の価値が高い

(3)難関資格であり、特許事務所から評価される。

(4)資格手当がつくため。

(5)法律事務所への転職も可能となる。

 以下、順番に詳しく説明します。

(1)転職しやすい

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 特許事務所への転職のハードルは低いです。30代前半で業界未経験でも採用されることは多いですし、特許事務所を選ばなければ、30代後半~40代で業界未経験でも採用されることは十分あります。

 そして、現在、この業界は人材不足に陥っています。とある大手の特許事務所では、所員が優秀そうな人を紹介すると紹介料を貰えるところもあるようです。

 このような業界ですので、資格を取得していれば更に転職は有利となります。また、資格を取得していることにより、特許事務所が希望する年齢制限が緩和することがあります。この業界では無資格者であり、弁理士のチェックの下特許実務を担当する者を特許技術者といいますが、この特許事務所の採用年齢が未経験の場合35歳以下であることが多いです。一方、有資格者となると、未経験であっても採用年齢が40歳以下となったり、45歳以下となったりして年齢の幅が引きあがることがあります。

 また、資格を取得していれば特許事務所でもいいところに転職しやすくなります。特許事務所では、待遇のいいホワイト特許事務所からブラック特許事務所まで様々あり、ホワイト特許事務所に転職するのは難しいです。しかし、資格を取得すると、どの特許事務所も評価されますので、ホワイト特許事務所へ転職しやすくなります。

 このように弁理士資格を取得すると一層転職しやすくなり、ホワイト特許事務所へ転職しやすくなります。 

(2)弁理士資格合格者の平均年齢が高く、30代で取得しても資格の価値が高い

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 また、「弁理士資格合格者の平均年齢が高く、30代で取得しても資格の価値が高い」ことが理由にあります。

 上述の通り、ほとんどの業務独占資格(弁護士、公認会計士、税理士など)の合格者数の平均年齢は20代です。例えば、公認会計士の合格者数の平均年齢は27歳です。ほとんどの業務独占資格の有資格者は、20代で資格をとり、20代で特定の事務所で働いたり、企業勤めをしたりします。このため、このような資格を30代で取得しても、年齢的に転職に不利になることがあります。

 これに対し、弁理士資格の合格者は、30代と40代が全体の74.2%を占めています(平成30年度の最終合格者)。弁理士資格の合格者の平均年齢はとても高く、ほとんどの業務独占資格の合格者の平均年齢と比べてとても高いです。そして、この特許業界に入る人は、30代になってからの人がとても多いです。

 このため、30代で弁理士資格を取得しても、それは年齢的に遅くはありません。そして、30代でこの弁理士資格を取得しても転職に有利に進めることができます。

(3)難関資格であり、特許事務所から評価される

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 また、「難関資格であり、特許事務所から評価される」ことが理由にあります。「資格」と「実務のスキル」は別物であると考えた方がいいですが、実務のスキルを行うにあたり、法律の知識は欠かせません。特に特許法の知識が十分でないと実務のスキルを上手く身に着けることができません。そうすると、特許事務所にとって、応募者の履歴書をみたときに、弁理士資格を取得していれば、法律の知識は十分あるものと考えます。しかも、この資格は難関資格ですので、相当の法律の知識を詰め込んでいると特許事務所は考えます。このように、弁理士資格を取得すれば、特許事務所から評価され、転職しやすくなります。

(4)資格手当がつく

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 また、「資格手当がつく」ことが理由にあります。これはすべての特許事務所にあてはまるというものでないですが、ほとんどの特許事務所にあてはまります。無資格者と差別化するために、有資格者には「10万円」の資格手当を当てている特許事務所もあるようです。単に転職しやすいだけでなく、資格手当がつくことも大きいです。

(5)法律事務所への転職も可能となる

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 最後に「法律事務所への転職も可能となる」ことが理由にあります。通常、法律事務所は、弁護士で占めていることが多いですが、知的財産を扱う法律事務所の場合、弁理士も採用されます。一方、無資格者で法律事務所の転職はほぼ不可能です。

 特許事務所よりも法律事務所の方が待遇はいいですし、安定しますので、転職先として法律事務所の方がおすすめです。弁理士の資格を取得すれば、法律事務所への転職も可能となります。

弁理士資格を取得することのデメリット

 以上のように、30代からの転職に弁理士資格を取得することがおすすめです。一方、弁理士資格を取得することにデメリットもあります。それは以下の通りです。

・難易度が高いこと

・資格勉強のコストが高いこと

・転職先で有利なのは特許事務所と法律事務所だけ

 以下、順番に説明します。

「難易度が高いこと」

 弁理士資格は難関資格です。この資格を取得するために必要な勉強時間は通常3年と言われています。このため、相当の覚悟と勉強量をもってこの資格を取得するよう努力する必要があります。生半可な気持ちで資格勉強するとかえって時間とお金を無駄にします。

 このブログでは、弁理士資格の効率的な勉強方法も紹介しています。実際、僕は勉強方法を工夫して1年弱でこの資格を取得しました。その勉強方法について、過去記事で紹介していますのでもしよければご参考ください。

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 「資格勉強のコストが高いこと」

 次に資格勉強のコストが高いことがあります。この資格を取得するためには、必要な基本書などを揃えるだけでなく、資格予備校が提供している教材も購入して勉強します。これらを合わせると大体30万円は見積もったほうがいいです。

転職先で有利なのは特許事務所と法律事務所だけ」

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 次にこの資格を取得しても転職先で有利なのは特許事務所と法律事務所だけです。上述の通り、企業の知的財産部への転職は、この資格を取得することで有利にならないことがほとんどです。

 但し、「難易度」が高いことはそれだけ資格に価値があるということですし、コストは他の資格においても相応のコストはかかります。また、転職先としては「特許事務所」「法律事務所」ですが、ここでは実務スキルをしっかりと身に着ける環境にあるので、どこにいっても通用するスキルを磨けることができます。一方、企業の知的財産部へ転職しても、終身雇用が保証されているわけでありませんし、年齢を重ねるにつれて無関係な部場へ異動すれば資格も無用となります。このように考えると、それほどデメリットといえるかどうかは微妙なところともいえます。

最後に|特許事務所の転職のやり方

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 もし興味があれば、弁理士・特許技術者が働く特許事務所にジョブチェンジをするのがよいと思います。

 ただし、特許事務所の環境は様々であり、入所することは簡単であり、定着することが難しいです。そこで、転職の段階で十分な下準備をするのが重要です。具体的には、特許事務所の情報を予めしっかりとつかんでおくことです。しかし、なかなかネットなどの情報だけではうまくいきません。

 そこで、おすすめなのが転職エージェントの利用です。特許専門の転職エージェントとしておすすめなのが、手厚くサポートしてもらえる観点から、「リーガルジョブボード」です。「こちらのサイト」から無料で簡単に会員登録できます。

 この転職エージェントでは、特許専門のエージェントから、具体的な特許事務所の内情を聞けたり、内定までの転職活動をサポートしてもらえたり、更にお祝い金ももらえたりするのでおすすめです。そして「無料」です。

 転職エージェントの利用については、下記記事で具体的に紹介していますのでご覧ください。

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 以上

 

 

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