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ほとんどの資格はいらないです。資格を取得するメリットは、「業務独占権」と「肩書」の2点だけです。

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 僕は、とある法律事務所で働く弁理士🙈

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 今回は資格の意味についてお話ししたいと思います。これから資格を取得しようと思っている方にご参考になればと思います。

目次です。

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ほとんどの資格が意味がない理由。

 資格はたくさんありますが、ほとんどの資格は役に立ちません。

 例えば、ほとんどの資格は転職に役に立ちません。なぜかというと転職において有利になるのは、実践力として欲しい人材であり、実務経験が豊富にある人であって、資格を有している人でないからです。

資格と取得するメリット

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 ほとんどの資格は役に立ちません。「ほとんどの資格」と言いましたが、

 

 資格を取得するメリットは、「業務独占権」と「肩書」の2点です。言い換えるとそれ以外のメリットはありません。以下、その理由を説明します。

資格とはそもそも業務独占権を得る権利である

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 先ほど資格のメリットは「業務独占権」であるとお話ししましたが、そもそもこれはメリットでもなく、資格本来の意味であると思います。すなわち、「資格」というものは、「ある行為を行うことができる唯一の特権」であるべきものです。それなのに、資格の数があまりにも増えすぎたのか、資格が「ある行為を行うためにふさわしい地位や立場」という意味に置き換えられているようです。どうも「資格」と「検定」が混在しており、これらは独立すべき用語であるにもかかわらず、「検定」が「資格」の概念に含まれているように思います。

 以上のように、本来の意味に照らすと、「業務独占資格」に該当するもののみを取得するべきと思います。業務独占資格とは、「弁護士」「医者」「税理士」などの有償、無償の業務を独占できる「無償業務独占資格」、「弁理士」「公認会計士」「不動産鑑定士」「行政書士」「社会保険労務士」などの有償の業務を独占できる「有償業務独占資格」、有償、無償に加え、業務でない行為も独占できる「建築士」「薬剤師」などの行為独占資格の3つをいいます。これら以外の資格(検定)は取得するメリットがほぼないと思います。

 例えば、知的財産に関する資格(検定)に「知的財産管理技能士」というものがあります。このような検定に合格しても社会で役に立つことはほぼないと思います。この検定に合格しても、検定と実務は完全に別物であるため、就職・転職に有利になるとも思えません。もちろん、現在、知的財産に関する仕事しており、自分の力試しに受けてみようという軽い気持ちで受ける程度であればいいですが、この検定に合格するために勉強することは時間がもったいないと思います。これに限らず、今ある資格は、ほとんど資格ビジネスが商売できるためにあるような資格がほとんどであると思いますので、時間とお金を大事にするためにも見直した方がいいと思います。

業務独占資格は法令により保護される

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 業務独占資格は、法令により保護されます。すなわち、その資格を持った業者でないと、どれだけ優れたサービスを提供できても、法令により保護されている業務には参入できません。これは、産業全体でみるとマイナスかもしれませんが、業務独占資格を有している者にとってはこの恩恵は大きいと思います。特に、AIなどのIT技術の革新により、今後ほとんどの職業がなくなる虞があることを踏まえると、なおさらその恩恵は大きいと思います。

 例えば、タクシー業は、ライドシェアサービスの普及によりオワコンになりつつありますが、もしタクシー運転手が業務独占資格であることを仮定したらどうでしょうか。この場合、タクシー業は法令により保護され、他の業者の参入はできないため存続できます。ライドシェアサービスが普及する方が、利便性が一層向上するため、産業全体でみるとマイナスですが、タクシー業者にとっては安泰です。このように、法令により保護されることはとても重要です。

肩書について

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 資格を取得するメリットの2つ目は「肩書」を得ることができるという点です。すなわち、自分の社会的地位を公にできるという点です。自分の社会的地位を公にすると、社会的な信頼性を獲得でき、例えば、ビジネスを有利に進めることができます。

 例えば、ツィッターで特許業界のことを発信しているAさんとBさんがいるとします。Aさんは弁理士であることを公表しており、Bさんは弁理士資格を取得していないため弁理士であることは公表していません。AさんもBさんも同じクォリティーの内容を発信しています。どちらがその内容に信頼できるでしょうか。これはほとんどの方がAさんであると回答すると思います。

 今後のビジネスにおいて、SNS等を活用して、積極的に自分を売り込む姿勢が重要になると思います。この場合において、例えば、ツィッターなどで、プロフィールに肩書があるのとないのとでは信頼性が大きく異なっていくものと思います。しかも、ネットには怪しそうな人たちがたくさんいます。また、ネットでは顔も見えないことが多いです。この場合、当然「警戒」から始まります。これに対し、「肩書」があれば、それだけである程度信頼が得られるため、その「警戒」を解くことができます。このように、社会的な信頼性を獲得するためにも「肩書」は重要です。

 また、SNSに限らず、肩書がなければクライアントに自分の名前を出すことができません。例えば、特許事務所では、特許実務をする者に、「弁理士」と「特許技術者」がいます。いずれもほぼ同じ仕事をするのですが、クライアントに自分の名前を出せるのは「弁理士」です。これは法令で定められているためです。例えば、原稿を「特許技術者」が作成し、「弁理士」が最終的なチェック程度でその原稿を送る場合であっても、クライアントに最初の名前を出すのは「弁理士」であり、特許庁へ送付するための書誌事項に名前が載るのは「弁理士」です。このように、肩書がなければ、外へ自分の名前を出すことができませんので、この点において資格を取得することは重要です。

 なお、ここでは、「弁理士」を例にお話ししましたが、「弁理士」が特別なものであるというわけではありません。これは、「医者」「弁護士」「薬剤師」「美容師」「公認会計士」など、上記の独占業務資格者にあてはまるものと思います。

業務独占資格以外の資格はやめたほうがいい理由

 以上のように、資格を取得するメリットは、「業務独占権」と「肩書」の2点です。そして、このメリットを享受するために「時間」と「お金」を使って勉強します。一方、「業務独占権」と「肩書」の双方が得られない資格については、このような資格の取得はやめたほうがいいと思います。勉強するためには、「時間」もかかりますし、「資格講座」などに受講料を支払う必要もあり、「お金」もかかります。このような資格をとることは、「時間」「お金」そして「労力」に明らかに見合っていません。

転職を有利に進めるなら実務経験の方が重要

 ここで、転職を有利に進めるためにこのような資格を取得することも考えられます。しかし、そのような資格を取得したからといって転職を有利に進めるかどうかは難しいと思います。なぜなら、資格と実務は全く別物であるためです。会社は、実務経験がある人が欲しいものであり、資格は実務と関係のない独立したものである以上、魅力的に感じないのです。もちろん、特定の資格が採用条件に必須であるところもあるとは思いますが、そういうところもまれであり、たいていは重要でありません。この点を考慮して資格を勉強しようと思うのであれば見直した方がいいです。

弁理士資格

 一方で、30代以上にとって、弁理士資格の取得を検討するのは有効かもしれません。これについては過去記事で紹介していますのでもしよければご覧ください。

 

www.mayaaaaasama.com

 

まとめ

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 資格を取得するメリットは、「業務独占権」と「肩書」の2点だけです。そして、この2点を得るために、資格勉強をします。言い換えると、これらの2点を満たしていないものについては資格勉強はやめたほうがいいと思います。これから資格勉強をしようと思っている方のご参考になればと思います。

以上

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