とある士業の知的な日常

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対人能力が全然ダメな人でも特許事務所でやっていける理由

僕は、とある法律事務所で働く弁理士🙈

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 僕は、実は対人能力が苦手で新卒の時は面接がほぼ全滅でしたwしかし、対人能力が全然だめな僕でも特許事務所ではうまくやっていけてます。というか、特許事務所では対人能力がなくても特許実務スキルがあればうまくやっていけるようです。例えば、打合せの時になぜかマスクを被るベテラン弁理士がいるのですが、そのような方でもうまくやっていけているようです…

 そこで、今回は、対人能力が全然ダメな人でも特許事務所でやっていける理由をお話ししたいと思います。

この記事を読むメリット

 特許事務所では対人能力が全然ダメでもやっていけることを理解できる。

 

目次です。

対人能力が全然ダメな人でも特許事務所でやっていける理由

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 特許事務所では、対人能力が全然ダメな人でも、特許実務スキルさえあればやっていけます。ここでいう「対人能力」とは、コミュニケーション能力のうち、人と直接会ってコミュニケーションをとる(意思疎通をとる)能力です。例えば、相手の目を見てはきはきとしゃべったり、自分から積極的に声をかけて親睦を深めたりする能力です。この能力は社交性があるともいえ、この能力が全然ダメな人は社交性がないともいえますし、内向的な人ともいえます。

 なぜ特許事務所では対人能力が全然だめな人でもやっていけるのでしょうか。その理由は以下の通りです。

・転職が簡単であるから。

・クライアントと直接会うのは最初の打合せの時だけだから。

・職場の仕事のほとんどは文書を作成する仕事であるから。

・職場での同僚の横の関係、縦の関係はほぼないといってよいから。

 以下順番に説明していきます。

「転職が簡単であるから」

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 これは特許事務所に入所する前の段階での理由です。どの会社も入社する前に面接試験があります。面接試験で対人能力を見る会社がほとんどであると思います。このため、対人能力が全然ダメな人は、この時点でほぼアウトです。入社する以前の問題です。かくいう僕も新卒の時は対人能力がかなり苦手でほぼ全滅しましたw30社くらい受けたと思いますが、そのうちの9割くらいは1次面接で落ちました。目の前に偉そうなおじさんが複数いるだけで緊張してあがりました…圧迫面接の場合は、もうすべっていいから早く帰りたくて仕方がなかったですw

 一方、特許事務所の転職は簡単です。対人能力を見る所はほとんどないです。しかも今は特許事務所は人材不足です。対人能力がなくて未経験であっても採用されることは多いです。大手の特許事務所であっても、対人能力がなくても採用されます。かくいう僕は、企業の面接は上記の通りほぼ全滅でしたが、特許事務所はほとんど受かりました。そして、今は大手の事務所で働いています。僕のような会社の1次面接で9割落ちるような者でも特許事務所では受かります。ただし、特許事務所は入ってからが勝負です。

「クライアントと直接会うのは最初の打合せの時だけだから」

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 特許事務所で働く場合に、対人能力が必要な時はクライアントと直接会って打合せをする時だけです。もちろん、クライアントを獲得するために営業をしたり、特許事務所のために講演活動したりすることはありますが、これは必ずしも必須ではありません。このようなことをしていなくても特許実務スキルがあればやっていけます。

 もちろん打合せで対人能力を発揮することは重要です。しかし、たいていは、他に弁理士が同席することが多く、1人でクライアントと打合せをすることはほとんどありません。このため、同席した弁理士にしゃべってもらって自分はその内容を記録している程度でも特に問題はありません。下手にしゃべって変なことを言うのなら黙っておいた方が無難です。そこで、ただの空気と化することに抵抗があるかもしれませんが、その打合せの合意事項をまとめた議事録を作成する役割を担当すれば出席する意義も出てきます。

 もちろん打合せの場で積極的に発言して提案すればクライアントから印象はいいものです。しかし、これは必ずしもすべきというものでありません。打合せに慣れて徐々に慣れていけばいいのです。話がずれますが、僕も最初の頃は打合せの場で全然発言しませんでしたが、その後徐々に慣れて提案するようになりました。なんだかんだいって、クライアントは特許に関して素人であり、こちらの方が特許について知識があります。そして、多少的を外したことを言ってもばれないものです。

文書での意思疎通が重要

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 特許事務所では対人能力が全然ダメでも、文書での意思疎通は重要です。通常、クライアントのやり取りのほとんどは、文書を介して行われるからです。

 これはどういうことか以下に説明します。まず、クライアントに送る原稿(例えば、特許明細書案)に対して、クライアントから修正指示が来る場合、修正内容はその原稿に記載されています。そして、クライアントは、その原稿で不明な点があった場合には、その原稿にコメントとして記入することが多いです。そして、弁理士、特許技術者は、そのコメントの意味するところをしっかりと理解した上で回答します。この時、コメントに対する回答が、コメントに意図する内容でなければクライアントに反感を買うことがあります。このため、対人能力がだめでも、文書での意思疎通はしっかりとする必要があります。

「職場の仕事のほとんどは文書を作成する仕事であるから」

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 たいていの弁理士、特許技術者の仕事のほとんどは、文書を作成する仕事です。このため、対人能力が要求される仕事がほぼありません。相手の目をみて印象良くてきぱきと話をしたりする能力はほとんど必要ありません。仕事で向かう相手はほとんどパソコンの画面です。このような対人能力よりも文章作成能力、すなわち正確にかつ速く文章を作成する能力が要求されます。

 もちろん対人能力が要らないかというとそうではなく、むしろあったほうが重宝されます。しかし、対人能力はなかなか訓練してあげることができないものです。対人能力がなければ、その分文章作成能力でカバーすれば問題ありません。

「職場での同僚の横の関係、縦の関係はほぼないといってよいから」

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 特許事務所では、同僚の横の関係、縦の関係はほぼありません。そもそも特許事務所は転職する人が多く、新卒はほぼいないので、同期という概念が存在せず横の関係がありません。また、特許事務所では、実力主義がほとんどですし、縦の関係はほぼないといってもいいと思います。所内で孤立しても、特許実務スキルがあれば特に問題ありません。このため、例えば、先輩に対して言葉遣いとか色々配慮することも特に不要であり、職場で良好な人間関係を構築するための対人能力も特に必要ではありません。

まとめ

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 いかがでしたか。特許事務所では対人能力が全然ダメな人でもやっていけます。読者の中にも対人能力が上手くなくて苦労している方がいらっしゃるかもしれません。そのような方は特許事務所に転職するのも選択肢の一つだと思います。ご参考になればと思います。

 また、このブログでは特許事務所への転職についていくつか記事を作成しています。もしよければご覧いただければと思います。

https://www.mayaaaaasama.com/archive/category/%E8%BB%A2%E8%81%B7

以上