とある士業の知的な日常

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技術者、エンジニアが特許業界に転職する時の特許事務所の選び方についてお話しします。

は、とある法律事務所で働く弁理士🙈

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以前、技術者、エンジニアが特許技術者に転職することをおすすめする理由について記事を作成しました。

www.mayaaaaasama.com

今回は、特許業界に転職する時の特許事務所の選び方についてお話しします。

目次です。

特許業界に転職する時の特許事務所の選び方

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 それでは特許業界に転職する時の特許事務所の選び方を上図を用いて説明します。上図のように、転職時の年齢によって場合分けしています。

・20代~30代前半の場合

零細特許事務所で修行し、その後大手特許事務所へ転職する。

・30代後半以上の場合

緩い大手特許事務所へ転職する。

 このように、転職時の年齢に合わせて上記のように転職することがおすすめです。以下、その理由とともに詳しく説明します。

20代~30代前半の場合

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 20代~30代前半の場合は、まずは零細特許事務所で修行し、その後大手特許事務所へ転職することをおすすめします。2段階での転職です。なぜ、このようなステップをたどるのかというと、20代~30代前半の若いうちに、零細特許事務所で有能な所長に特許実務のスキルを指導してもらい、ある程度特許実務のスキルを身に着ければその後の人生がとても楽になるからです。そして、ある程度スキルを身に着ければ高収入を得るために大手特許事務所に転職します。もちろん、その零細特許事務所が年収を高めてくれるのであれば、その零細特許事務所に残留してもよいと思いますが、そのような零細特許事務所は稀です。僕は、零細特許事務所で修行し、その後大手特許事務所へ転職しましたが、零細特許事務所で所長からスキルを学んだおかげで、大手特許事務所での仕事は相当楽になりました。今では、勤務時間に一定量の仕事を処理し、こうして定時に退社してブログを書いたり、有意義に過ごしていますwそれにも関わらず、年収は、弁理士の平均年収と言われる金額よりも多くもらっています。

 なお、特許業界では転職は難しくありません。転職回数が多くても実務経験があればほぼ通りますし、一度受けて落ちたことでももう一度間をおいて募集すれば通ることもあります。

零細特許事務所は有能な所長がいる所

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 ここで零細特許事務所には、所長が有能な特許事務所と、所長が有能でない特許事務所の2つのパターンがあります。有能であるか有能でないかの判別は、所長が特許実務スキルがあるか否かです。特許実務スキルのない所長に指導を受けても一向にスキルは上がりません。あるいは指導そのものがなく放任主義であると思います。このような特許事務所は質が低いものであり、単価を値下げして儲けているところが多いです。また、このような特許事務所は、所長でないベテランの所員(弁理士又は特許技術者)もまた特許実務スキルに乏しいと思いますので、仮に所長でなく、ベテランの所員に指導を受けてもスキルは上がりません。

 一方、所長が有能な特許事務所では、多くのクライアントから信頼を受けている所長から、直接、特許実務スキルの基本を学べることができます。あるいは所長から直接指導を受けていなくてもその所長の下で長年仕事をしてきた熟練者から特許実務スキルを学べます。この場合、正しい方向で基本を学べることができますので、特許実務スキルを効率よく伸ばせることができます。

零細特許事務所での修業期間は1~3年

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 零細特許事務所での修業期間1~3年を見積もった方がいいです。所長から丁寧に仕事を教えてもらっても、そこで修行するのは厳しいことを覚悟した方がいいです。なぜ所長が有能なのに、零細なのか考えてみればわかると思いますが、それは次から次へと辞めていくからです。このような所長の指導は厳しいことが多いです。また、所長が緩くても、その特許事務所の所員にえげつない人がいることも多いです。例えば、ちょっとしたミスでも逐次報告するようなベテランの特許事務員や、あるいは所長の夫人が経理などを兼任している場合にはえがつない夫人もいます。ストレスが溜まり易い雰囲気なので、長くい続けるのは危険です。そこで、1~3年を見積もるのがよいと思います。3年もいられるかと思う方はなんとしてでも1年でスキルを身に着けるようにしてください。しかし、この厳しい修行を耐えれば後は人生イージーモードへ突入します。

 ちなみに僕が入所した特許事務所はこんな感じでしたw過去記事で紹介していますのでよければご参考ください。

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零細特許事務所が有能であるかどうかを調べる方法

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 零細特許事務所が有能であるか否か判別する方法としては以下の3点があげられます。

・SNS、転職サイトの情報から調べる。

・公開公報から調べる。

・転職エージェントに相談する。

 転職サイトに登録すれば、気になる特許事務所の内情を知ることができます。あるいは、公開公報から、その特許事務所のクライアントの名前や、クライアントの数を知ることができるので、そこから有能か否か推測することができます。大手企業が複数あれば有能である可能性は高いです。

 一番確実に判別する方法は転職エージェントに相談することです。例えば、技術者やエンジニアが特許業界に慣れない方が特許事務所に転職する場合、特許事務所の情報がどんなものかほぼ分からないので転職エージェントに相談するのが無難です。かくいう僕もまた転職エージェントに相談しました。僕の場合は、基本的なスキルを身に着けたいということ、所長に指導を受けたいということを転職エージェントにはっきりと言いました。

 あるいはこの記事の筆者である僕に直接聞いても問題ありません。一応メールアドレスを貼っておきます。yamatenisanアットマークgmail.com

大手特許事務所は売上に応じて稼げる所

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 零細特許事務所でスキルを身に着けた後は、大手特許事務所に転職します。ここでの大手特許事務所の選び方は、売上に応じて給料を稼げることです。

 ここで、大手特許事務所で通用するかどうか不安に思うかもしれませんが、零細特許事務所の修行はとてつもなくでかいです。普通に通用します。大手特許事務所では、クライアントに書類(特許明細書など)を送る前にパートナーがチェックしますが、パートナーも忙しいためチェックにかける時間がありません。このため、チェックも甘くなり基本ができていれば通り易いです。もちろん基本ができていないと仕事さえまわしてくれないおそれがあります。しかし、零細特許事務所での修業経験は基本が身につければ、このようおそれがなく、大手特許事務所で通用します。そして、どんどん仕事をはかせることができますので、売上が上がり、その売り上げに応じて給料が支払われます。

 ここで、くれぐれも大手特許事務所は、年功序列制のところは控えましょう。仕事をどんどんまわされ、処理しても給料が上がらず、かえって損をします。これについては過去記事でも紹介していますのでご参考になればと思います。

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30代後半以上の場合

 30代後半以上の場合は、緩い大手特許事務所へ転職することがおすすめです。30代後半の場合は、前職の収入と少なくとも同程度の収入を確保したいと思いますし、零細特許事務所で修行することが年齢的に難しいと思います。そこで、緩い大手特許事務所への転職がおすすめです。緩いとは質があまりよくないという意味です。このような特許事務所では、指導はほとんどないですが、見よう見まねでやっていけば何とかやっていけると思います。また、30代後半以上の方には年功序列制の大手特許事務所がおすすめかもしれません。

 このような緩い大手特許事務所の見分け方もまた、

・SNS、転職サイトの情報から調べる。

・転職エージェントに相談する。

 などを参考にすればよいと思います。あるいは、この記事の筆者である僕に直接聞いても問題ありません。一応メールアドレスを貼っておきます。yamatenisanアットマークgmail.com

まとめ

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 いかがでしたか。特許業界に転職する特許事務所の選び方は慎重にした方がいいです。それによって、安定した特許人生を進めることができます。この記事がご参考になればと思います。

以上