とある士業の知的な日常

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英語の語源学習におすすめの本を紹介する

僕は、とある法律事務所で働く士業男子🙈

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僕は、英語語源マニアです。

 

 そこで、今回は、英語の語源学習におすすめの本を紹介します。

目次です。

英語の語源学習におすすめの本

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英語の語源学習の重要性

 まずはじめに英語の語源学習が重要であることについてお話しします。なぜ、英語の語源学習が重要であるかというと、語源を覚えることにより、下図のイメージ図のように、英単語のネットワークを構築でき、語彙量を一気に増やすことができるからです。

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 例えば、"ped"には、「足」という意味があります。この語源"ped"を覚えておくと、pedを共通の語源にもつ英単語を一気に覚えることができます。具体的には、"expedition","impede","centipede","pedestrian","biped"の英単語を覚えることができます。"expedition"は、"ex”(外へ)+"ped"(足)が組み合わせって、足を外へ向けるということから「遠征」という意味となります。"impede"は、"in(中に)"+"ped(足)"が組み合わさって、足を中に突っ込むということから「妨害する」という意味となります。"biped"は、"bi(2つ)"+"ped(足)"が組み合わせって、「二足動物」という意味となります。"centipede"は、"centi(100)"+”ped(足)"が組み合わさって、「ムカデ」という意味となります。そして、"pedstrian"は、足を動かすという意味から「歩行者」です。

 このように、語源を覚えることにより、語彙量を効率よく一気に増やすことができます。では、語源学習におすすめの本を紹介していきます。

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英単語の語源図鑑

英単語の語源図鑑

英単語の語源図鑑

 

 

 お勧め度☆☆☆☆☆

 語彙量 ☆☆☆

 語源についてこれから始めようと思った方にはぴったりの本かと思います。この本の魅力は、以下の2点にあると思います。

 1.「接頭辞」と「語根」のそれぞれをきちんと分類しているため、体系的に効率よく語源の勉強をしやすい点

 2.語源に関連するイラストつきなので頭の中で記憶にとどめやすい点

 1.について

 語源には3つの種類があります。1つ目は、語の先頭に付く「接頭辞」であり、2つ目は、語の真ん中に来て単語の意味の中核を表す「語根」であり、3つ目は、単語の最後につく「接尾辞」です。

 例えば、"attraction"の場合は、"at"が、接頭辞に相当し、「~の方へ」という意味を表し、"tract"が、語根に相当し、「引く」という意味を表し、"ion"が接尾辞に相当し、この接尾辞が名詞の機能をもたせます。これまでの語源の本では、この接頭辞について詳しく紹介したものがないか、あるいは「接頭辞」と「語根」を混在して紹介したものしかありませんでした。これに対して、本書では、まず、接頭辞を大項目として12個紹介し、それぞれの項目に、語根を小項目として紹介しています。具体的には以下のような感じです。

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 "ad"や"con"などの接頭辞の項目ごとに、語根をいくつか紹介し、更にその語根のつく英単語を複数紹介しています。上図では、ad(~の方へ)とmini(小さい)を組み合わせたadminister(治める)を代表例として紹介し、更にminiの語源を共有するその他の英単語(minister,minite,diminish,minior)を紹介しています。このように、本書では、接頭辞」と「語根」のそれぞれをきちんと分類しているため、体系的に効率よく語源の勉強できると思います。

 2.について

 さらにこの本書のいいところは、英単語1つ1つにイラストを挿入していることです。語源から英単語の意味を容易に推測できるものもあれば、なかなか英単語の意味を推測できないものもあります。例えば、"permit"は"per(通って)"と"mit(送る)"が組み合わさって、「許可する」という意味になりますが、なぜ「通って」と「送る」が組み合わせって「許可する」となるのか理解しがたいものです。そこで、このような理解しがたいものはもうイラストを頭の中にたたきこんで覚えるしかありません。この例において、本書では、筒状のポストのようなものに許可書を送り込んで「許可する」というイメージとなるイラストを添えています。なかなか分かりやすいイラストです。このような感じでイラストを添えていますので頭の中で記憶にとどめやすくおすすめです。

語形成から身につける2200語

語形成から身につける2200語―ネイティブ・レベルへの語彙増強

語形成から身につける2200語―ネイティブ・レベルへの語彙増強

 

 

 お勧め度 ☆☆☆☆

 語彙量 ☆☆☆☆

 本書では360もの語根が紹介されています。これだけの語根を覚えれば相当語彙力が強くなります。但し、語根の説明が簡易ですので覚えるのに工夫が必要です。例えば、"alb"の場合は、white(白い)としか記載されていません。そして、"alb"の語源をもつ英単語が3~5個紹介されているにとどまります。ただそのチョイスはなかなか面白いです。albだとalbum(白紙頁の本)、albino(白子)、albumen(卵の白身)です。

 本書で語源を覚えようとせずに、辞書代わりに使うのがよいと思います。アルファベット順に語根を紹介しているので検索しやすいです。

語源でわかった!英単語記憶術

語源でわかった!英単語記憶術 (文春新書)

語源でわかった!英単語記憶術 (文春新書)

 

 

 お勧め度 ☆☆☆

 語彙量 ☆☆☆

 本書では、必要な語源の数を100個覚えれば十分であるとして、100個の語源を紹介しています。ただし、目次を見るとわかるかと思いますが、なかなかメジャーな語源とマニアックな語源が混在しており、これだけで英単語の語彙力を高めることは難しいと思います。また、何をもって100個覚えれば十分としている根拠も不明です。

 しかし、この本書の醍醐味は、単に語源の意味を覚えるのではなく、英単語の背景を深く学べるところにあります。

 例えば、"sec"という語源は、「うまくつながる」という意味をもちます。この"sec"が変化して"soc"となり、"soccer(サッカー)"が生まれました。元々サッカーは、地方によってルールがまちまちであり、それを協会が統一した(つなげた)ことによりsoccerという単語が生まれたそうです。このように語源から英単語の背景を深く学べたりできますのでおすすめです。

 

英単語マニア

英単語マニア―語源事典

英単語マニア―語源事典

 

 

 お勧め度 ☆☆

 語彙量 ☆☆☆☆

 本書では、マニアというタイトルからもある通り、メジャーな語源から、マニアックな語源まで幅広く網羅しています。一つ一つの語源を漢字一文字で表しているの特徴です。また、対話形式で説明しているので、読みやすいです。

 ただ学習には向いていないと思います。読み物としておすすめです。

語源で覚える 最頻出イディオム

語源で覚える最頻出イディオム

語源で覚える最頻出イディオム

  • 作者: マーヴィン・ターバン,松野守峰
  • 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
  • 発売日: 2017/09/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

 最後にご紹介するのはイディオムの語源です。言語、宗教、政治、娯楽、生活などいくつもの項目に分けて、これらの項目に関するイディオムの語源を紹介しています。実践的ではないですが、読み物として面白く、知的好奇心が湧きます。いくつか例を挙げます。

 Swan Song 「遺作」

 白鳥は、ほとんど声を出さないが、死を迎える直前に美しい声ですてきな声を歌うというシェークスピアの詩から来ているそうです。

 Eleventh Hour 「間一髪で」 

 聖書では、暗闇をもたらす12時直前の日の光がある最後の時間が11時であることから、Eleventh Hore は間一髪でという意味になったそうです。

 Behind the eight Ball 「ついていない」

 直訳すると「エイトボールの後ろで」という意味です。ビリヤードからこのイディオムは生まれました。ビリヤードには、番号の書かれたボールを順番にポケットに入れるゲームがあります。そして、8と書かれた黒玉(エイトボール)は最後に入れるのが決まりです。狙い玉がエイトボールの後ろにあると、非常に打ちにくいものです。このことから、「ついていない」という意味になったそうです。

 Dressed to the Nines 「おしゃれに決めて」

 数秘学では、9というのは神秘的で神聖な数字であり、完璧を表す数字であることから、「9にあわせて服を着る」ことが「おしゃれに決めて」という意味になったそうです。

 

まとめ

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 いかがでしたか。英語の語源は、面白いですし語彙力がつきます。紹介した本を見て勉強してみてはいかがでしょうか。ちなみにcoffeeの語源は、コーヒー原産国のエチオピア南西部に地名「kaffa」に由来するのだとか…

以上