とある士業の知的な日常

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論理的な文章の書き方|文章力を簡単に上げるコツをお話しします。

僕は、とある法律事務所で働く弁理士🙈

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僕は、毎日、特許明細書と呼ばれる法律文書を作成する仕事をしています。

その過程で、論理的な文章を書くスキルを身につけてきました。

そこで今回は、「論理的な文章の書き方」についてお話しします。

この記事を読むメリット

 この記事を読むメリットは以下のとおりです。

・論理的な文章の書き方を理解できる。

・簡単に論理的な文章を書く方法を理解できる。

・ブログ、記事、レポート、論文などの文章を書く上で応用できる。

目次です

論理的な文章とは

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 まず「論理的な文章」とは何でしょうか。「論理的」というのはその用語自体が漠然とした確定しない用語だと思いますのでここで少し補足します。

 ここでいう「論理的」というのは「説得性がある」という意味です。このため、「論理的な文章」というのは、読者にとって、説得性のある文章といえます。

論理的な文章を書くために重要なこと

 論理的な文章を書くために重要なことは、PREP法と呼ばれる文章の構成方法を理解することです。PREP法について以下に簡単に説明します。

(PREP法)

 PREP法の「PREP」は、「結論(Point)」「理由(Reason)」「具体例(Example)」「結論(Point)」のそれぞれの頭文字をとったものです。つまり、この文章の構成方法は、まず「結論」を書き、次に「理由」、「具体例」を書いて、さらにまとめとして「結論」をもう一度書いてしめるというものです。

 本記事では、このPREP法を少し改良した構成方法を用います。

論理的な文章を書くための文章の構成方法

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 では、論理的な文章を書くための文章の構成方法を上図を用いて説明します。上図の通り、この構成方法では、「前提」「結論」「理由」「具体例」の記載順序で文章を書きます。上図では図示していませんが、具体例の後に、再度まとめとして、「結論」を必要に応じてもう一度書きます。そして、その文章の主題(タイトル)を結論と対応させるようにします。

 上述の「PREP法」と異なる点は、「前提」を加えている点です。必ずしも「結論」が一義的に導かれる場合は少なく、例外などがあるためです。この例外を「前提」で排除します。

 このような構成方法で文章を書くことにより、「結論(主張)」と「理由」が読者にとって読み易いものとなり、説得力のある(論理的な)文章を書くことができます。また、「結論」の前に例外を排除する「前提」を加えることにより、その主張により説得性の与えたものとなりえます。

 更に、上図に示す通り、記載順序は「前提」「結論」「理由」「具体例」の順序ですが、文章の作成順序はこの逆であることがポイントです。これにより、文章を簡単に書くことができます。

 まずは、「具体例」を書いて、その具体例に基づいて、「理由」「結論」の順序で書き、その「結論」に当てはまらない例外がある場合は「前提」で排除します。

 なぜ、この順序で書くと簡単に文章を書けるのかについてその理由を説明します。その理由は、以下の通りです。

(1)「具体例」が説得性のある(論理的な)文章を作成するために最も強力な項目であるから

(2)「具体例」に基づいて、「理由」と「結論」を決定した方が説得性のある(論理的な)文章となるから

 通常、「結論」と「理由」だけだと漠然とした抽象的な印象を受けます。そして、読者は、理解したような理解できなかったようなもやもやとした印象を受ける場合があります。ここで、ズバッと具体例を示せば、そのもやもやはなくなり「なるほど」と読者を説得させることができることが多いです。このように「具体例」というものは、文章構成の中で、「説得性のある(論理的な)文章」を作成する上でも最も強力な項目といえます(上記(1))。このため、文章を書くにあたり、最も重要な項目から書き始めるのが理想的です。具体例をベースに理由と結論を決定した方が説得性のある文章となりえます(上記(2))。

 そして、結論を設定してあてはまらない例外がある場合には「前提」で排除すればよいのです。

具体的な文章の書き方(ほうれい線の予防に関する記事)

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 以上の通り、論理的な文章の書き方を説明しました。ここで、その書き方を用いた具体例を説明します。

 今回は、美容をテーマとして「ほうれい線の予防に関する記事」を書くことを例とします。そして、この記事を書くにあたり、上図で示した構成にあてはめてみます。

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 「ほうれい線の予防に関する記事」は、例えば、以下のような事例を想定するとします。

 事例

 ほうれい線を改善するために、PAOを購入した。PAOとは、表情筋を鍛えるための美容器具で、羽が2つのプロペラのような形をしており、これを口の中に装着してブラブラ振ると表情筋が鍛えられ、ほうれい線が改善されるという。

 毎日このPAOを口の中に装着して30秒ブラブラ振るだけなのでお手軽にできる。毎日継続して、3カ月経過した。ほうれい線は、若干改善されたような気がしたが、劇的に改善したものでなかった。  

 この事例が、上図の具体例に相当します。PAOの使用を3カ月継続したことは説得性のある経験談ですが、ほうれい線の改善の程度が若干です。PAOを使用すると、ほうれい線が改善されたという内容でいきたいところですが、実際の改善の程度が若干なので内容がイマイチです。では、改善の程度を盛って、劇的に改善されたとしましょうか。この場合、「理由」を上手く書けません。すなわち、この場合、劇的に改善された根拠を説明できず、説得性がありません。信頼性に欠ける記事となります。

 ではどうしましょうか。

 ここで「お手軽にできる。」ということに注目してみます。一日たった30秒ブラブラ振るだけでほうれい線が(若干でありますが)改善されるのです。そうすると、主題は、「ほうれい線の予防方法」というより、「ほうれい線の予防方法で最もお手軽な方法」とするのはいかがでしょうか。ほうれい線の予防よりもお手軽に重きをおいた主題です。そして、その主題に対する結論が、PAOを使用することであり、その理由を、たった30秒ぶらぶら振るだけの単純な作業だからということにします。この方がより論理的な記事になります。そして、「若干しか効果がない」というところを補足するために、「前提」としてほうれい線の効果は個人差があることを触れておきます。このようにして、上図の構成にあてはめると以下のようになります。

 主題:「ほうれい線の予防方法で最もお手軽な方法」

 前提:「但し、ほうれい線の効果は個人差がある」

 結論:「PAOの使用がおすすめ」

 理由:「1日たった30秒口に咥えてブラブラ振るだけ」 

 具体例:「1日たった30秒口に咥えてブラブラ振る作業を3カ月継続したところ、お手軽にほうれい線が改善された。

  このように、まず具体例を考え、その具体例で最も適切な結論を導き出して主題を決めるのが論理的な記事を作成する上で効率的です。作成手順は、「具体例」⇒「理由」⇒「結論」⇒「前提」であり、記載順序は、その裏返しがポイントです。

まとめ

論理的な文章の書き方

⇒まず、文章の構成方法を理解する。

⇒その構成方法とは、「前提」「結論」「理由」「具体例」の記載順序で書く。

⇒作成順序は、この逆。すなわち「具体例」「理由」「結論」「前提」の順序。

 

以上