とある士業の知的な日常

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格ゲーをやりこみ続けた経験が、士業業務にどのように生かされたのか

僕は、とある法律事務所で働く士業男子🙈

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僕の主な仕事は、クライアントの意向に沿って法律文書を作成する仕事です。

この法律文書の作成は、専門性が要求される結構高度な業務です…

法律事務所に入ると、通常、指導パートナーの下で法律文書を作成しますが、パートナーが丁寧に仕事を教えてくれることは、

皆無です。

このため、自分でそのスキルを身につけなければなりません…そして、この業界に入って挫折して次から次へとこの業界から去っていく人が多いです…

そんな中で、僕は、この業界に入ってもう6年になりますが、なんとか一人前といえるくらいに業務をこなすようになりました…

その要因としては、以前にお話しした例のブラック法律事務所(下記の記事をご参照ください)での経験が大きかったこともありますが、それだけではないようです… 

www.mayaaaaasama.com

 

 では、仕事一筋でこれまでずっとやってきたからじゃないの?と言われるかもしれませんがそうでもないです…

 なぜかというと、僕は

 格ゲー廃人であるからです。

「格ゲー」とは、対戦相手を想定した格闘ゲームであり、代表的なものとして「ストリートファイター2」があります。

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 僕の格ゲー歴は20年以上です…

 この法律業界に入ってからも格ゲーにのめりこんでいました…相当のベテランです…休みの日は1日8時間くらいやりこんでいたこともありました。徹夜でやり続けたこともありました…格ゲーをやるための専用のテレビを購入したり、アーケードコントローラーを購入したり、後で分析するために対戦記録動画をとるためのレコーダーみたいなものも購入したりしていました…

 今では、格ゲーは、「e-スポーツ」の競技の一つにあり、代表的なものとして「ストリートファイターV」があります。僕も初期はこれをかなりやりこんでいました…

プロゲーマーに憧れた時期もありました… 

 僕は、格ゲー廃人であったにも拘わらず、なぜ、今の士業の高度な業務をこなせるようになったのだろう…と疑問に思いました…

 そこで、これまでの格ゲーで身に着けてきたことを振り返ってみました…すると、これまでの格ゲーで身に着けてきた経験が、今の士業業務のスキル向上に生かされているのではないかと気づきました…

 もちろん格ゲーばっかりやっていることにデメリットがあります…例えば、格ゲーばっかりやっていると時間に制約がありますし、眼精疲労もよくないですし、さらに上司やクライアントに趣味が格ゲーとか言いにくいですよね…

 しかし、そんなデメリットよりもむしろ効率よくスキルを向上できたことは、格ゲーをやりこみ続けた経験によるものが大きいと思いました。

 そこで、今回は、

 格ゲー廃人だった僕が、格ゲーをやりこみ続けた経験が、士業業務にどのように生かされたのかについてお話ししたいと思います。

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 この話は、単に士業という仕事に限定されず、それ以外の仕事にも当てはまるように思います。

 目次です…せっかくなので格ゲーの上達法についても個人の経験談を元に書きました。タイトルの結論だけを読みたい方は下記の「メリット」から読み始めるのがよいと思います。

 

格ゲーを上達するための方法…

 これまでの格ゲーの経歴と実績

 まずは、これまでの格ゲー歴とその実績を簡単に説明します。

 小学校に「ストリートファイター2」にハマり格ゲーにのめりこみ、中2の時に、「ストリートファイターゼロ2」にハマりとほぼスト2シリーズ一色でしたw

 その後、社会人になってからは大会に出場することに若干の抵抗があり、出場を控えていましたが、社会人になっても格ゲーをやり続け、「ストリートファイター4」では、「ウルトラストリートファイター4」、「ストリートファイターV」とやり続けました。社会人になってもスト2シリーズ一色でしたw

 あまり実績について書くと自慢しているようでなるべく避けますが、全国大会に出場経験がありますし、地元のゲーセンで50連勝くらいしたこともありますし、僕の対戦動画をyoutubeで変な外人が投稿したりすることもありますので、少なくともストリートファイターシリーズでは「上級者」であることは間違いありません…

 

 そして、ストリートファイターシリーズでは、使用キャラは、一貫してガイルです。

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 そう、あの待ち軍人です… ちなみに、ガイルがいないときは似たような戦術を使うナッシュです。

 格ゲーの上達に必要なことは?

 次に、格ゲーの腕を上達させるためにやってきたことを3つ挙げます。

 それは、「テクニックの習得」「知識の習得」「イミテーション」です。

 以下、順番に見ていきます。

 

 「テクニックの習得」

 ここでいうテクニックとは、主に、実戦でコンボ(一繋がりの連続攻撃)を決めることが挙げられます。

 

 僕は、これまでほとんどの使用キャラがガイルということもあり、ガイルを例にしてこのテクニックについて更にお話しいます。

 「ストリートファイター4」のガイルでいうテクニックとは、まず、

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 ガイルの必殺技である「ソニックブーム」を最速で出せることです。

 「ソニックブーム」は、レバーを左(⇐)に傾け、一定時間溜めてから、右に動かすと同時にパンチボタンを押すことにより発動されます…

 これだけ見ると、単純な操作ですが、これを早く撃つためには、どのくらい溜める必要があるのかを経験的又は感覚的につかめないといけません。

 この溜める時間(溜め時間)は、55f(フレーム)です。1f(フレーム)は、1/60秒なので、最速で発動できるための溜め時間は55/60秒です。この55/60秒をきっちり溜めるというのはすぐに習得するのは不可能であり、何発も何発も撃って体感的にこの時間に近づく必要があります。

 このため、「ソニックブーム」を最速で出すためには相当の訓練が必要です。

 ちなみに僕は、家庭用コントローラーで毎朝1時間は練習していましたし、寝るときもイメージトレーニングをしていましたw

 このように地道に同じ操作を的確にミスすることなく何度も繰り返し練習してきました。

 

 「知識」

 格ゲーに限らず、対人と競うゲームには、勝つための知識を習得する必要があります。例えば、将棋であれば、「詰将棋」であり、麻雀でいえば、「牌効率」のようなものです。そして、そのような「詰将棋」「牌効率」に該当するものが格ゲーにもあります。 

 それが、「フレーム」です。

 「フレーム」についてはこちらで分かり易く説明されています。

www.castelldefelsrugby.com

 フレームを簡単に説明すると、ゲーム内の時間を表す単位です(1/60秒)。

 各キャラは、そのキャラがもつ技(通常技、必殺技)ごとに、

 発生フレーム、硬直フレーム差というものを持っています。

 発生フレームとは、技の攻撃判定が発生するまでの時間を言います。

 硬直フレーム差にはガード時の硬直フレーム差と、ヒット時の硬直フレーム差の2種類があり、 

 ガード時の硬直フレーム差とは、

 その技を出したキャラが動けるまでの時間と、その技をガードした相手キャラが動けるまでの時間との差をいい、

 ヒット時の硬直フレーム差とは、

 その技を出したキャラが動けるまでの時間と、その技がヒットした相手キャラが動けるまでの時間の差をいいます。

 格ゲーに慣れていない方にとっては何のことかさっぱりわからないと思いますが、これを覚えると、

 相手キャラの特定の技をガードしたときに、確実に反撃できる(ヒットできる)使用キャラの技がわかります。このため、ガードしたときの反撃を確定できます。

 確実に反撃できるようになると勝率もアップします。このため、こういうフレームの情報を知っているの知らないのでは全然違ってきます…

 しかし、このフレームの知識量は半端じゃないです。というのも、1キャラ当たり40種類の技を持っており、キャラ数は40キャラくらいいますので、160種類の技のフレームを覚える計算となります…

 しかし、この知識を持っているか持っていないかで明らかに差が出てきます…

 

 「イミテーション」

 「テクニック」と「知識」を習得したところで、さあキャラを動かそうということになりますが、どのように動かせば上達できるでしょうか。

 我流で適当に動かすことは危険です…

 そこで、上手いプレイヤーの動き方をひたすら真似ること(イミテーション)が重要です。

 プレイヤーの動きは、youtube動画やそのプレイヤーの配信動画で見ることができます。

 そして、上手いプレイヤーの動きを見て、その動作一つ一つに、なぜそのプレイヤーは、そのような動きをしたのかを徹底的に考えます。

  ストリートファイター4のときには、「Blue emblem」という上手いガイル使いがニコニコ動画で配信していたので、彼の動きを徹底的に真似ました。

 

 

com.nicovideo.jp

 

 こんな感じで、僕は、「テクニックの習得」「知識の習得」「イミテーション」の3つの要素をバランスよく向上させて、格ゲーを上達させていきました…

  

メリット…

 では、以上のように、格ゲーを上達させるためにやってきたことを3つのポイントに分けて説明しましたので、ここからは、格ゲーをやりこみ続けたことによる仕事上のメリットについてお話ししようと思います。

 格ゲーの上達法は、仕事のスキルの上達法と基本的に一緒である…

 先ほど、お話ししたように、格ゲーの上達法のポイントには「テクニックの習得」「知識の習得」「イミテーション」がありましたが、仕事のスキルの上達の方法もまたこれと同じです。

 ここで、特に大事なことは、「イミテーション」です。

 すなわち、士業業務である書類作成において、一番重要なことは、ベテランの書き方を真似ること(イミテーション)です。そして、一字一句なぜそういう表現を使うのか自分なりに分析して真似ていく…

 これは、丁度上手い格ゲープレイヤーの動きを、なぜそういう動きをしたのか考えて真似るのと同じように…

 というか、

 おそらく、書類の作成に限らず、ほとんどの仕事において、スキルを磨くのは、ベテランの仕事を真似ることなんです…

 イミテーションが重要であることは格ゲーを通じて学びました…

 勝負ごとに強くなる…

 僕はスポーツはしないですし、ギャンブルもしません。勝ち負けのほとんどはゲームです。僕はゲームの大会に出場した経験もありますし、ゲームとはいえそこで勝負ごとに勝ってきました…そういう経験のおかげ勝負ごとに強くなりました…

 士業業務においても勝負というものはあります。例えば自分のクライアントと、行政機関との戦い。なるべく具体例は避けますが、行政機関の主張をいかに論破して勝利を勝ち取るか。そういう戦いにおいても、これまで勝ち続けていたという経験は心強いものです。

 

 人読みが上手くなる…

 格ゲーにおいて、同じ対戦相手と何戦もしていると、その対戦相手の独特の癖というものがあります。そして、その癖を知ったうえで、臨機応変に対応して対戦すると効率よく勝率が上がります。こういう人読み、人の癖を見抜くことが格ゲーを通じて上手くなりました。

 士業業務においても人読みは重要です。というのは、クライアントごとに独特の癖があるからです。あるクライアントにはよしといえる書類であっても、別のクライアントではだめといわれることもあります。そういうものを早めに察知して臨機応変に対応することで、難なく業務を処理できます。こういう人読みの経験は、格ゲーを通じて上手くなりました…

 仕事もゲーム感覚になる…

 格ゲー廃人なので僕の脳はゲーム脳かもしれません。

 仕事をゲームとしてとらえられるようになっています。簡単な例でいうと、法律文章の中で、3段論法があるとします。3段論法とは、「ソクラテスは人間である。人間はみな死ぬ。故にソクラテスは死ぬ。」などのAだから、B、そうするとCというものです。僕はそういう論法を格ゲーでいうコンボのようにとらえています。この例では3コンボです。AだからB、そうするとBだからC、そうするとCだからDは4コンボです…こんな感じで、文章(論理)を考えるときも格ゲーの要素が出てきたりします。

 また、格ゲーとは関係ないですが、仕事がたまるとテトリスのようなイメージが出てきたりもしますw

 なんというかこういう感覚となるので、仕事が多少楽しくなったりもします。

 

 このように、僕は格ゲー脳に侵されているようですが、それによって士業業務のスキル向上に活かされていると思えてなりません。

 以上