特許

零細の特許事務所に2年間勤めてきたのだが、とんでも壮絶ブラックすぎて退職した話-中編-

更新日:

僕は、とある法律事務所で働く士業男子🙈

僕は、

丁度、今から2年ほど前に、

関西にある、零細の法律系事務所を退職しました…

その退職した法律系事務所は、

なんと、

入所してから1年以上勤めてきた所員(秘書を除く)の数が、

100人中8人…

僕はそこに2年間勤めてきたので、

その光栄な8人のうちの1人となったのです…

なぜ、それほど人が次から次へと辞めていくのか…

それは、

この事務所には、魔物がいるからなのです…

詳しくはこちら…

ちなみに、初めて見た人には何が何だかさっぱりわかんないと思うので、簡単に説明すると、この事務所には、小柄で杖をついて歩いてそうなお爺ちゃん所長と、目がぎょろっとして大柄で気難しそうな寡黙なおじさん副所長がおり、この二人の組み合わせは、見た目的に、

ドラクエ4のピサロのてさきと大目玉

©㈱スクエアエニックス

 

そして、実際に事務所に入ると彼らは人間ではなく、魔物でした…

更に、この事務所には裏ボスが存在しており、それが、所長夫人…

 所長夫人は、見た目80歳くらいであり、橋田寿賀子が茶髪になったような容姿をしており、所長でも抵抗できないほどの権力者である…

 所長夫人は、この事務所のボスで、罵声し、罵倒し、横柄な態度で欲望の赴くままに行動し、所員を食い物としている…

 まさにこの所長夫人は、

デスピサロ…

©スクエアエニックス

 

僕は入所日にいきなりこんな環境で働かざるを得ない悲惨な状況に置かれることになりました…

畜生あのエージェントのハゲ野郎…

今回は前回からの続きのお話です…

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 目次です…

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ホイミン…

この法律系事務所の中で、法律の実体的な仕事をするのは、所長と、副所長と、30代前半の若手の男性と、僕の4人…

この30代前半の若手の男性は、見た目がメタボぎみである…何かこういう事務所特有の仕事ばっかりしていた運動していないような感じの人に見える…

彼も魔物なのか…

彼の席は、丁度僕の席の右隣だ…

入所日に、僕はとまどいながら彼に話しかけると、

「一人で寂しかったんですよ~是非仲良くしてください!」と

「経験豊富なんですね。ぜひ色々教えてください!」

めっちゃ人懐っこい…

よかった…どうやら彼は

魔物でないようだ…

彼は年下であり、経験年数も僕の経験年数より小さいから平身低頭だ…。

そんな彼が、僕にぜひなかまにしてくださいといいたげな様子である…

ん?

これは…

あれだ…

所長がピサロのてさきで、副所長がおおめだまならば、

彼は、

ホイミンだ…

彼もなんか見た目魔物そうだけど、悪い魔物ではなさそうだ…

そして、僕に

なんとホイミンが仲間になった…

ホイミンとの昼ごはんで…

僕とホイミンは、入所日の昼ごはんを一緒に過ごしました…

ホイミンは、すでにこの事務所にやってきて2年くらいたつそうです…先ほどお話ししたとおり、この事務所では、入所してから1年以上勤めてきた所員(秘書を除く)の数が、100人中8人…そうすると、この事務所に2年いるということは相当すごい方…

そんなホイミンが、この事務所で所長と所長夫人とうまくやっていくコツのようなものを僕に教えてくれました…

それは、所長と所長夫人と一緒にランチにいくこと、そして所長が帰るまで事務所にいること、所長夫人に気配りができるようになることでした…

え?

仕事の能力とか全然関係ねえじゃねえかああああああ

僕はなんであんなに頑張って資格もとったのにこんなとこ来たんだろう…

なんか

泣けてきた…

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そして、所長か所長夫人に嫌われると、仕事を一切回してもらえなくなるらしい…

かつて在籍した多くの人は、仕事を回してもらえず辞めていったそうです…

副所長はただそれをぎょろっとした大きな目で眺めるだけ…

初日にいきなりこんなプレッシャーですか…

気がめいるわ…

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なんとホイミンが…

そして、午後からまた仕事です…

とにかく僕はここに何年いられるかわからないけど、ここで頑張ってスキルを上げようと思いました…

さあ、レッドブルも飲んだし、

さあやるかと思って、

ふと右隣のホイミンを見ると、

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え?

なんと、

ホイミン…

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寝てる…

おそらくキーボードをたたいているうちに眠ってしまったのだろう…

確かに昼ごはん食べた後は睡魔というラリホーが襲ってくるけど、

寝ると、所長や

婆さんが

黙っていないよ…

やばいよ…

婆さんが

巡回してこっちにやってくる…

僕はことの成り行きを恐る恐る見守っていると、

婆さんがこっちにきそうな気配をホイミンは感じたのか

なんと起き上がり、

正常運転…

入所日の彼は終始こんな感じでした…

そして翌日も翌々日も…

僕は、

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わけがわかりません…

しかし、この事務所は売上とか仕事をどんなけこなしてるのかは関係なく、

ただ所長と所長夫人に気に入られれば居させてもらえるようです…

そして、ホイミンは

こんなブラック事務所で

ねるというとんでもない博打を起こすのですが、

上手くかわしているのか、

それとも所長と所長夫人は見て見ぬふりをしているのか

わかんないですが、

とにかく所長と所長夫人に気に入られているようで、

なにもおこりません…

そして、始終寝てる彼からはなにも生み出されません…

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なんだこりゃ!?

もうわけがわかんねえ

ただ…

彼は、ホイホイ眠る…

そういう意味でも

ホイ眠だよ…

ワシの精密機械になれ…

僕は所長から与えられた書類の作成を終えたので、書類を所長に提出しました…

所長は相当チェックに厳しいと聞きます…

僕は恐る恐る所長のチェックの成り行きを見守っていました…

そして、所長自ら書類が僕に渡されました…見てみると、1字1句細かく見られています…

書類は大体20頁ですが、もう所長の赤鉛筆の書き込みがいたるところに書かれています…

僕は、この事務所に来る前にもうすでに3年の経験年数があり、前の事務所でもチェックなしでクライアントにて書類を提出していたので多少の自信があったのですが、もう僕の文章はめったうちにされました…

もちろん、誤記や「てにをは」などの修正は必要ですが、なんか所長の独特の表現に書き換えられていました…それが何か法律的に有効なのかはよくわかりませんが…

そして、僕は所長に打合せ室に呼ばれて、マンツーマンで指導を受けました…そこで、所長に言われたのが、「わしの精密機械になれ」ということでした…

所長が書く表現、文章構成を一字一句完全にコピーしろというものです…

そして、その表現がずれていたり、文章構成が上手くなかったら何度もやり直しです…前の事務所では所長のチェックなしで通ったものが、この事務所では10回以上チェックを受けたりしていました…そして、チェック回数が増えるごとに所長のイライラ度も増していきます…

もうこれは気がめいります…

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しかし、僕はスキルアップのために、必死でこの作業を2年間勤めてきました…今思うとぞっとします…もう二度とやりたくありません…

そのとき、僕は

ピサロの手先の手先でした…

所長と所長夫人とのランチタイム…

所長は、書類を小説のように作品ととらえています…なので、書類が法律的に体裁が整ってても、それでは満足せず、素晴らしい作品ができるために何度もやり直しさせられます…売上とかそういうのは度外視です…

なので、一日の仕事はいい作品を完成させるために何度もやり直しをする作業です…

そして、その合間の50分ののラインタイム…これが解放の時間のように思えますが、この時間は、所長と所長夫人に呼ばれて僕はホイミンとともにランチに行かざるをえません…

正直、1日でこれが一番きついです…

所長と所長夫人は仲がいいわけでないのに、一緒にランチに行きます…なので、僕らは、ランチの間、機嫌の悪い所長と所長夫人のご機嫌気取りをしないといけないのです…

そして、ホイミンはそういうところがべらぼうに上手い…

まさに彼は所長と所長夫人を癒す存在…

やはり彼は傷ついた味方にホイミを唱えるホイミスライムです…

それに対して、僕はそういうご機嫌気取りが上手くできず終始無言…とりあえず相槌をうっとき、なんか退屈そうに見せないように笑っておく…

何も発せず、僕はその場で彷徨っています…

彼がホイミンなら僕は

さまようよろい…

そして、ランチの間に、婆さんから説教されることもあります…

もちろんランチは自腹…

もう勘弁してくれ…

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これが2年間続きました…

所長が帰るまで帰れま10…

一応事務所の表向きの定時は夜6時となっていますが、定時退社したことはほとんどありません…なぜなら、副所長もホイミンもみな所長が帰るまで残っているからです…そして、定時に帰ったりすると、所長は翌日むっと機嫌が悪くなります…それが続くともう事務所にいられない…それで次から次へと人が辞めていったのです…

所長はもう還暦をとうに超えているのですが、体力はばりばりあります…そして毎日夜10時くらいまでいます…たまに早く帰るときもありますが、早く帰ると副所長が所長に告げ口します…

そうすると僕たちは夜10時までいなければいけません…もう夜8時くらいには「頼む所長帰ってくれ…」と願いますが所長はなかなか帰ろうとしません…そしてふと右隣を見ると、

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やっぱり寝てる…

なんで

なんで

僕だけこんなに仕事しないといけないんだ…

泣けてきます…

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これが2年間続きました…

副所長との飲み…

たまに副所長が、僕とホイミンを飲みに誘います…その飲みの話のほとんどが、

現所員又は過去の所員の不幸話です…

とある秘書は、今所長夫人と仲が悪いからもうすぐ辞めるとか、過去にいた所員は、こういう理由で辞めていったとか、もうそんな話がほとんどです…

どうやら所長はそういう他人の不幸話をお酒の肴にして楽しんでいるように見えます…

正直、全然楽しくありませんでした…

こんな感じで、僕はこの法律系事務所を2年頑張ってきました…それはやはりこの所長の下で指導を受ければ必ず腕がつくだろうという目論見があったからです…しかし、2年くらい経過しようとしたとき、僕はもうこの事務所に限界を感じて退職しました…それには決定的な出来事があったのです…そのお話は後編で…

後編に続きます…

零細の特許事務所に2年間勤めてきたのだが、とんでも壮絶ブラックすぎて退職した話-後編-

開業予定の特許事務所です。お仕事の依頼があれば是非!

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