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零細の特許事務所に2年間勤めてきたのだが、とんでも壮絶ブラックすぎて退職した話-前編-

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僕は、とある法律事務所で働く士業男子🙈

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月曜日からしばしば土曜日までスーツ姿に着替えて、オフィスデスクに着席し、

ほぼ同じ姿勢で、パソコンに向かい、無表情で、文章を作成する仕事に従事します…

僕は、

現在、そこそこ大きめの法律系事務所に勤め、士業ライフを満喫していますが、

そこまでに至る経歴は壮絶なものでした。

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その経歴の中で、

僕は、

丁度、今から2年ほど前に、

関西にある、零細の法律系事務所を退職しました…

 

その退職した法律系事務所は、

なんと、

入所してから1年以上勤めてきた所員(秘書を除く)の数が、

100人中8人…

 

僕はそこに2年間勤めてきたので、

その光栄な8人のうちの1人となったのです…

 

なぜ、それほど人が次から次へと辞めていくのか…

それは、

これからのお話を読めば

自ずとわかっていただけると思います。

 

大体、一般的な零細ブラック企業というのは、

松本人志が生み出す不条理ワールドであり、

独裁者と、その独裁者に従う貧民で構成された共産国家でもあり、

占領者と、その崇拝者と、その下で働く奴隷で構成されたマッドマックス怒りのデスロードのような世界でもありますが、

この事務所もそのような類です… 

 

これは、日本社会という大きな集団から完全に閉ざされて見えない小さな社会でのお話しです…

 

目次です。

 

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転職エージェント…

 僕は、この零細法律系事務所に勤める前に、また別の法律系事務所に勤めていました…

 しかし、その法律系事務所も壮絶ブラックでした…そこに、僕は3年間勤めてきました…ここにいてももうこれ以上得ることもないし、その時に僕はとある士業の資格も取得したことだし、ホワイトな環境で、しかもスキルアップができる環境に移りたいと思い、転職を決意しました。

 しかし、法律系事務所はブラックが多いということを僕は知っており、僕は、また変な法律系事務所に移ることになるのだけは絶対に避けたかったので、ここは、そういう実情に精通した転職エージェントに頼もうと決めました…

 そして、インターネットの広告で見かけ、規模もそこそこある転職エージェント会社に募集をかけました。まずは、僕は、その転職エージェント会社のエージェントと、喫茶店で軽く面接をしました。

 実際に会ったエージェントは、スキンヘッドのおじさんで何か親しみやすそうな方でした…なんか百田尚樹に似た容姿でした…

 

 僕は、そのエージェントに、特に、ホワイトな環境で、スキルアップができる法律系事務所を紹介してほしいと頼みました…

 すると、そのエージェントは、小規模ながらもアットホームな雰囲気で、事務員の定着率もよく、関西で指折りの実力者である高齢の所長自らワンツーマンで指導してくれる関西の法律系事務所があると話してきました…

 そのエージェントは、めっちゃその法律系事務所を推します…

 しかし、その法律系事務所の名前は、聞いたこともないような名前です。不安です…

 いや他にいい事務所ないですかと僕が言っても、そのエージェントは、結局その法律系事務所を推します…

 そして、そのエージェントは、それ以外の法律系事務所は、ああいう理由でだめだとかこういう理由でだめだとかめっちゃ否定します…しかし、その法律系事務所についてはネガティブなことは一切言いません…そのエージェントは、その事務所にとにかく面接を受けたらどうだとまで言ってきます…

 僕は、このエージェントのその法律系事務所のごり押しに違和感を覚えました…しかし、そこは、定着率もいいようだし、経験豊富なベテラン所長に指導も受けられるからスキルアップもできそうです…れに所長は爺さんみたいだから優しいだろうな(勝手な妄想)

 

 そこで、僕は、エージェントの言う通り、その法律系事務所に履歴書等を送り、面接に行くことになりました…

面接してきた…

 今回面接で会うのは、所長と副所長のお二人。規模が小さいだけにいきなりナンバー1とナンバー2との面接です。

 僕は、秘書に案内された応接室で待機し、しばらく所長と副所長の二人が来るのを待っていました…どんな人だろうか…写真も見たことがありません…緊張で一杯でした…

 すると、所長と副所長が姿を現しました…

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 所長は、小柄で杖をついて歩いてそうなお爺ちゃんで、副所長は、目がぎょろっとして、大柄で気難しそうな寡黙なおじさんでした…

 なんか、この所長と副所長のアンバランスな組み合わせに凄い違和感を感じました…

 なんだろうこの組み合わせの違和感…

 なんか、この組み合わせって、

 ああ

 あれだ…

 ドラクエ4の最初のボスである、ピサロのてさきと大目玉…

ピサロのてさきと大目玉があらわれた!?

 ピサロのてさきが小柄な爺ちゃん所長で、大目玉が目玉がぎょろっとした大柄な副所長…

 やっていけるのか…こんなところで…

 初見のイメージでは不安でいっぱいでした…

 しかし、そのとき話してみたときは、決して、敵ではなく、魔物ではなく、なんか感じのよさそうな人達でした…

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 めっちゃフレンドリーでした…

 そして、もう地元の京都の話などの雑談で僕ら3人は意気投合し、その場で内定を頂き、所長からは、じっくり丁寧に仕事を教えてくれるとまで言ってもらいました。

 こんな気さくな所長と副所長の下だと、事務所内もまったり雰囲気だろうし、指折りの実力をもつ所長自ら教えてくれるんだからストレスなくスキルもめりめり上がっていくだろう…

 僕はこの法律系事務所でやっていこうと決めました…

 

 しかし、この法律系事務所に実際に入ってみると…

 やはり彼らは魔物でした…

エージェントはとんでもない魔物…

 ここは、離職率がとんでもない事務所なのです…後で聞いた話ですが、あのエージェントは、離職率が桁違いに高いこの事務所を積極的に勧めて、紹介料をがっぽりと稼いでいるらしいです。次から次へ人が辞めていくので、事務所もまた人を雇わざるを得なくなります。そうすると、人を雇うために、事務所もこのエージェントに紹介された転職希望者を雇っていくというわけです…

 日本社会から隔離されたこのわけのわからない事務所に、エージェントは次から次へと無慈悲に転職希望者を連れて行く魔物だったわけです…

 それは、ドラクエ4で、イムルの村の子供たちを、大陸から隔離された湖の塔に潜むピサロのてさきの元へ拉致するように…

 僕もまた、エージェントのハゲに騙されました…

 そして、何度もいいますが、やっぱり所長と副所長は、魔物でした…

 しかし、それだけではありません…

 この事務所には、さらにピサロの手先よりも大物のボスが潜んでいるのです… 

初日で裏ボス登場…

 入所日。まずは、事務所の人たちに挨拶をしました…秘書は、ほぼおばちゃんでした…まあがっくりしましたがそこは仕方がないです…

 そして、笑顔の所長に呼ばれて、今日から頑張ってくれと念押しされました…僕は、その時やる気で一杯でした…

 しかし、この事務所のレイアウトに違和感を感じました…

 所長のスペースよりもはるかに大きなスペースがあるのです…スペースというかそれはもう一つの部屋です…おそらく2Kくらいの部屋です…そして、そのスペースの中には、裁縫グッズとか、アイロンとか、ファッションカタログとか、法律とは無縁といえるものがあちこちとおいていました…

 何だ?この部屋は?

 と不思議に思っていると、のっさのっさと婆さんが姿を現しました…

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 その婆さんは、小柄ながらも、何か首に重たそうな真珠のネックレスをぶら下げており、

 浪速の商店街かどっかで売っているようなド派手な花柄の衣装を身にまとい、

 横柄な出で立ちで、

 見た目80歳くらいであり、橋田寿賀子が茶髪になったような容姿をした、

 なんか見た目からしてもう関わりたくないような婆さんでした…

 

 

 後で、僕はその婆さんに恐る恐る挨拶に行くと、

 その婆さんは、初対面でいきなり、

 「あんたさっき挨拶せえへんかったやろ~」

 と厳しい口調で激高されました…

 うわああああああ

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これからこの婆さんと関わらなきゃいけねえのかよ…

まずはここで絶望が始まりました…

 この婆さんこそ、この事務所の大ボスです… 

 その婆さんは、所長の夫人ですが、所長もこの夫人には抵抗できないようです…まさに所長はピサロのてさき…

 そして、この婆さんは、総務をやっているらしく、あの広すぎるスペースは、所長夫人のスペースだそうです…

 それに対して、副所長のスペース…

小さすぎる…

 

それに副所長には、ほかの所員と違ってパーティションで区切られているけど、

パーティションの高さが、

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低すぎ…

副所長でしょ?この方…

50代の大ベテランでしょ?

何でこんなに低いの…

丸見えだよこの人…

なんか

泣けてきた…

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裏ボスの罵声…

そして、僕は早速所長に呼ばれて、初仕事を任せらます。ここでの初めて担当する案件…しっかり頑張ろうと思い取り組みました…

その矢先、僕の席の背後から、あの婆さんが、

電話で何か罵倒する声が聞こえます…

どうやら電話先の相手は、取引先の銀行員相手のようです…

しかし婆さんの罵倒は止まりません…

そして、

 

「そんなんやからお宅の銀行はちっこいままやねん!」

もう丸聞こえです…

なんだ?この事務所は…

もう

仕事に集中できねええ

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裏ボスのとんでも行為…

ようやく、電話も終わったようです…

僕は仕事に集中しようと集中力を高めます…

すると今度は、

婆さんの部屋から

掃除機の音が…

婆さん…

もう勘弁してくれ…

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更に婆さんの破天荒な振る舞いは続きます…

僕はトイレに行きたくなり、トイレに向かいました…

僕は、僕の席から、トイレに行くには婆さんの広いスペースの傍を通らなくてはいけません…

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 そこで、

僕は通りたくないのですが、

トイレに行くために、婆さんの部屋の傍を通りました…

すると、

婆さんは

よく見ると、

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首にストップウォッチをぶら下げています…

これは、所員が席を立って、トイレに入り何分で戻ってくるかを測るためのようです…

どうやら僕は徹底的に婆さんに監視されているようです…

そして、ちょっとでもトイレから出てくるのが遅いと、

「あんた遅いやないかさぼってるんか?」

いちゃもんをつけられます…

もう

神経がめいります…

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まさかデスピサロがいるなんて…

そして、この婆さんは

自分の部屋で総務の仕事の傍ら、裁縫したりファッションカタログを読んだり好き放題しています…

何か、この婆さんの生活を満たすために、僕ら所員は奴隷のように働かされている…

まさにこの婆さんは、デスピサロです… 

初日に僕はこれだけのパンチを食らったのですが、

そのトンデモ具合はまだまだ続きます…

それは中編に続きます…

 

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